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中国語スピーチコンテストの参加レポート【全国大会編】

2022年1月に日中友好協会主催の第39回中国語スピーチコンテスト全国大会(朗読部門/一般の部)に出場したので、だいぶ遅くなりましたが、参加レポートを残します。→前編【地方大会編】はこちら

2021年11月下旬、一通の手紙が届きました。
全日本中国語スピーチコンテスト・朗読部門(一般の部)で、最優秀賞に選ばれた旨の通知でした。

朗読部門の全国大会の選出方法は、地方大会で最優秀賞を受賞した人の会場音源を審査し、各部(中高生、一般、大学生)上位3位(合計9名)を選出。そのうち、各部1名(合計3名)を全国の最優秀者として決定するというもの。

驚きのあまり思わず県の事務局に連絡したら、「全国大会で最優秀賞ということです。結果は決まっていますので、緊張せずに実力を発揮してくださいね。」と、温かいメッセージをいただきました。
本当に驚き、信じられないという気持ちでした。
嬉しさもさることながら、「どうしよう。このままじゃ皆様の前にとても立つことなんてできない…」と元来のネガティブ全開発揮で、不安や焦りが波のように襲ってきたのでした。

とにかく、やるしかない。
再び朋友の力を全力で借りながら(本当にありがとう!!)、またTwitter界の猛者にアドバイスをいただきながら、練習に励む日々。そして1か月半後、迎えた本番当日。

会場は日中友好会館

会場に着くと、受付ラウンジの片隅で先生と練習している演者達の姿が見られました。地方大会でも見かけた光景で(デジャブ?)、先生方による発音指導も直前まで熱が入っているようでした。同伴者がいない私はどことなく心細く、とりあえず落ち着くためにトイレで休憩(当日は何回トイレに行ったかわかりません笑)

そして、いよいよ大会スタート。
当日の模様は 日中友好協会YouTube をご覧ください。

◆審査員にまさかの…
順番に審査員の紹介がある中、一瞬、耳を疑いました。
なんと陳淑梅老師のお姿が…!
私は普段テレビを全く観ない人間ですが、唯一毎週観ている番組、それが「テレビで中国語」。私の大好きな番組で、大事な生活の一部。陳淑梅老師は、この番組に出ている先生なのです。
その毎週テレビで観ている人が、目の前にいらっしゃる…!
世の中、生きていると良いことがあるものだなぁ、としみじみ嬉しい気持ちになりました。そして大会が全て終了したら、陳老師のところに行って話そう!とひそかに心に誓いました。

◆嬉しい出会い
何人か知っているお顔の方がいました。
神奈川県大会で一緒だったスピーチ部門の高校生と、朗読部門の大学生。再びあの発表が聞けるとは、ありがたいこと…!
そして、以前参加した中検のスピーチコンテストで、私と同じ暗唱の課題文を披露していた高校生にもお会いできました。当時はzoom開催で画面越しでしたが、とても上手で強く記憶に残っていました。聞いたら、昨年も日中友好協会のコンテストに出場したそう。高校生でこれから受験も控えている時期に挑むバイタリティが凄いし、スピーチ部門での質疑応答も、学習歴たった数年であんな喋れるようになるの!?と驚きの連続。改めて自分にとって良い刺激になりました。

◆スピーチ部門の発表
朗読部門と違って当日順位が決まることから、ただならぬ緊張感が伝わってきました。どの人も長い原稿を完璧に暗唱して、自分の言葉で訴えかけている姿に、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。
評価のポイントは、発音の正確さ、表現力、内容、質疑応答の様子等、だそうです。私にとってはどの人も素晴らしかったです。

◆朗読部門の発表
本番、自分の発表では、地方大会のときに審査員の先生にアドバイスいただいた、物語を自分の言葉で話すことを意識して朗読しました。
音響の設備がしっかりしていて、会場全体に自分の声が響き渡っていました。
原稿はお守りのように持っていましたが、演者や来賓の方々が真剣にこちらに顔を向けてくださっていたので、しっかりその方々を見ながら朗読しなきゃと思い、見ずに終えました。自分の納得のいく発表ができて、ホッと胸を撫で下ろしました。

◆審査結果の発表、講評
スピーチ部門の審査は予定より大幅に時間がかかっていて、順位をつけるのが難しい接戦だったようです。
講評で印象に残ったことは「パフォーマンス」と「発音の正確さ」のどちらか一方に偏っているケースが本当に悩ましかったとの話。パフォーマンスがオーバーになるあまり、発音が不安定になってしまう、あるいはその逆のケースもあり、とても惜しかったとのことでした。

◆いよいよ突撃
最後、全体の写真撮影を終え、個別に撮影会&自由タイムに。
陳老師のところに真っ先に向かう私。
そして、2006年の谷原さんの回から始まり、友友やイモトとの回を毎回楽しみに観てきたことを息巻いて伝えたところ、
陳老師が「え〜谷原さんの時のものまで観てくれているんだ〜」と陳老師ニッコリ。テレビで観ているあの笑顔だ…!
スピーチコンテストに応募していなければ陳老師とお会いする機会もなかったと思うと、嬉しくてこの瞬間思わず涙が溢れてきました><

その後、陳老師や高校生‘s とワイワイ写真を撮り合って、解散しました。

◆最後に
今回スピーチコンテストを通して、友達、先生、演者等、たくさんの人との出会い、私自身大きく成長することができました。私にとって、生涯忘れられない思い出になりました。
そして、コロナ禍にもかかわらず、この素晴らしい場を設けてくださった協会の皆様に、改めて感謝申し上げます。

よければ次の記事もご覧ください。
発音向上のためにやってきたこと(スピーチコンテストを通じて)

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「漢語橋」中文朗読之星 という賞もいただきました

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。



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