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本心だけど本気じゃない

皆さんこんにちは、しまさです。

私は面倒くさがりな性格なので、本心では前向きに考えているのにも関わらず、なかなか本気で取り組めないことがあります。

最近のnote投稿もそれです。書きたいことが頭には浮かんではいるものの、文章に起こすのが億劫になり、書かずに放置しがちになっています。本心では書きたいと思っているんですけどね。

noteでなくてもよく聞く例だと、痩せたいとは思っているのに、甘いものは我慢できないといった感じです。ギクッとした方もいるのではないでしょうか。

本心って自分が心から思っていることなのに、そこから生み出される行動が本気にならないのは不思議に思います。そこで今回は、本心だけど本気になれない現象について考えていきます。


①本心と本気の違い

【本心】
本当の心。真実の気持ち。
【本気】
まじめな気持ち。真剣な気持ち。
また、そのさま。

goo辞書

本心とは「心」という文字があるように、本当の心、真実の気持ちという意味になります。心のことなので、本心は周りから見えにくいです。そのため、本心は自分だけが持っている答えの様なものです。

一方で、本気は真面目や真剣な気持ちといった意味で、本心と同じく気持ちを表す言葉です。しかし、本気は行動として表れるため、周りからも見えやすいです。真面目や真剣は本人だけでなく、客観的にも評価できますよね。

本心が自分の心だけに存在し目に見えないのに対し、本気は行動となって他人にも見えるものです。つまり、本心だけでは目に見える行動につながりません。

だとすると、本心だけど本気になれない現象は、もはや当たり前のようにも感じます。

②本心だけど本気になれない理由

本題である本心だけど本気になれない理由について考えました。主に、能力がない、本気で失敗するのが怖い、本心を自覚できてないの3つです。それでは、それぞれについて詳しく説明します。

能力がない

まず最初に能力がないことです。人はやりたいことと出来ることが一致するとは限りません。理想と現実が違うことはたくさんあります。やりたいけど出来ないのです。

努力も才能という言葉があるように、本気になるのも才能です。才能というと言い過ぎかもしれませんが、誰にでも出来ることではありません。

また、そもそも本気になることは意外と難しい気もします。人間の脳は無意識にリミッターをかけていますし、恒常性の観点からも人間は変化を避けようとします。

口で言うのは簡単ですが、本気になるのは決して簡単なことではないのです。そのため、本心と本気が一致しやすい人は、優れた能力の持ち主とも言えます。

本気になって失敗するのが怖い

2つ目は失敗するのが怖いからです。挫折経験がある人ならわかると思いますが、本気で取り組んだとしても、成功する保証なんてどこにもありません。

そこで、まだ本気にならないことで、言い訳の材料を残しておくのです。自分はまだ本気を出していないから、上手くいっていないだけだと。テスト前の勉強してないアピールと似ているかもしれません。

頑張ったのに報われないことはとても残酷なことです。特に、本心から望んでいることが叶わなかった時には、もはや絶望でしょう。

そのため、予め本気にならないことで、自分を傷つけない予防線を張っているいる人も多いのではないかと思います。

本心を正しく自覚できていない

最後に、本心を正しく自覚できていないことです。上述しましたが、本心が何かという答えは自分しか持っていません。つまり、正解は自分しか分からないのです。

しかし、誰もが自身の考えや気持ちを正しく把握できているとは限りません。話している途中で言語化に詰まることだってありますし、自分がどうしたいのか分からなくなることは、そんな珍しいことでもないと思います。

また、本心は1つだけとは限りません。例えば、痩せたいという本心と、甘いお菓子を食べたいという本心は共存できます。こうなったら本心同士の衝突が始まり、もうカオスですよね。何が本心か自覚するのも難しいです。

本心が正しく認識できていなければ、本気を出す以前の問題です。これでは、本心と本気が一致することは当然なくなってしまうでしょう。

③本気が本心を固めることも

今日も嘘をつくの
この言葉が
いつか本当になる日を願って
それでもまだ
君と君にだけは言えずにいたけど
やっと言えた
これは絶対嘘じゃない
愛してる

YOASOBI「アイドル」

これはアニメ 推しの子の主題歌である、YOASOBI「アイドル」の最後の部分です。アニメの1話を観た方なら、この歌詞の意味が分かる人も多いでしょう。涙なしには観れないあのシーンです。

私は、たとえ嘘だとしても、本気で願って行動していれば、それが本心に変わるのではないかと思います。嘘から出た誠と言ったように、本気から強い本心が作られるのです。

もし理想の本心があったとしたら、本心を自覚するのは怖いことでもあります。なぜなら、アイドルの歌詞のように「愛してる」と口にすることで、それが本心ではなく嘘だと分かってしまったら、とても残酷ですから。

そのため、どういう本心でありたいかが定まっているならば、心の準備のためにもまずは本気で行動していくことで、本心を固めていくのも有用なのではないかと思います。

つまり、考えるより前に行動することも、1つの手段という話です。本心と本気がどっちが先かなんて、大した問題ではないのですから。

まとめ

本心は自分だけが持つ答えなのに対し、本気は行動として周りにも見える形で表れます。そのため、本心だけでは行動につながりません。

また、本心だけど本気になれない理由は、能力がない、言い訳材料、本心の無自覚の3つを挙げました。そして、本心と本気がどっちが先かは決まっていません。なので、ありたい心の姿があるのなら、まずは本気で行動するのもありだと考えます。

最近は趣味のメジャーリーグ観戦が忙しくて、noteから遠ざかり気味です。ですが、本心では書きたいと思っていることは、一応言っておきます。ただ、本気じゃないだけです。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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