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“American Pie / Don McLean”

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

ドン・マクリーンはUS出身のシンガー・ソングライターで、10代の頃からフォーク・ソングに惹かれてプロ・ミュージシャンを目指して地元のクラブなどで活動していました。そんな彼の歌声やソングライティングの才能に注目が集まり、1969年にボブ・ディランのプロデューサーに見出されてレコード契約に至ります。

1971年にアルバム『America Pie』をリリース。タイトル曲のシングルが翌年大ヒットします。ビルボード・チャートで4週連続1位を獲得し、年間ランキングでも3位になりました。

シングル盤はPart 1・2に分かれ、それぞれA面・B面に収められ合計8分36秒という超大作です。当時の日本でのオンエアはほとんど放送用に編集されたRadio Editで、本当はこんなに長い曲だったというのを私が知るのは、かなり後になります。

1950年代から1970年代におけるアメリカのカルチャーや出来事、ミュージシャンのことが歌われています。バディ・ホリー、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランなどの名前が聞き取れます。

また歌詞にある"February made me shiver〜"とは、1959年2月3日未明に起きたミュージシャンのバディ・ホリーらの乗ったチャーター機が墜落した事故のことで、この日を「音楽が死んだ日(The Day the Music Died)」としています。

ちなみに2000年にマドンナがカバーしていましたが、この記事を書くために下調べをするまで知りませんでした(大汗)。

主演映画『2番目に幸せなこと』サントラ盤に収録されています。映画はゲイの友人とノーマルな女性らの恋愛コメディ。過ぎ去った良き時代を懐かしむ…そんな心情の象徴としてこの曲が選ばれているようです。

そういえば「あの曲って・・・」と、その歌われている内容や背景などを改めて探るのも良いものですね。記憶の底に埋もれていた曲が新たな輝きを放つ、そんな感じがします。


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

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