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開発コラム:AWS認定資格に挑戦しよう!

今回の開発コラムは、医療DXサービスでも活用されているAWSの認定資格について紹介します!
キヤノンITソリューションズではしっかりとした技術力で、使用していただくお客様に安心・安全を提供するために、日ごろからAWSやクラウドなど、DXに関する技術習得をおこなっております。

今回はAWSの資格を多く取得している、クラウドサービス推進部の原さんにAWS認定資格とその学習方法について、紹介していただきます。


医療DXの開発を担当している、クラウドサービス推進部の原です。
今回はAWS認定資格とその学習方法についてご紹介します。

はじめに

AWSの学習を始めた方や、更なるスキルアップを目指す方で、まず何から勉強すればよいか分からず迷われたことはないでしょうか?
具体的な目標があればそれにフォーカスして勉強できると思いますが、漠然とAWSの学習やスキルアップをしようとすると、膨大な数のAWSサービスが存在するため、手を付けづらく、なかなか学習が進まなくなってしまいます。
そこでAWS学習の目標として、AWS認定資格の取得をおすすめします。AWS認定資格は役割別で用意されており、難易度も段階的に分かれているので、ご自身の学習目標にあったものを見つけることができます。
AWSの唯一の公式認定資格ですので、合格すれば、知識・スキルの証明になります。さらに、すべてのAWS認定資格を取得した方(AWS Partner Networkに参加)は「Japan AWS All Certifications Engineers」として表彰されます。
2023年にはキヤノンITソリューションズ株式会社から2名を表彰していただきました。

次にAWS認定資格とその学習方法について詳細をご紹介します。

AWS認定資格とは

AWS認定資格はAWSのベンダー資格であり、2023年10月時点で4種類の難易度、12の認定と1つのベータ認定が提供されています。
それぞれテストセンター等で認定試験を受験し、合格すると資格を取得できます。出題形式は選択問題となっており、正しい選択肢を1つ、または複数選択して解答します。

詳しくはこちらをご覧ください。

AWS認定の種類

FOUNDATIONAL認定

AWSクラウドの基礎的な知識を証明する認定資格です。AWSを初めて学習する営業や企画などのエンジニア以外の方におすすめの資格です。

■AWS Certified Cloud Practitioner (CLF)
唯一のFOUNDATIONAL認定であり、AWSサービスの概要やAWS全般に関する基礎的な知識が求められます。

ASSOCIATE認定

AWSクラウドの知識とスキルを証明する認定資格です。AWSを初めて学習するエンジニアの方におすすめの資格です。

■  AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA)
設計者向けのAssociate認定であり、可用性やセキュリティ・コスト削減など幅広い知識・スキルが求められます。
■ AWS Certified Developer – Associate (DVA)
開発者向けのAssociate認定であり、LambdaやDynamoDBなどアプリケーション寄りの知識・スキルが求められます。
■  AWS Certified SysOps Administrator – Associate (SOA)
運用者向けのAssociate認定であり、CloudWatchなど監視やロギング・セキュリティ等の知識・スキルが求められます。
■AWS Certified Data Engineer - Associate(ベータ試験)
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-data-engineer-associate/

PROFESSIONAL認定

AWSクラウドの高度な知識とスキルを証明する認定資格です。AWSをある程度経験し、知識・スキルを深めたい方におすすめの資格です。

■  AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP)
設計者向けのProfessional認定であり、マルチアカウントやオンプレとの連携など幅広い高度な知識・スキルが求められます。
■  AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP)
開発者/運用者向けのProfessional認定であり、CI/CDや監視など開発・運用に関する高度な知識・スキルが求められます。


SPECIALTY認定

AWSクラウドの専門的な知識とスキルを証明する認定資格です。専門家としてさらに深く掘り下げた知識を習得したい方におすすめの資格です。

■  AWS Certified Advanced Networking - Specialty (ANS)
ネットワークの専門知識(VPC、Route53など)が求められます。
■  AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS)
データ分析の専門知識(Kinesis、Redshiftなど)が求められます。
■  AWS Certified Database – Specialty (DBS)
データベースの専門知識(RDS、DynamoDBなど)が求められます。
■  AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
機械学習の専門知識(SageMaker、一般的な機械学習など)が求められます。
■ AWS Certified Security – Specialty (SCS)
セキュリティの専門知識(IAM、KMSなど)が求められます。
■  AWS Certified: SAP on AWS – Specialty (PAS)
SAPの専門知識(一般的なSAP、AWSへの移行など)が求められます。

学習方法

受験に向けて、以下のような流れで学習を進めます。

【準備】

AWS認定試験ごとに試験ガイドが公開されており、試験範囲や出題比率が掲載されています。まずは試験ガイドを確認することで、認定試験に向けて何を重点的に学習していけばよいかが分かります。また、試験ガイドとともにサンプル問題も公開されており、10問ほどの解説付きの問題で出題イメージの把握や理解度チェックを行えます。

【学習】

試験ガイドにて出題テーマや頻出AWSサービスを確認したら、そのAWSサービスの公式ドキュメントやFAQを読むことでどのようなサービス・機能かを学習します。また、AWSクラウドサービス活用資料集という公式サイトで各サービスの詳細資料等を参照することができます。
ドキュメントだけでなくセミナーやトレーニング、動画による学習コンテンツも多数公開されています。AWS公式トレーニングやAWS Skill Builder、AWS公式YouTubeチャンネル、AWS主催イベントやウェビナーなど多種多様なコンテンツの中から学習していくことが可能です。

【実践】

座学だけではなかなかイメージしづらい場合、実際にAWSを操作するハンズオンも学習としては効果的です。AWS Skill Builderの有償ハンズオンコンテンツ(AWS Builder Labs)の利用や、ご自身のAWSアカウントでハンズオンを実施することが可能です。AWSハンズオンコンテンツはJP Contents Hubなどで公開されています。AWSアカウントには無料利用枠が設定されており、期間や条件を満たせば利用料金を抑えることが可能です。

【演習】

ある程度学習が進んだら、練習問題に挑戦します。前述のサンプル問題や、AWS Skill Builderで公式練習問題集が公開されており、解説付きの問題で学習成果を確認することができます。練習問題では、正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢についてもなぜ不正解なのかを解説に記載の公式ドキュメント等で確認することをおすすめします。

【受験】

ハンズオンや練習問題にて学習内容が身に付いたことを確認したら、資格試験に挑戦します。

おわりに

今回はAWS認定資格とその学習方法についてご紹介しました。
・AWSを始めたい
・AWSのスキルアップを目指したい
・AWSの知識・スキルを証明したい
という方は、これを機にAWS認定資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。

キヤノンITソリューションズではAWSを使用した、高い技術力を元にDXにお役にたてるソリューションを多数ご用意しております。

■医療
AWS・情報セキュリティ・医療情報ガイドライン(3省2ガイドライン)に精通したコンサルタントによる支援

■クラウドインテグレーションサービス for AWS

なにかお困りごと、相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

※本記事に記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
※本記事は2023年9月時点の情報です。

■参考URL
AWS試験ガイド(AWS Certified Solutions Architect – Associate)
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
AWSサービス公式ドキュメント(EC2)
https://aws.amazon.com/jp/ec2/
AWSクラウドサービス活用資料集
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
AWS Skill Builder
https://skillbuilder.aws/jp
AWS公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCnjKWUK2t5QJYfeqqilhJhQ
AWSトレーニングイベント
https://aws.amazon.com/jp/training/events/
AWSハンズオンコンテンツ(JP Contents Hub)
https://aws-samples.github.io/jp-contents-hub/
AWS無料利用枠
https://aws.amazon.com/jp/free/

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