【社会学】ユニクロが売れ出した理由
ユニクロは今やブランドとしてユニクロを着る人がいるほど売れるようになりました。元々、ローカルな服屋さんだったのになぜ世界を代表するブランドにまで上り詰められたのか、考えてみたいです。
中産階級の増加
ユニクロが売れるようになった理由、それは日本の発展に伴い中産階級が占める割合が以前に比べて増加したからではないかと思うからです。
ピエール・ブルデューの著書「ディスタンクシオン」(藤原書店)に貴族と中産階級の趣味の違いが記述されています。
貴族は時間的にゆとりがあるために、機能的・実用的でない趣味を好む傾向があるそうです。例えば、美術鑑賞や文学鑑賞などの芸術です。
一方で、中産階級や庶民階級は、労働による時間的制約があるので、実用的な趣味を興じる傾向があるようです。自己啓発やビジネス書購読などでしょう。
ファッションに興味があるよりも、動きやすさや洗濯のしやすさ等の機能性を重視するような人々の割合が増えたのは、ユニクロが売れた一因だと思います。
(ピエール・ブルデューの肖像画 Wikipediaより引用)
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