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息子が優しすぎた

7歳、小学2年生になる息子。
普段から、怒りのエネルギーで生きている父親。
カリカリしている父親を見て、ふと息子に聞かれた。

「ママ〜、とと(父)と二人でいたときも、ととはいつも怒っていたの?」

そうだねぇ。怒っていたねぇ〜〜〜。
例えば、ママの誕生日にさ、ラベンダーを見にいきたい!って
北海道に行ったことがあるんだよ。誕生日の日にわざわざ。
ラベンダー畑までの道は1本道でさ、レンタカー借りて行ったんだけど、
ととは人混みも、渋滞も嫌いでしょ?
だから、段々イライラしてきて、
ラベンダー畑まで後少し・・・って所まで来て、
車をUターンして連れて行って貰えなかったんだよ。
「なんで花見るだけで、こんな渋滞に巻き込まれなあかんねん!!!」

ってブチギレてさ。
ママの誕生日だったんだよ。泣いたよね。一人でホテルでさ。
ホテル戻ってもブチギレたままだからさ、
ママはそれ以上にブチギレてみたんだよ。
そしたら、大人しくなったよ。

その他にもさ、混んでるお店嫌いだからって混んでないお店ばかり
入ったら、全部美味しくない普通の店だったんだよ。
ブチギレてたよ。
「北海道は全部美味いんじゃないんかよ!!!」
って。知らんやん。どんだけ、期待しててんって話やしさ。

ママ、僕が誕生日の日にそのお花、僕のお金で買ってあげるからね。
頑張ったね。

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
可愛い。愛おしい。なんて優しいんだ。
こんな、カリカリした夫婦の元に来てくれて、
優しく育ってる・・・。
ありがたい!!!

どうか、そのままで居ておくれ。。。

#やさしさに救われて

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