自他肯定感　〜娘との散歩〜

娘は一歳
只の石を喜び、只の木の実をにぎりしめる
無気力不安とは正反対で
自己肯定感はマックス振り切る

娘がこんなに人生を楽しんでいるのに
私は何故　生き苦しいのか
息しづらそうな大人たち
娘もいつかは息が苦しくなってしまうのか

娘が笑うと私も笑う
本能で生きて本当に笑う
大人は全力で笑っているのか？
私が本当に笑っていたら
きっと娘も笑ってくれる
自己肯定感とは他者肯定感なのかもしれない

わき道　より道　あぜ道　歩き
娘の散歩は無駄だらけ
けれども　なぜか息は弾む

子どもは自然の天然物
大人は不自然の人工物

自然に還ることが幸せなのかと
帰り道にふと思う

これも自然の法則か
全力でいやがるオムツ交換

足蹴りされても足蹴にしない
愛しき我が娘
今日も本能で遊ぼう