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おそいひと2/6日記


※私は理路整然と話せません。
文章も長いものは何週間も下書きに眠らせたままです。
責められるのや間違うことが怖くて、何かの感想をこの様な場で言うことが苦手です。
だからこそ言葉選びに慎重になり過ぎて、結果的に堅くて偉そうな印象かもしれないです。
すみません。
いつも脳内に余白を残す様にしています。
決めつけない余地を残すためです。
人の感情に自分を重ねて理解せねばと(それが世界平和に繋がるという無意識の潔癖正義)思い易いです。

だけど人生で深く印象に残ったもの達について、
気持ちを残しておきたいのです。。


◆16年程前、東京東中野のミニシアターに足しげく通っていて『おそいひと』は3回観た

かなり前なので少々記憶違いもあると思うけど、敢えて今の記憶のままで自分が受けた印象を残しておきたい
もう一度観たら、当時の若い自分とは違う感じ方をすると思うので


重度障害のある住田さんという方がその名のまま主人公を演じてて、最初はそれなりにいろんな人の力を借りたりして普通に生活されている様に見えたけど、後半何か積もったものが限界に達したのか?
関わる人をころしていく内容だったと思う

3回も観る程、何に惹かれたんだろう

重い障害のある人、
サポートされる側の人は受け身だとか
(当時そういう立場の人に対して確固たるイメージは持ってなかったと思うけど)
そんな無意識のイメージをぶち破ってて惹かれたのかも

若さもあってか、何かを正しく破ってくれるものは好んでたと思う

かといって、自分の立場も危うくなる様な緊張感もあったんじゃないかな
自分はどっち側なのかはわからないけど

少なくとも当時私は心の底に怒りを秘めていたし
どっち側にもなり得ることも感じてたと思う

まず始まりの音楽からすごく壊れた機械の雰囲気が
感じられて、心が持ってかれました
CD買いました
導入部を何度も聴いてました

主人公の彼の人間としてやっちゃいけないとこを
越えちゃった、秩序が崩れちゃったことも
音楽ととってもピッタリだった

これもおぼろげな記憶だけど、画質が荒く作られてた様な?
クリアじゃないのがまた嫌な感じで良かったかな

ころされたひとは何も悪いことしてない

なんとなく良かれと思ってしてることが
本来失礼だったり、相手の最後のスィッチを押すことには十分な理由になったりするのかも
住田さんは機械を使ってしか話せない
そういう障害のある人の中の見えない(わかりづらい?)感情や人格を
軽んじてた。。?

私の偏った見方で怒りに触れてもしょうがないって
感じてしまったのかも

決して、めちゃくちゃに壊せ!なんて思ったわけじゃないとは思う

だってあんなことしたら、もっと理解されなくなる
孤独になってしまう
悲しいやん

『もっと』理解されなくなるって
私そう思ったのか?
そうなのかも
すでに理解してもらえてないんじゃないかって
心配してたのかも

一個人の感じ方なのですみません

※この記事は私が過去の記憶を遡って、観てよかった印象的だった映画に思うことを自分の感じた様に述べていますが、障害のある方が出ているので誰かを傷付ける言葉はない様に気をつけたつもりでいます。でもその可能性が100%無いことなんてないからすみません。

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