ライブ告知4

ここは何処?わたしは誰?何故ライブ?⑧

どうにかこうにか楽器や声をパソコンで録音できるようになった頃のこと。 Eightman様が「風想」というご自身のオリジナルソングをアップして歌い手を募集されました。

私は歌う気は全くありませんでしたが、「ループの神」と崇めるEightman様の曲だったので迷わず再生ボタンを押しました。

するとどうでしょう。ワンコーラスが終わるあたりで、もう地声で歌っているではありませんか。そんな自分にびっくり&あんぐり。「これ、私の歌だわ…(@_@)♪」

その時アップしたサウンド・ノートがこちらです。https://note.mu/candycandy/n/n3817f25d151d?magazine_key=m44cc572f447c

それにしても不思議。どうしてあの時、急にそんな勇気が湧いたのかしら。Eightman様が舞濱りん様とタッグを組んでお作りになったこの「応援歌」が、私をチア・アップしてくれたような気がします。この「風想」という歌には、そういうパワーが宿っているのでしょう。

一方、パソコンから流れてくる自分の歌声は、相変わらず蚊が鳴くように細く、子供っぽいものでした。それでも、たまらなく懐かしく、抱きしめたいほど愛おしく感じました。十代の頃はあんなに嫌いな声だったのに不思議なものです。30年かけて、私は私を受け入れられるようになっていたのですね。「風想」のお蔭でそのことに気づき、「また少しずつ歌っていこう」と思えるようになりました。

そういえば、最近になってEightman様に「あの歌はいい具合で転調しているから実際の音域よりスケールが大きく聴こえますよね。歌がまだ上手じゃない新人ちゃんにはありがたい曲なんじゃないかしら」とお伝えしたところ、「実はそういうのを狙っている(^u^)」とカッコよく笑って下さいました。生意気なことを言ったのに喜んで下さってホッ❤。

何故私がそういうことを言ったかというと、音楽を止める少し前に酒井法子の「歌入れ」をしたことがあるからなのです。勿論、「本番の」ではなく「仮歌の」ですけどね。

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