子育てこそ共有機能を

子供の成長と影響要因

「親の顔が見てみたい」
昔からよく言われる言葉だ。
この言葉の背景には子育ての責任は親にあるという、無言の圧力が含まれている。
 だが、はたして子供は親だけの影響で育つものなのだろうか。
子供は気が付かないうちに色々な言葉や行動を覚える。
幼稚園、小学校へ通い出すと友人の影響、先生の影響、メディアの影響、現実に見聞きしたものの影響など実に多くの事柄が関わってくる。
「いつのまにそんなこと覚えたの?」
親だったらそう思うことが多々ある。
子供は次の世代への命のバトン。
だったら社会全体でバトン送りをしなければならない。

無意識の責任転嫁マインド

のだが、、、
かくいう私も、スーパーで大声で騒ぎ走り回っている児童を見ると
内心「親は何を見ているんだ?」と思ってしまう。
これも子育てを全て親に責任転嫁するマインドだろう。

社会全体の協力 子育てへの理解の重要性

「ここは走るところじゃないよ、危ないよ。」
見ず知らずの子にこんなかっこよい注意を私はできない。
けれど本当は親だけでなく、見ず知らずの他の大人も子どもたちに対して思いやりを持ち、生きるために大切なことをバトンする役割を果たさなければならない。
 子育ては社会全体で支え合うべきものであり、その理解と協力が必要だ。子供たちの未来を共に築いていくために、社会全体が一丸となり、子育ての重要性とその難しさを共有していく。
 同時に、見ず知らずの子供たちに対する思いやりの行動が、親たちの苦労を認識し、尊重する第一歩となる。
 注意する度胸もない私だけれど、せめて元気の有り余る子の世話をしている親の苦労は受けいれようと思う。

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