マガジンのカバー画像

8
旅ネタをまとめています
運営しているクリエイター

記事一覧

開けっぱなしのトイレ

開けっぱなしのトイレ

小学2年生の息子が、ある時から怖がってトイレのドアを開けっぱなしで
するようになってしまった。
それを夫が
「中国人やないんやから!!!」
と咎めた。

また人種差別のようなことを言って!!!と
思いながら、あることを思い出す。

10年ほど前に、中国人の友達とインド人のその友達の彼氏と私とで
ネパールの山登りに行ったことがある。
ネパール【ポカラ】の山を転々として、山小屋に泊まりながら登り、

もっとみる
息子が優しすぎた

息子が優しすぎた

7歳、小学2年生になる息子。
普段から、怒りのエネルギーで生きている父親。
カリカリしている父親を見て、ふと息子に聞かれた。

「ママ〜、とと(父)と二人でいたときも、ととはいつも怒っていたの?」

そうだねぇ。怒っていたねぇ〜〜〜。
例えば、ママの誕生日にさ、ラベンダーを見にいきたい!って
北海道に行ったことがあるんだよ。誕生日の日にわざわざ。
ラベンダー畑までの道は1本道でさ、レンタカー借りて

もっとみる
本当の間違いは自分が正しいと思った時に始まる

本当の間違いは自分が正しいと思った時に始まる

今、起きている戦争も、みんな自分が正しいと思っているから起きている。
揉め事は大体そう。
みんな自分中心にしか考えていないから。

8年前に新婚旅行にパタゴニアの山に登りに行った。
チリとアルゼンチンを跨いで自分たちで10日間ほどの日程でマゼラン海峡を渡ったり、山を登ったり、流氷を見に行ったり、ペンギンを見たり、最果ての地と
言われているウシュアイアにまで行ってきた。
一人だと行くまでに時間がかか

もっとみる
世界の毛の話

世界の毛の話

10年前、ウズベキスタンを旅した時、ハマム(温泉のようなサウナのような施設)
があると聞いて行ってきた。
受付をして、裸になって、人が集まっているところで身体を休めた。

もちろん女性ばかり。

地元の人ばかりのハマムで、
外国人(アジア人)の裸を見るのが
初めてなのだろう。
興味津々に動物を眺める目つきで
眺められた。
そんなにも珍しいのかと思っていたら
あちらの方々は下の毛がない!!!!!

もっとみる
ビザの思い出

ビザの思い出

夫が現在、タイ出張に行くのに、ビジネスビザが必要だと手続きをしていて
私は旅の途中のキルギスでタジキスタンのパスポートを
取得したことを思い出した。
日本パスポートを持っていてよかったと思った瞬間をふと思い出した。

9年ほど前。
アルカイダとアメリカが対立をしていて、アメリカ人がイスラム圏に
旅行するのが簡単ではないと聞いた。アメリカ人の男性と結婚が決まっていた
友達には入籍する前に○○スタン系

もっとみる
何を信じて生きていくか

何を信じて生きていくか

7年前、インド北部からスタートして南部、
スリランカまで移動しながら旅をした。
旅の途中、さすがインド!!という感じで、様々なトラップに出会った。

正式な電車の切符売り場で購入した切符で駅に入場しようと
駅に向かっている途中、二人組の男性に囲まれた。
制服っぽいものを着ている。

「切符を拝見します。こちらの電車は本日発車しません。」

え????

となっていると、私服の人がやってきて、
「じ

もっとみる
怒りが生きる力になる(南アフリカでHIVの彼女から学んだこと)

怒りが生きる力になる(南アフリカでHIVの彼女から学んだこと)

18年前になる。
南アフリカでHIVのスタディツアーに参加した。
当時22歳の私は全てが新鮮だった。

3秒に一人がレイプされているという事が地球の歩き方に書いてあって
オーバーだなぁ。人口足りなくなるやん。と
楽観的に考えていたけれど、レイプに合うのは子供からおばあちゃんまで
人生で一回だけではなく、何度も被害に遭ういうことが分かった。

アパルトヘイトは歴史では習っていたけれど、白人居住区、

もっとみる
地球がトイレ

地球がトイレ

14年前、ガーナに医療活動をしたくてスペイン人の女医さんと、私の二人でインターンシップを使い、ガーナに乗り込んだ。
スペイン人の女医さんとは、アイルランドの語学学校で一緒になった。
たった二週間、彼女と同じクラスになり、意気投合。やりたいことが一致した。

NGOでもなく、JICAでもなく、ただ、ガーナ人が経営しているインターンシップを利用して、ガーナにホームステイして、病院で働かせてもらう・・・

もっとみる