今日の一福
2024/03/10
「ホ……………ッケキョッキョー!」
て鳴く子がいる、ご近所のミステリー。
君はウグイスか? それで合ってる?
それともニワトリ? なおさら合ってる?
まさかのオウムか? どこでおぼえたん?
何であれ雅だ。お貴族チックだ。『光る君へ』とか真顔で観てそう。
ウグイスなのかニワトリなのか。
この子どもでも分かりそうなところをあえて煙らせて遊ぶ風情が、余裕綽々。それがお高くも感じられない。むしろロックだ。ホケキョッキョが衒いでない彼の歌で、彼そのもので、底のあっさい狙いがない。
そこがいい。
これぞ純だ。ロックだ。痺れるね。
ユーモアという知性さえついには感じて、夜勤明けのふやけた脳にはストレートに響いて困る。ジワる。半日笑える。
きみ、なかなか見どころあるね。ただの鳥ではないんじゃないかねと、正体が超気になって仕方がない。が、
1度もないんだ。実際、そのお姿を見たことが。
いやいやこれ超近所だぞ。5年弱居て影さえ見ない。羽音も知らない。お声のみたまに聞く。御簾でもブラ下げておいでなんかね。それも午前11時をすぎたあたりで、ふっと止む。カッコよすぎてどうにかなりそう。
会いたい。
ひと目この目に焼き付けたい。
できれば名前をきいてみたい。
等々、見たこともない(に等しい)公達に焦がれて歌を詠む平安女子の気分がこれかと。
いや情念よ。
芸術にまでし遂げるのだから相当ロックだ。研ぎ澄まされてる。はかなげに見えてパンチ効いてる。このギャップよし。目も醒める。どんな男子も「そんなオレのことスキなの仕方ねえなぁあ~」ってなる。
あのホケキョッキョも、そんなかんじでノコノコ現れてくれんかな~んて、歌のかわりにnoteする。
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