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63 京都の奥座敷・大原三千院

THE GENERAL KYOTOに宿泊した翌朝。普段は電車で来ることが多い京都なのですが、今回は珍しく車で来たので車のほうが行きやすいところに行こう。と思い京都でも北東の端、大原の三千院を訪ねることにしました。

京都駅からはかなり離れ、鉄道線からも大きく離れた山奥にあることがわかります。

20年以上前に妻といったような気がするのですが、現地に行っても全く思い出すことができませんでした笑

四条からは30分強で大原に到着。山間ですが観光客で賑わう地域。三千院の近くにも駐車場はありますが、国道沿いの駐車場に停めて少し歩きます。

京北の山を眺めながら坂道を登っていくと三千院の御殿門に到着。御殿門の前は桜の馬場という名の通り、門を桜が彩ってくれていました。

三千院は8世紀の延暦年間に天台宗の開祖最澄によって一宇を構えたことを起源とします。名前も幾度か変えながら、比叡山から幾度か転々として明治4年にここ大原の地に落ち着いて現在に至っています。

お茶を楽しめる庭園 聚碧園

宸殿などの建物内は撮影禁止ですが、庭園は撮影可能とのこと。客殿の庭園聚碧園は17世紀に茶人金森宗和が改修したとされる池庭。お抹茶券を買えば抹茶をいただきながらゆっくりこの庭を眺めることができます。なんと雅で贅沢な時間でしょう。

三千院といえば!わらしべ地蔵とご対面

三千院の源と言われる国の重要文化財、往来極楽院。写真は撮れませんが阿弥陀三尊像が祀られています。こちらの建物の南側、池のほとりは苔むす庭園となっているのですが、ここに三千院といえば、のお地蔵様がいらっしゃいます。

そう、わらしべ地蔵!仲良くならぶ子供の地蔵。なんとも可愛らしいですね。三千院といえば、といいましたが昔からここにあるわけではないそうで、杉村孝さんという石彫家が彫られたもので歴史は浅いようです。

こちらにもこちらにも。わらしべ地蔵は三千院内に6体あるそうです。わたしは全部探せませんでしたが、みなさん是非コンプリートを目指してください。

階段を登り金色不動堂・観音堂へ

わらしべ地蔵のいる苔むす庭園を過ぎれば弁財天様。ここから少し階段を登り、金色不動堂に向かいます。

平成元年に建てられた歴史の浅い建物。金色不動明王を本尊とします。ここの前の茶店では無料で紫蘇茶が振る舞われています。赤紫蘇は大原の特産品。お茶にしたり、柴漬けに使われたりしています。柴漬け発祥の地こそ大原なのです。

最も東に位置する観音堂。お堂の脇には無数の小観音様の祭られている棚が!もう少し近くで撮りたかったのですがひとつひとつの観音様の下に奉納した方のお名前が刻まれていたので控えました。ここで多くの人たちが厄災の忌避を願っとことの証です。

ここにもいた子供地蔵!

観音堂から降りてきて律川という川を渡るとここにもおさな地蔵というかわいいお地蔵さんたちがいます。

こちらのお地蔵さんは鳥が乗っていたり

木の下部の下で小人のように佇み微笑みかけてきたりなんとも微笑ましいです。三千院はこうしたお地蔵様の宝庫です。

大原女の小径で帰路へ

三千院をしっかり堪能した後は大原女(おおはらめ)の小径を通って帰ります。大原女とは大原産の薪を売る行商の女の子と。まさにそれをこの地蔵?が表しています。

国道に降りる手前には土産物店があります。おいしそうな団子が…!でもお昼ご飯が入らなくなるかも。がまん…

食べてしまいました。朝はコンビニパンでかるくだったので空腹に耐えかねました。甘い味噌だれが美味しい。岐阜の五平餅に似てるかな?

ありがたい神仏はもとより、苔むす庭園や可愛らしい地蔵様も拝むことができる見どころたっぷりの三千院。6月には紫陽花も見事だそうです。みなさんも是非一度足を運んでみてください。

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