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ワーママが「やっぱりママがいい」を突きつけられる保育参加

うちは上の子は5ヶ月から下の子は1歳2ヶ月から保育園に通っている。保育園様々で保育園に行っててよかったと思うことばかり。

それでも、胸がチクリとすることはある。
年に2回、保育参加という行事がある。
1回目はお昼まで、2回目はおやつから帰るまで、親が先生と一緒になって散歩に行ったり遊んだりする。

上の子のときもあって至極楽しい行事だった、という思い出だけが残っていた。

下の子も、1歳児クラスからこの保育参加のお誘いがあってこのたび3回目が最近あったのだが…

なんとも言えない思い出ができてしまったのである。

朝一緒に保育園に行くとまず「ママとバイバイだ」と自覚して泣く。  

理由は、保育参加につきいつもより登園時間が遅く、「今日、お休みしてママと遊べる!」と思っていたのに、連れてこられた場所が保育園だったためだ。

保育参加のことは説明してあったけど、こんなもんだ。まぁ、いい。「今日はママも遊ぶんだよ」となだめて教室へ入る。

ママ、いるんだね?!と悟ったちびすけは泣き止んで一緒に遊んで大満足。朝の会も大興奮、雨だったので室内遊びでその時も片時も離れず大変かわいかった。

しかし、先生にトイレに呼ばれるたびに大号泣。

「ママー!」って、そんなに毎度泣かなくてもいいのに。トイレ行くだけじゃん!トイレのドアで待機したり、一回は中まで入ってトイレを見届けた。自慢げに涙の乾かぬ顔でトレパンをあげてくれた姿を見て泣きそうになる。

(ちなみに、家では全くトイレに行こうとしない。保育園だけで進むトイトレ、これいかに!)

そして、お昼ごはんの時間は隣に座り見守る。
よく食べてくれてびっくりだ。
うちでの食べ方はムラがあるし遊んでばかりだけど保育園からの連絡帳に「全食」とか「おかわり」が並ぶのを怪しいと思っていたけどほんとに食べてるんだと知る。

デザートに差し掛かる頃、先生が「ママちょっとトイレ行くって」と私を拾いにくる。ごはん中に面談してもらう予定だったのだ。ちなみにその後、私は帰宅して夕方に迎えに来ることになっていた(連れて帰るもありだが、仕事の都合でダメだった)。つまり、このコールで「ママとバイバイ」だ。  

ちびすけはやはり号泣。私にしがみつき、抱っこされてママと一緒に連れて行かれようとしている。

先生がすかさず「デザートのみかん、食べていいよー」とデザートで釣る。さすが先生、私を連れ出すタイミングを見計らっていたようだ。

面談では主にちびすけの聞こえの心配のことを話していた(片耳の形が小さいのと、その耳は難聴なのだ)。まだそんなに聞こえや見た目のことでの心配なことはない年齢のようだと知り、その後普通の育児の悩み相談をしてもらった。

面談の間ずーっと、ドアの向こうから「ママー!ママーーぁ!」と泣き叫ぶ声が聞こえていた。

先生曰く、「大丈夫ですよ、フォローします。泣かれるのは覚悟してます」とのこと。

面談後、先生がフォローしてくださり、みかんはおかわりして、昼寝も普通にして帰って来る頃には笑顔。先生たち、すごい。

ただ、これで終わらなかった。
翌日、保育園に行くちびすけはるんるんしていた。
「きょう、ほいくえんいくー」 

そんなこといちいち言うのは珍しく、園について園長先生に話すと「今日もママいると思ってるかもね」とニヤリ。

愚かな私はそこでようやく気付いたのである。
ちびすけは、保育参加を機にママが一緒に保育園で遊ぶと思っていたのである。体温測定が終わりお別れのとき、「ママ!ママーぁ!」あの大号泣が聞こえてきた。

なんだか、いたたまれない気持ちになった。
そりゃ、私も一緒にいたいよ!
そんな気持ちにすこしなる。

しかし、こうも思う。
「ママがいい!」を表明してくれるのは保育園という場所があるからではないか?と。
ずっと一緒にいたら「もういや!一緒にいたくない!」とお互い思う瞬間がありそうだし、離れるのが嫌だと泣くこともないだろう。

ママと離れるのがさみしいと思ってくれることを痛切なまでに知る機会が保育参加とは?!(本来はそうではないはず)

そんなんで、次同じことがあったらマジで仕事を放棄したい気持ちに駆られる心配があるから次の保育参加は夫に行ってもらう。

保育園はありがたいし、すばらしい。
けど、ちびすけはやっぱりママがいいんだ、と知るのも悪くない。

✏️
いい保育園とは!

保育園に預けたことをチクチク言われても別に大丈夫。

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