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【詩】繰り返す日々の傍(そば)に-「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界-

長いタイトルと少し長いご挨拶

ようこそ、“「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界”へ!
ご訪問、ありがとうございます。

トップ画像は、色野おとさまが、カーペンターズの「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影」を聴きながら撮影された写真「歳を重ねた味のある距離感」です。
この写真をもとにイメージした物語を、「繰り返す日々の傍(そば)に」という詩の形にしました。
土谷光さまの素敵なギターサウンドと一緒に楽しんでもらえると、嬉しいです。

色野おとさま、土谷光さま、
お二人の完成された
素敵な表現の世界に、
わたしの詩が
ともにいることを快くご承諾いただき
ありがとうございます。

(おふたりのご紹介は、最後に掲載しています。)

詩は、
下のノートとの出会いから生まれました。

できましたら、
ゆっくりと声に出して読んでみてください。

写真と
音楽と
詩が
あなたの声の響きで
ゆるやかに繋がって
ひとつの詩の世界になりますように。
(おすすめの楽しみ方を、詩の後ろに記しましたので、お時間がありましたら参考にしてみてください。)

この詩の世界を完成させるのは
あなた
です。


繰り返す日々の傍(そば)に
-「(They Long To Be)Close To You〜
遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&
写真とつくる詩の世界-

「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters (カーペンターズ)」(演奏・アレンジ:Kou TSUCHIYA さま)YouTube から

「歳を重ねた味のある距離感」
撮影:色野おとさま
2019年、いずもざき海遊広場


「繰り返す日々の傍(そば)に」  しおん

あの水平線の彼方で
幸せは
生まれるのかしら

そして
波にのって
やってくる

月や星々の祝福を受けて
灼熱の陽に耐えて
降り注ぐ雨に踊って

ときに波にゆられ
ときに波にもまれ
ときに波におわれ

海に、空に
陸に
たくさんの命を与えながら

遠い、遠い、時間の
波にのって
やってくる

夕陽を眺め
君が語る
波の話

今度は
僕が
波の話をしようか

打ち寄せる波
引いていく波
繰り返す、波

空をわたる風が
この海とともにある限り
繰り返し続いていくいとなみ

穏やかなときも
ぶつかりあうときも
風は海とともに

高らかに歓声をあげるときも
低くうねりむせぶときも
海は風とともに

ただ
波を重ねていく
遠い時間の繰り返しに

風と海は
分かち難く
ある

だから

生きていく限り
繰り返し続いていく
日々の傍に

これからも、
いてほしい


おすすめの楽しみ方
-ひとつの詩の世界にするポイント-
(ちょっと長い説明)


まず、ギターサウンドを楽しみながら、写真の世界を焼き付けます。

次に、ギターサウンドを開始して朗読してみてください。

朗読のポイントはギターの曲調に合わせてゆったり読むことです。
(詩の朗読時間は2分30秒ほど。
読了後、45秒ほど、ギターのリフレインの余韻に浸れます。)

ギターサウンドの、
①Aメロ・②Aメロ・③Bメロ・④Aメロ・⑤Aメロリフレイン・⑥ワンテンポの余白・⑦Bメロ〜エンディング
の流れも少し意識してみると、
いい感じになります。
(丸数字は、下のおすすめの読み方の
丸数字と対応しています。)

わたしは、次のように読むのが好きですが、いろんな読み方を試してもらえると、嬉しいです。

①Aメロ 詩の1連目から3連目。曲調を感じながら。連の間はひと呼吸おいて。後は、だいたい、同じぐらいのテンポで読みます。

②Aメロ 詩の4連目から7連目の途中ぐらい。

③Bメロ 詩の7連目の途中ぐらいに転調し、Bメロに。10連目まで。
10連目の終わりが、Bメロの最後と重なると、音階を順に上げるギターの響きが次の連に掛かる虹のように、とてもきれいに響きます。

④Aメロ 11連目から14連目まで

⑤Aメロリフレイン 15連目から16連目まで

⑥ワンテンポの余白 17連目
最後の連が、ちょうどサウンドの休止部分になると、言葉が浮び上がります。
ぜひ、たっぷりの思いを込めて伝えてください。

⑦読了後は、美しいリフレインに、ぜひ浸ってください。

本当は、朗読を入れられるとよいのかもしれませんが。技術がなくて…。
それぞれの読み方でそれぞれの世界をつくっていただくのもよいかな、と思っています。

あなたがつくる詩の世界へようこそ!



おふたりのちょっと長いご紹介

おふたりとも、noteクリエイターさんです。

色野おとさまのご紹介
もしかしたら、
土谷さまより先に紹介するのを
恐縮されるのでは、とも思ったのですが、
色野さまの写真に出会えなかったら、
この詩は生まれなかったので、先に紹介させてください。
では、以降は、“おとさん”とお呼びしますね。

おとさんとの出会いは、
「今日のあなたに」でした。
職場でのお昼にnoteを開けたら
そこにいらっしゃいました。

「いつも右手にもっている言葉」
なんてかわいらしくて、素敵な表現!

そして、右手に大事にもってきたその言葉も、

わたしも持たせてもらっていいですか?
とお願いしてしまうほど
素敵な言葉でした。

そこから、
おとさんの世界に触れさせていただき、
今回の詩のイメージの
源泉となった
写真に出会いました。

おとさんは、
本当は油彩画家さんということ。
写真は、小さい頃から
油絵の構図や光や影とかを捉えるために
撮られてきたということで、
そのため、
画像の修正とかはされないそうです。

だからこそ、
真の姿をとどめようと
レンズを通して
世界をとらえる
眼差しに

写されるものたちが
呼応して
たちあがってくるような
そんな写真たちです。

油絵は、まだ見たことはないです。
今は、少しお休みをして
インプットの期間のようです。

いつか、
自然に息を吐くように、
絵筆をとって
描き出すのでしょうね。

おとさんの油絵の世界に
出会える日を
心待ちにしています。


土谷 光(Kou TSUCHIYA)さまのご紹介

土谷さまのことは、あまり、よく知りません。
(…!いろんなとこからいろんなものが飛んできた!煮たぎったお湯が入ったやかんとか、カチンコチンのお餅とか、ぶつかると危ないものはやめましょう。カイロ飛んできた、あっ、カイロはもらっときます。)

いえ、知らなくて、
よいのかもしれません。

土谷さまが奏でる
ギターの旋律に
時間ごと包まれることのほうが
きっと
あなたにとって、
とても大事なひとときになるでしょう。

ただ、
素敵な演奏に心を震わせ、
イメージが湧き出てきて
言葉にしていく

土谷さまの奏でる旋律に
心を解き放つことで
見える景色や
物語を
言葉にしていけたら
素敵だな、と思っています。

土谷さまのご紹介になっていない?
それでは、このnoteにご訪問ください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

“「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/Carpenters(カーペンターズ)」のギターサウンド&写真とつくる詩の世界”、
いかがでしたでしょうか。

カーペンターズの「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影」から生まれた写真と音楽と詩が、あなたの中で、ひとつの世界になったでしょうか?

では、みなさまの大切な時間を、このnoteで過ごしてくださったことに感謝して、最後のご挨拶といたします。

ありがとうございました。

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