健やかな新年度を願う
我が子がこの4月から、保育園に通うことになった。
保育園で拾ってくる風邪は強力だともっぱらの噂を聞くし、園でうまく過ごせるのだろうか、親は親で育児と仕事の両立ができるのかと、心配事も多い。
とはいえ必要な支援をしたら、あとは健やかな成長を祈ることくらいしかできないのだけれど。
子どものために祈る
ところで、子どもをきっかけに、神社へ行く回数が増えた。
これまでも、神社での参拝はなんだか心が洗われる感じがして好きだった。初詣くらいのものだが、手を合わせて目を瞑る、ただそれだけで身が引き締まる感じがした。
自分は信仰深い人間ではないので、正直なところ神にすがるような気持ちはあまりなく、いわば決意表明だった。
あくまでも自分のための願いである。
それが人生に自分の子どもが登場してから、対象は子になり、決意表明は祈りになった。
結婚してから子を授かるまでに時間がかかったから、子授け祈願に通った。
ちょうどいい距離に神社があったので、妊娠がわかってからは散歩も兼ねて安産祈願にも。
無事に子どもが生まれた日には、産院からの帰り道にこれまでの日々をしみじみと思い出しながら、お礼参りにも行った。
お礼参りの習慣はなかったけれど、子授けや安産が成ったことに感謝したくなった。
今日はちょうど年度始め。帰り道に神社に寄ることにした。今年は自分のための願いよりも、子どもの健やかな成長を願ってみよう。
今はとりあえず、健康でいてくれたらそれで十分だ。
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