見出し画像

思い出の片付け 夕焼けは目に焼きつけよう

引っ越すことになったのでこの連休は持ち物の整理に追われている。
やはり物が多すぎる。
執着してしまっている。
思い出のものってどう処分すればいいのだろう。

食器もこれまで使っていない物は処分…のはずが。
こんな綺麗なお皿、あったんやあ!2人分だけでも置いておこうか。
あ、これはあの時、義父に出したとっくりだ。熱燗で飲む人はうちにはいないけど…。あれが最初で最後だったと思うとなあ…。

机に並ぶ本。
私の両親に関係する本もいくつかある。
父の写真集はご丁寧に2冊同じ物がある。
父が昔、投稿して採用された小さな記事が載った冊子まであって、確か亡くなった時に実家から持って帰ってきたなあ。さあどうしよう。

まだ小学生だった子どもたちと私との連絡ノートも出てきた。
私が仕事でいないので、子どもたちが学校から帰ってきたら気をつけることや、その日のおやつのことまで書いてある。子どもたちはそこに、その日どこで遊ぶかを書いてある。
懐かしい。
上の子は面倒になったのか、途中から行き先を書いていない。
あー、このノートもどうしようかねえ…。

思い出に浸っては手を止めてしまう。

あー、疲れた。もうこんな時間。
外を見ると西の空がほんのり赤に染まっていた。

今度の部屋は今より下の階。
窓からの景色もずいぶん変わる。
赤く染まる空はちゃんと見えるだろうか。

明日も晴れの予報。
明日もここから見える夕焼けをしっかり見ておこう。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?