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ボルダリングはすべてのスポーツの基礎


ボルダリングとは

 みなさんはボルダリングというスポーツを知っているだろうか。4,5mほどの高さの壁に、ホールドという石が設置されている。そのホールドを使って上まで登るのを競う、といったスポーツだ。近年、オリンピック競技となったことをきっかけに日本でも注目されるようになった。まるで重力が小さくなったかのようにバランスを取ってスイスイと登っていく選手たちを見ると、本当に同じ人間か目を疑いたくなる。
 私もこのボルダリングにはまってしばらく経つ。このボルダリングがなぜスポーツが好きなすべての人におすすめなのか、書いていきたいと思う。

私がボルダリングを始めたきっかけ

 私は2020年の感染症が拡大する頃に本格的にボルダリングを始めた。仲の良い友人がボルダリングをしていたことがきっかけだった。ボルダリングジムには何度か行って、ボルダリングというスポーツに触れたことはあったが、ルールを知っている程度だった。
 感染症拡大により、体を動かすこと、誰かと接近することが悪とされるようになった。仕方のないことだが、マラソンやフットサル、スキーなど、体を動かすことが好きな私にとっては、すべて制限されることとなり、ストレスが溜まる日々だった。そこで、感染症対策として一人で楽しめて他者と距離がとれ、自宅以外で運動できるものを求め、本格的にボルダリングを始めることとなった。

自分の成長

 友人らに動き方や楽しみ方をどんどん教えてもらい、どんどん吸収し成長していった。月パス(1ヶ月フリーパス)を購入し、週4から5回1,2時間程度通って、めきめき成長していった。特に、知識が最大の力になるスポーツだということを知って、本を読んで勉強するほどにはまっていった。
①いろいろなホールドの持ち方
②正しい動き方を知る
③タイミングとバランス
④ルート(右手の次は左手、、のようなもの)をイメージする
⑤純粋な筋力
 その他たくさんあるが一部だけでもこんなにある。ボルダリングは「将棋のスポーツバージョン」と言われることもあるように、頭を使って考え、実行し、失敗してまた次を考えて実行する。そして、その先に成功がある。頭脳と運動能力の両方が必要なスポーツだと知った。

人との繋がり、嬉しさ

 ボルダリングジムに通っていると顔見知りがどんどん増えていき、自然と会話するようになる。

「こんにちは。今日はどの課題に挑戦しているのですか?」
『今、この課題をやっているのですが、3手目が悪くて難しいです、、』
「ああ!それはこうやるとうまくいくこともありますよ!」
『なるほど!やってみます!』
 
 こういった会話が日常茶飯事だ。ボルダリングというスポーツは、周りにいる人に敵はいない。みんなが仲間だ。一つの課題は誰かが登れればできなくなるわけではない。サッカーや野球、陸上のように、隣の人を倒して次に進むといったことは基本的にない。(プロになれば別だが)だから、隣の人が課題を登れればみんなで拍手し、登っていて辛そうだったら「がんば!」とみんなで応援する。新しく始めた人にもみんなで優しくできるスポーツだ。かくいう私も強い人々からたくさん教えてもらいながら成長していった。

まとめとこれから

 すべてのスポーツが好きな人にボルダリングを勧めたいのは以上の理由である。特に、今スポーツをしている!という人はぜひ一回やってみてほしい。たくさんの成功体験と人との出会いが待っているだろう。
 私はボルダリングを始めて3年半になる。最近は大きく成長する感覚はないが、難しい課題を登ったときの達成感はまったく変わっていない。やりきった!という成功体験がどんどんこのボルダリングというスポーツにのめりこまされる。育児にがんばって励んでいるので、平日毎日のように登るのは厳しいが、休日時間を見つけてコツコツ趣味を楽しんでいきたい。
 みなさんもぜひボルダリングジムにふらりと足を運んでほしい。ここまで読んでいただきありがとうございました。




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