【詩】美しいと感じること「一月の声に歓びを刻め」に寄せて(2)
汚れることは
罰ではなく
ましてや
罪でもなく
付けるものでもなく
付けられるものでもなく
一部でもなく
全体でもない
それは
わたしが取り込んだもの
取り込んでしまったもの
細胞が
生まれ変わっても
剥がれることのない
原初のような記憶
それでも
まだ
美しいものを
美しいと
感じられるのなら
わたしは
この世界で
生きていける
(作者から)
先の(1)に続き、三島有紀子監督「一月の声に歓びを刻め」に寄せる詩です。
この詩は、実は、映画を見る前につくったも