ゆとり
教員にはゆとりが必要だと思う。
パパ先生には余裕がない。
子どもが寝てから仕事をするが、夜は仕事のやる気も効率も下がる。
そのため、子どもを寝かしつけながら、時には子どもより早く寝て、4時に起きて仕事をする生活を送って5年が経つ。
寝不足で、そのままクラスへ向かうこともある。その時の不機嫌さはひどい
生徒にも、申し訳なく思う。
一方で、しっかり眠れている日は生徒の多少のミスにも多めにみられる。
結果として、生徒に教員の機嫌を伺わせるようなことが続き、初めて担任をしてから、卒業させるまでの3年間を今ではとても反省している。
現在は4人目の子育てもあり、夜は寝不足である。4人目が1番夜泣きが少ないと思っていたが、最近は夜中に二、三回泣く。
私は4時から仕事をするため、それまでに泣いた場合はミルクだけ作り、あとは妻に任せる。申し訳なさがあるが、仕事があるため、どうしようもできない
逆に4時以降は何があろうと私が夜泣きの担当をするようにしている。また乾燥機が終わり、洗濯物を畳むこと。これも自分の仕事だと思ってやっている。逆に言うとこれくらいしかできない。
こういう生活が続いているが、今年度は昨年と比べて分掌の仕事も担当授業数も少ないため余裕がある。
前回書いたように、部活がない日は早めに帰ることもできる。
昨年度までより仕事に余裕があるのだ。
またある程度教材もできてきたので、これまでのものをバージョンアップさせる形で、一から教材研究、開発することが少なくなってきた。
そのため、授業にかける準備の時間も減っている。
精神的に余裕が生まれると、生徒への対応も余裕をもってできる。また子どもと過ごす時間もとても楽しい。最近は子どもと過ごす時間が楽しみで早く帰っている。
余裕があれば生活も楽しめるし、生徒にも余裕をもって接することができる。
よく言われることかもしれないが、100%の力で仕事にあたると、余裕がなくて自分が壊れる。
7、8割くらいで仕事に当たることが大切である。
私は基本的にミスの多い人間なので、仕事を忘れたり、細かな抜けがあふことが多い。
しかしそのは周りの先輩に支えられてなんとかできている。
今はそれでいいと思う。
自分が先輩の立場になったときに、同じように後輩にしてあげれるようになりたいと思う。
今は余裕がない時期だが、これから自分にどんどん余裕が出てきた時、その時は今の恩返しの時だと思い、今はいっぱい先輩たちに甘えさせてもらっている。
そうやってお互いを支えていくしか、教員の仕事は成り立たないと思う。
そういうあたたかい職場を作っていきたい。
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