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小1の壁を振り返る。在宅勤務中に子どもが帰宅する日々をどう過ごしていた?

今年の春で我が家の長男は2年生になった。

命からがら小1の壁を通過して、どうにか在宅勤務でも落ち着いて仕事ができる他、週2くらいなら出勤も問題ない体制ができた(必要ないので結局在宅勤務ばかりしてる)。

ここまで長かった…

こうなると昨年度の大部分は「いったん息子の小学校からの帰宅を家で出迎える」生活をしていたことにビビる。

インターホンに応答しドアを開けて、着替えやおやつを見守り宿題をさせ、学童や習い事の送り迎えまで…(しかも、学校でもトラブルが多く癇癪や不器用で手がかかる子なのに?!)、仕事しながらどうやっていたのか!

ここらでいっちょ、その点に焦点を当ててまとめておくことにした。

小1の壁についての記事はいくつか書いていてダイジェスト版をまとめてある。2年生になって1ヶ月の今は、元気に落ち着いて学校に通い、週3の学童兼習い事と塾と運動教室、週1で家から英語教室へ通う(送迎は親)ルーチンを積み重ねている。

どんな仕事をしていたのか

世の中の常識として、在宅勤務だから仕事中になんでもできるわけではない。

しかし、どうにかやれたのは、私の仕事の内容と職場の恩恵がでかかったと思う。あと夫も在宅勤務を週2ほど使えたので感謝。

プラスに寄与した要因を挙げてみる。

外資系企業、成果だけが大事な裁量労働、リモートワーク文化のトリプルラッキー

さらに上司も完全リモートワークで理解のある超いい人

ちょうど3月に上司が辞め2ヶ月くらい「ひとり部署」になった(大変だったけど、はちゃめちゃな仕事状況でもいろいろと煙にまけた)

仕事がプロジェクトマネジメントで自分が手を動かすことが少ない

プロジェクトを完全に分担しており上司からの呼び出しはほとんどなかった

たまたま、会社の状況でプロジェクトの数が少なかった時期だった

自分が会議を設定することがほとんどで、自分の予定を優先できる

プロジェクト期間は長めで緊急対応は少ない

スマホでチャットやメールや会議参加が可能
会議の顔出ししなくても怒られない

職場の人たちも理解があるいいひとたちで、ちょっと後でかけ直す、などが気兼ねなくできる

アジア本社であるシンガポールにいる偉い人たちが朝型だった(子ども帰宅による中断は主に午後)

これらの条件が奇跡的に全部重なり、なんとか仕事を辞めずに壮絶な小1の壁を生き延びた。

在宅勤務で小1子どもと過ごす工夫

まず下校時刻表を見て推定下校時間の付近を全て会社のスケジュールに入力する。学童や習い事への送り(当時自宅でやるオンライン英会話も)なども同様。

他人の会議が入ってくるのはともかく、自分の会議の開始時間がそこに被らないようにするため。

着替えとおやつはすぐ出せるようにしておく。
愛用するゲームやiPad(いずれも時間制限付き)の充電を確認し、スムーズに使えるようにする。

子どもが会議中に帰宅することがわかっている場合は、パソコンに充電コードをつけないでインターホンまで動けるようにしておく。朝「帰ってきた時ママ会議してる」と伝えておく。

会議の議事録は会議中に画面に映しながらとったメモをそのまま即送信。あとでやる作業は、常に自分のteamsチャットに送りいつでも思い出せるようにする。時間がかかる作業は午前に予定をブロックする。作業用時間が圧倒的に少ないので昼休憩は基本仕事か家事。

会議はなるべく、下校時間前までに集める。もしできたら夫も在宅勤務の日に集める。

宿題やピアノ練習をやらせる時間を毎日おやつの後、としてその時間はなるべく会議を入れない。

おやつの時間がダラダラ長くなり過ぎないようにチェック。会議が入っているときは、会議の前に宿題のページを開いて筆記用具も出しておき「会議から戻るまでにやっておいてね」と伝えてチェックをする。

この辺りのマルチタスクはやはり先読みが大事で、自分の予定もこなしつつ子どものタスクも終わるよう、ある程度おやつを下げる時間や宿題の丸つけや音読の時間をコントロールした。

弟の保育園へ迎えに行く時間にひとりでお留守番ができたので、「迎えに行ってくるからピアノ弾いておいてね」「宿題終わったから好きにお絵描きしてていいよ」なんて言うことも。

息子はうまくいかないとキレたり、助けを求めてくることもあった。「会議中はノーリアクション、手が空いていたら対応する」を貫いた。泣いてるときに会議が始まるとなかなか大変だったけど、そこはブレず線引きをした。(聞けないと有無を言わさず学童に突っ込むよ!なんて言った時もあったなぁ…それができれば苦労はない)

仕事がどうしても終わってないときは、保育園のお迎えのあと子どもたちにはテレビを見ててもらいつつ片付けたりもした(ご飯の支度を勤務中の隙間時間にできた時限定)。

1人で学校から学童に行けるようになったあとの春休みはどうしていた?

1年生最後の春休みも在宅勤務をしながら過ごした。こらちも記事がある。1年生の夏休みに比べたらラックラクで名残惜しさすら感じた。

まとめ

子どもが未就学だと夕方まで中断なく仕事ができるなんて当たり前のことだ。

それなのに、小学生に上がってから仕事中の中断が日常となってしまった我が家。

そこからまた、夕方まで中断なく仕事ができるようになったとき、ありがたみがじわじわ染みる一方で、今度は強烈な「親離れ」の予感が押し寄せて寂しくもなってしまった。

ラクになりたい!けどなりたくない!
親になるのはなんと複雑なことだろう。

この記事を見返して、息子がいた仕事時間を懐かしく思い出すことがくるのだろうか。

トイレに行きたいのにランドセルと水筒がひっ絡まり玄関で怒る姿、ソファの上でだらりとiPadでオセロのオンライン対戦をする姿、着替えもそこそこにズボンが足にかかったままSwitchをする姿、宿題をやりつつ鉛筆を落として「鉛筆がない!」とキレる姿。

どれもうんと好きだった。

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