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ワーママ。限界を感じる家庭と仕事の両立をまだ粘った方が良い理由がある?

以前、子どもの教育資金も目標額に近づいてるし、サラリーマンとしての自分の可能性も感じないし、子どもの成長とともに精神的負荷がやばくてパツパツだから働き方を見直したいなあ…という記事を書いた。

実際、子どもに寄り添うことを第一に、働き方を見直すという方はいらっしゃると思う。

反対に、幼少期にずっとそばにいて、子どもの自立と共に働き出す、という方もいらっしゃるかもしれない。

私はずっとサラリーマンだった。
裁量労働制とか、コロナ禍でグッと浸透したリモートワークのおかげで、2人子どもがいて小学校と保育園に在籍してもなんとかフルタイム正社員を続けている。

小1の壁は存外に高く、最近、週5勤務フルタイム、パフォーマンス評価が下される正社員に限界も感じていたが、我が子が「手のかかる子」「心配な子」「配慮がいりそうな子」だからこそ、もしかしたら今の働き方を諦めないほうが得策なのかもしれないと思うことを、夫から指摘された。

情けない話だが一言で言うと、それはお金だ。

仮に今の勤務形態と職務環境を継続できると、おかえりも行ってらっしゃいも言える。つまり、小学生なら学校を休んでも家に居させてあげられる。保育園児の方は、シッターさんなどの手が必要かもしれないがもう2歳で急な病欠も減っては来た。

この状態で働かない私が家にいても、子どもたちへのリターンはそこまで膨らまない。

せいぜい、手作りのおやつが提供できるくらいか?(私は料理が下手です)

一方で、今の収入を継続できたら、それか降格異動してもいいから収入が減っても安定収入を得られたら、子どもの選択肢を増やせる。

それは、子どもの環境を変えたり、必要なサポートを入手したり、進学する学校の選択肢を広げたり、望む学校を選択するために引越しを可能にする。取れる選択肢が増える。

これが地味にでかいのではないか?
と夫が言った。

そうか、私が居るより、私の稼ぐお金の方が、子どもたちにとって役立つ可能性があると言うことか。

…とまでは言わなくても、手のかからない自立した子なら「この範囲で自分でがんばれ!」と言い放てるかもしれないが、病弱だったり繊細で凸凹だったりなどなどする子には与える選択肢が広い方がよいのかも…。

確かに、小学校の中に親が入って友達との間を取り持つとか、授業中に様子を見てやるわけには行かない。勉強だって、学校の先生や塾の先生よりうまく教えることは難しい。

習い事にしたって、連れて行ったり月謝を払うのは親だが本人にマッチするものが見つかればそこに託すしかない。

広がる子どもの世界に対して、親がそこに居る時間は減っていく一方だ。

親は、子どもが自分の力で生きていく方向に支援をしないといけないのだからどこでもそこでも首を突っ込んで行くことはできない。

ならば、子と離れている時間なにをする?

そう考えた時、働く、というのは悪くない選択肢かもしれない。収入が激減して子どもの選択肢を狭めてしまう、あるいは、環境を変えざるを得なくなりストレスをかけてしまうなど悪影響は避けたい。

まるで昔のサラリーマンのようだが、家庭のために稼ぐ、これも、立派な生き方かもしれない。

そう考えると、また、しんどい家庭と仕事の両立生活も見方が変わってくる。

ワークライフバランスの代表、小室さんの東京都のプレゼンによると、今の日本は少子化促進社会。

共働き家庭では、夫婦はいがみ合い、子どもたちがその狭間で苦しんでいる。夫は家庭で頑張っても認められず、妻は仕事で頑張っても認められず、双方が茨の道である。でも、それでもなぜ頑張り続けられるのか。

私なりの答えとしては、やっぱり、子どもがかわいいからだろうか。

意味があるかは分からないけど、まだ、家庭と仕事の両立を今のまま続けてみようかなと思った夫の一言を振り返った。

「私が居ることより、私が稼ぐお金が子どもたちを救うかもしれない…。」

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