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母の日に懺悔と近況報告ね

今日は母の日。
私は高校の入学式直前に母を亡くしているので実は母の日の思い出があまりない。

だから親孝行はまったくしていない。(自信持って言うことでもない)
生前からそうだった。
普段から何ををやっても裏目に出てしまって母にはいろいろ面倒をかけた。
今でもいろいろ覚えている。

ある日、朝から母は調子が悪かった。起きるのもしんどそうだった。
私は朝ごはんは自分でするから大丈夫と、得意げに笑顔で言って、カップスープにポットからお湯を注いだ。
「あー!もう!」と母。
「あかんあかん。」と父。
まだ昨日の残りのお湯だった。
ぬるくて、スープは溶けずに上の方でまあるく粉が浮いていた。
母は黙って起き上がってお湯の準備をし始めた。
お湯の準備くらい私にだってできたのに。なんならこの粉の浮いたままのスープでもよかった。ごめんなさい。

私が買い物に出かけた帰りに、たまたま母も後ろから帰ってきていたらしく、私のことを何度も呼んでいたのに私は全く気づかなかった。
気づいた時には長い坂道も終わる頃で母は重い買い物袋をふうふう言いながらのぼってきたあとだった。

何でこんなにうまくいかないんだろう。
母もため息だったろうが、私もため息が出そうだ。

母が生きていたなら今日は何をしたかな。
たぶん何もしない。
だってまたいいことできなさそう。

母の立場として、母の日って特になんでもないけど、今日、子どもたちは何してるのかなあって思う。
元気でやっているのか単に様子を知りたくなる。

母は今は私のことがよく見えてるだろう。
あのね、引越し準備の合間にコーヒー飲みながら、これ、noteっていうのを書いてるんだよ。
とりあえず元気。

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