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怖そうで怖くない、でもちょっと怖いかもしれない話

怖い話のつもりはないのですが、幽霊の存在をあるものとして話を進めていくので職場の更衣室になんか人がいる気がする、というシチュエーションが嫌だなと思ったらYouTubeでナミビア砂漠のライブ放送を見て本日の気分転換としてください。

更衣室に入ってカーテンを開けるたび、人がいる気配がする。
更衣室の左隅、髪の長い女性の気配。

人の気配は更衣室に入る一瞬だけで、ずかずかと歩いてロッカーに辿り着く頃にはそのことを忘れてしまう。
カーテンを開けた時のシャーッと音が鳴る瞬間、気配は消える。

今日もカーテンを開けて更衣室に入る。
普段は人の気配がするから、無意識に視線を足下に向けていたがなぜだろう。今日は人がいる気配の場所をじっと見ながら開けてみた。

あぁ、そういうことか。

幽霊の正体みたり、枯れ尾花とはこのこと。
わたしがいつも気配を感じていたものは黒い姿見だった。ネジが緩んでいるのか、鏡の部分が少し斜めになっている。まるで人が猫背になっているようだ。

正体さえわかれば何も怖くない。
でも、わたしは「なんだ、鏡か。びっくりさせて。やめてよね。」とは思ったが言えなかった。

もし、本当に何かが更衣室にいるとしたら。
わたしが「何か」に気付いていることを「何か」に気付かれるのは良くないと瞬間的に思った。

幽霊を信じているわけでも、過剰に恐れているわけでもないのに、わたしはなぜそう思ったのだろう。
第六感、というやつだろうか。

もしくは、その何かもわたしのnoteを読んでいて、ちょっと驚かせてやろうと思ったのだろうか。(昨日のnoteで幽霊について話している。)
わたしのnoteを読む幽霊がいたら、その人はなかなかセンスが良い。もっと広めておくれ。

昨日の記事はこちら!


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