希薄な繋がり
Xで日常的にDMのやり取りをしていたCさん
彼女は近畿圏でお店をやっている
プロフィールに
「熟年ニューハーフ 水商売以外知りません」
とキッパリ宣言されている気持ちの良い人
その彼女のポストが2月以降途絶え
DMの返信もなくなった
少し前に目の調子が悪いと言っていて
手術をしたようだが順調に回復していると
報告を受けていた
心配ですごく気になっているけれど
本名もお店の場所も知らない私は
確かめる術もない
今回彼女との連絡が途絶えた事でネット上の
関係のなんと希薄なことかと感じている
昨今、特に若い人からは「SNSを通じて常に
人と繋がっているから安心」などと聞く
確かに災害時にメッセージアプリを使って
助けられたという話も聞くが
面白半分でいたずら情報を流す輩もいるし
誹謗中傷に酷く傷つく人などもいて
SNSは諸刃の剣でもある
嫌な相手は簡単に切り捨てる事ができる
気楽でお手軽な世界
嫌な人間関係をできるだけ避けたいのは
当然だしネット上の経験からも
なにかしら気づきはある
しかし実際はリアルでの濃厚な関係以上に
身になる学びを得る事は少ないと思っている
SNS上の“友達”はどんなに仲良くしている
つもりでも所詮は希薄な幻でしかない
そこは分かっておくべきだと強く思う
現実とバーチャルの境目が曖昧に
なってきている今だからこそSNSの使い方や
自分の在り方を見直して己の成長を
促していきたいと思った
Cさんがご無事であることと
またいつか交流を再開できる事を願っている
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