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育休から育業へ。頼れるパパそして夫になる。

コロナで病院の病棟への付き添いが1人まで、と言う時期もあったけど今は大概、パパママ2人まで入れるようになっているよう。

2歳の息子の通院に付き添い、たまたま、検査で長時間待たされる間にいろいろな家族を目にした。

印象に残った3つの形態があった。

小1くらいの子ども1人にパパ。
パパは、慣れた風に付き添って、荷物を出したり、注意したり。
きっと、何度となく通院付き添いをしているパパ。
こんなパパと暮らすママは頼もしいだろうなと思う。
(シングルマザーがいるように、シングルファザーも世間にはいるので勝手な想像だけど。仮に、私がママならという話)

次は、うんとちいさな赤ちゃんをだっこしたお母さんと、2歳くらいの男の子とパパ。
お母さんが赤ちゃんの世話があるからか、男の子の面倒はパパが見ていた。

「パパ、こっち」と子どもから慕われていて、応答をしっかりしているし語りかけも上手。どこか行こうとするのちゃんと制しつつ、飽きたら「あの本読もうか」とちゃんと持参グッズを出していた。

普段から男の子と過ごす時間が長いのかなと思う。

ママの顔も平和そうだし、赤ちゃんもおとなしくねんねしている。

なんとなく、この家庭は、大変なことがあってもパパママが力を合わせて乗り越えていく感じがしてくる。

上の子の保育園時代のパパさんたちにも、こうした、ママの助けがなくても子どもと時間を過ごせるパパは多かった。そんな家庭は、ママがパパ1人に子どもをお願いして用事をしたり仕事を片付けたりできるし、ママにも心にゆとりがある印象だった。

最後は、小さな赤ちゃんを抱っこしたお母さんに付き添うパパ。と言っても、このパパはとても不機嫌そうな顔でほとんど赤ちゃんを見ていない。見ているのは、手にしたスマホ…横にして両手で持っているのでゲームをしている様子。

呼ばれたり待たされたり忙しい中で、パパは、お医者さんからの指示も聞き漏らしており、ママに促されて荷物を運んだりなど。その度に、隙を見ていちいちゲームを再開している。

ついにママが切れて、腕を伸ばし人差し指をドアの方を向けている。きっとゲームしてるならあっち行ってて、とでも言ったのだろう。パパは退散して行った。

すぐに赤ちゃんが泣き出した。

ママの変わった様子に不安になったのだろうか?

ママはすぐに赤ちゃんをあやしていた。
しかし、赤ちゃんは敏感だなぁ、と思う。
少しママが気の毒に思う。
(おそらく)まだまだ赤ちゃんは小さくて夜もろくに寝られていない頃だ。

パパは車の運転係だったのだろうか?
ひょっとして、残業続きで疲れている中付き合ってくれたのかもしれない。
…だとしても、だ。
先生に呼ばれて出たり入ったりする間にゲームに没頭し赤ちゃんの様子を見るわけでもなくママを気遣うでもなく…

私があのママなら、もっと早くに、怒ってただろうなと思う。人目があるところであれなら家の中ではもっと子どもも妻も我関せずなのだろうか。ママの苦労を思うと胃が痛い。

その病院は医療用の道具や装置を携えて来るような子もたくさんいるので、荷物を持ったり電光掲示板を見守ったりと連携を取る夫婦の光景を見慣れていて、ゲームのパパが特に印象に残った。

支援センターの遊び場とか、有料の遊び場ならスマホメインで片手間に子どもを見るパパもゴロゴロいるから、別にゲームのパパが特殊なわけではないのだけど。

ママは残業続きでも睡眠不足でも、来院してゲームしたりしない、し、できないよな、と思う。

そういえば、最近、男性の育休取得は増えていると聞く。
手当をもらい、キャリアの穴を塞ぐべくリスキリングをするのだろうか。

リスキリングもいいけども、私個人的な意見で勝手なことを言うなれば、育休中に男性は「育児に参加」するだけではなく、家族の一員として、末長く子どもにも妻にも頼られることを目指してほしいと思う。

育休明けてからが、むしろ、勝負!なのである。

街の中がパパと子どもが仲良くしている姿を微笑んで見守るママで溢れたら最高だと思う。

#育休から育業へ

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