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【詩】昼の太陽、仮の夜の月

昼に輝くものは太陽で
でも、わたしの昼には昇らない

遮り、隠れ、
わたしは
昼の太陽を遠ざける

昼の太陽に映し出される影は
歪な輪郭をくっきりと浮かび上がらせ
わたしを崖に追いやる

現実と切り結ぶ僅かな足場は

それなのに
わたしをこの場所にとどめるように
青い息吹を
立ち上らせる

仮の夜に
わたしの身体を
預けながら

青い心を捨てきれない

昼の太陽を遠ざけるのは
この青い心まで
灼かれてしまうからか

仮の夜の月が
慈しみの眼差しを投げかけたのは
この青い心を見ていたからか

恥辱に震える身体をさらすわたしに
青い心を届けることは
もう許されない

昼の太陽に思い焦がれていた

青く立ち昇る息吹を
干し草の甘やかな匂いに香り付け
吹き渡る風に包みたかった

わたしは
絶望を受け止め

ぎりぎりと
青い心を封印する

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