男性育休は誰のため?
男性の育休取得が進んできた感がある。僕もその流れに乗った一人で、3ヶ月ほどの育休を取った。決して長いとは言えないが、とても有意義な時間になったと感じている。
育休って誰のために取ったんだっけ?ということを自分の中で定めておかないと、休業期間中の過ごし方にブレが出るなと感じたので考えを記録しておく。
育休中のリスキリングが叩かれていたが、それと近い話を身近でも聞いた。
誰のための育休なのか?
あくまでも私見だが、男性の育休は妻のため、だと思っている。
出産は本当にハードだ(あいにく伝聞でしかないのだが)。交通事故と同じくらいのダメージを受けた身体で、寝ずの番を一人でさせるのは、心身ともに負担が大きすぎる。
妻にまとまった睡眠と十分な栄養を取らせることは、夫の務めではないか。
そのために必要なこと
妻に時間を作ってあげるためには、一通りの家事育児を対応できるようにならないといけない。
そのためには、出産前後の入院中に育児慣れしておくことが有効だと思う。産院では、助産師さんからアドバイスを受けながら基本的な育児スキルを身につけることができる。
うまくいけば、退院後初日から妻に昼寝をさせてあげることも可能だ。
(実際には、育児スキルに加えて、昼寝の間を任せてもらうだけの信頼関係こそが必要なのだけれど。)
情けは人の為ならず
育休を取る理由で「子どもの成長を見守りたい」という言葉を耳にする。きれいな言葉に包まれているが、結局のところ自分自身のためなのだと思う。主体は常に子どもや妻でありたい。
自分にもメリットがあると思いたいときは、「産後の恨みは一生」を都合よく解釈することにした。「産後の記憶は一生」と読み替えれば、良いも悪いも一生ものだということになる。出産前後に良好な関係を築くことで、長期的には報われるのだと信じることにしよう。
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