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我々は何からできているのか?


以前住んでいた、静岡県知事が第一次産業者達を卑下するような発言をしたとニュースで聞いた。

彼は田んぼや畑を見ても、自分の命を作ってくれていると結びつかない人生を送ってきたのだろう。

お米、小麦、肉、魚、野菜を食べるから生きているのに。
食物や動物の命を頂いてきているから、生かされている。
自分が手を汚さなくても、肉や魚を食べられる時代に突入しているから、彼の様な考え方になる人がいるのだろうか。

誰一人、上も下もない世界。
皆んなが凸凹してるから、
上手くはまって、世の中は回る。
そう信じたい。

義実家が米農家だから、余計に感じることができる。いつも命を作ってくれてありがとうございます。と。
息子は、義実家の野菜なら食べる。
無農薬で虫も沢山食べる野菜なら美味しいらしい。

食べ物も自分の中の感覚を大切にしたい。自分の身体を守れるのは自分しかいないから。

8歳になった息子は友達と一緒にハンバーガーショップのハンバーガーを初めて食べた。
ひき肉を食べられる様になったのが6歳だったから、ハンバーグデビューも遅く、ハンバーガーは食べないだろう…と連れて行ったことがなかった。
一口で辞めた。
『ごめんね。無理。』
と、はにかんで笑いながら渡してきた。

お米も外食先で、一口で止めることがある。味が違うらしい。

自分の身体が受け付けるかどうか?
自分の味覚を大切にしていくのも大事だと思う。なぜなら、それは自分を作り上げてくれる元になるから。

まぁ、勿体無いので、私が残した物を全部食べるのだけど…。
私は先に、勿体無い…がきてしまう。
だけど、身体に合わない物を食べ続けて病気になって治療して、お金払って…ってしたら、何が勿体無いのか分からなくなってくる。

だから、できるだけ、味覚や直感も大切にする生活をしたい。
ほんの一手間かけた義母のご飯は
本当に美味しい。
義母の周りには人が集まってくる。
人柄も勿論だけど、義母の作る料理を食べにくる人もいる。
真似したいが、義母は量ったりしない。いつも目分量でいっている。
自分の舌で味見をしている。
義母も自分の味覚を大切に生きている一人だ。

畑や田んぼを自分の命と結びつけながら生きて行くと、生かされているという事に行き着くのではないだろうか…。

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