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美しき華麗なる演武

華のある力強い演武。

はっきりとした気合。

凛とした空間。

今年も多くの有名なアスリートたちが次々と現役の舞台を去って行った。

その中で、私が一番忘れがたい選手が、空手界に大きな足跡を残した清水希容選手。

東京五輪で初めて採用された空手女子で披露した最難関と言われるかた『チャタンヤラクーサンクー』。

ほんの2分半ほどの演武だったが、その裏には、十数年にわたって1日12時間以上重ね続けた稽古がある。

この時、初めて形をきちんと見た私は、切れのある華麗な演武に強く惹き付けられた。

東京五輪は、これまでのすべてを出し切るという自分自身との闘いだったという。

あの時の『チャタンヤラクーサンクー』は心に残る美しい演武だった。

日本発祥の空手という武道の魅力を、世界中に広げてくれた清水選手の功績は本当に大きい。

そして何より、多くの人たちに『女性の空手はカッコいい!』と印象付けたことこそが、最大の功績だったと思えてならない。

今後は指導者として活躍されるそうだが、空手家としては生涯現役とのこと。

彼女が残していった足跡は、私の中にも大きな変化を起こしてくれた。



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