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今日の出来事。盲導犬を見たことがありますか?

毎日が平凡に過ぎゆくようで、1日1日は全く異なるものです。

そんなことに気づかされた今日の出来事は、地下鉄で盲導犬を見かけたことです。

コロナ禍ですっかりリモートワークばかりの生活を送っていましたが、ここ最近は出社することも度々出てきました。海外VIPが来訪するとか、業者さんとの打合せなどです。

それで、久しぶりに地下鉄に乗りました。
朝のラッシュでかなり混雑しています。
女性専用車両に乗ったのですが、他の車両より多少空いているとは言え、スマホを持つのも難しいくらいでした。
その中で、凛と立つ女性が居ました。
その足元には盲導犬が。

テレビや映画では見たことがありましたが、実際に見るのは初めてでした。
犬のこと、全く分からないのですが、こんな混雑した場所でも大人しく座っていてびっくりしました。そんなことができるのですね。

近くの席の方が、女性に「座りますか?」と声をかけていましたが「大丈夫です、ありがとうございます」と答えていました。

どこまで乗るのか気にしながら可愛らしい盲導犬をちらっと見ていると、人の流れに応じて少しずつ移動しながらご主人様?の足元に座っています。とてもいじらしくて胸が打たれました。

満員電車に乗っての通勤が嫌で家に引き篭もっている私ですが、そんな根性を今日ばかりは少し恥ずかしく思いました。

それに、混雑した車内で大人しく座っているなんてなんて賢いワンちゃんだろう、と思います。正直、うちの子どもよりお行儀がいいです。さすがですね。

しばらくすると電車が大きく揺れました。
盲導犬を連れた女性も揺れて、少し移動しました。その瞬間にワンちゃんもすぐ立ち上がって女性の方を向いていました。女性が元の位置に戻るとまた足元に座りました。

もう感動して涙が出そうでした。
(私も、脂の乗ったおばちゃんですね!)

きっと、女性とワンちゃんは硬い絆で結ばれているのでしょう。

その後、かなり車両が空きました。
女性は席に座り、ワンちゃんは、女性の足元、それも席の下に身を隠して頭を垂れてキョロキョロしつつ落ち着いてました。
コンパクトに収まっていて、それはそれはラブリーなフォルムでした。
きっと、ワンちゃんも、はー、空いたー、やっと座れる!と思ったのかもしれません。

私の降りる駅の前で女性とワンちゃんは降りました。

入れ替わりで乗ってきたおじちゃん2名(女性専用車両区間が終わった後です!)が「盲導犬だ。偉いねえ〜。」とエールを送っていました。私もそう思います!

調べてみると、盲導犬は、候補犬を産むお母さんと言うのが居て、産まれてから一般の家庭で人との生活に慣れてから専門の訓練を積んで3割ほどの選ばれし者だけがデビューし、10歳くらいで引退するそうです。馬ならサラブレッド、エリート中のエリートですね。

犬といえば喜ぶとしっぽを振るイメージがあります。以前、盲導犬を連れた人が集まる会の様子がテレビで流れていて、みーんなワンちゃん達がしっぽをフリフリ会場に入って行った映像でした。

尊い…。ワンちゃんももちろんすごいですし、訓練する人たちもすごいです。

現実に盲導犬を見てワンちゃんと女性に拍手を送りたい気分でした。

街で盲導犬に会ったらどうしたらよい?というウェブサイトがあったのでこちらにつけておこうと思います。


何もしてなくても毎日新しい1日であることは間違いないです。

そして、街に出るとさらに新たな発見があるんだなと思いました。

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