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【書評】 心に刺さる、印象に強く残る 超・引用力


心に刺さる、印象に強く残る 超・引用力

心を動かす魔法の言葉「引用」の教科書:あなたの話に深みと説得力を与える7つの秘訣


「あの人の話は、なぜかいつも心に響く」

そんな人、あなたの周りにもいませんか? 実は、彼らには誰にも知られていない秘密があります。 それが、「引用力」という魔法の言葉なのです。

引用力とは、書籍、映画、偉人の名言など、様々な情報源から最適な言葉を借りて、自分の話に深みと説得力を与える力のこと。

本書は、そんな魔法の言葉「引用」の教科書です。

著者である上野 陽子氏は、媒体プロデュースやスヌーピーの翻訳を手掛けるなど幅広く活躍。 これまでに数多くのベストセラーを手掛けてきた氏が、自らの経験に基づいて、引用力を高めるための秘訣を余すことなく伝授します。

本書では、7つの秘訣を通して、引用力を高めるための具体的な方法を紹介しています。

1. 言葉の引き出しを増やす

引用力を高めるためには、まず自分の言葉の引き出しを増やすことが重要です。

本書では、日頃から心に響いた言葉を意識的に記録したり、興味のある分野の本を読んだり、映画やドラマを観たりすることで、自然と引き出しを増やす方法を紹介しています。

2. 話に合った引用のパターンを作る

引き出しを増やしたら、次は話に合った引用のパターンを作ることが大切です。

本書では、「問題提起→解決策提示→具体的な例」というように、ストーリーの流れに合わせて引用を効果的に使う方法を紹介しています。

3. 鮮明なイメージを作る

引用をより効果的に使うためには、聞き手の頭に鮮明なイメージを浮かべさせることが重要です。

本書では、五感を刺激する言葉や比喩表現を用いることで、聞き手の想像力を掻き立てる方法を紹介しています。

4. 数字を生かす

数字は、客観性と説得力を与える効果的なツールです。

本書では、統計データや事例などを効果的に引用することで、聞き手の信頼を得る方法を紹介しています。

5. 信頼度を高める

著名人や専門家の言葉を引用することで、自分の話に信頼度を与えることができます。

本書では、引用する人物の選び方や、引用の仕方など、信頼度を高めるためのポイントを紹介しています。

6. パワフルにする

引用を効果的に使うことで、聞き手の心に響くパワフルな話にすることができます。

本書では、対比や反復、否定などのテクニックを用いることで、話のインパクトを高める方法を紹介しています。

7. シンプルに刺さる

短い言葉でも、心に深く刺さるものがあります。

本書では、簡潔で力強い言葉を選ぶことで、聞き手の心に響くシンプルな話を作る方法を紹介しています。

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本書を読んだ感想として

この文章を読みながら、引用の力がコミュニケーションに与える影響の大きさを改めて感じました。

引用は、言葉や情報をただ伝えるだけでなく、相手の心に訴えかける力を持っています。

特に、引用する言葉や情報を選ぶこと、そしてその引用を適切な場面で使うことが重要だと感じました。

文章中に出てくる「引用レシピ」という考え方は特に興味深く感じました。

例えば、鮮明なイメージを作るためには、五感を刺激する言葉やストーリーに乗せることが大切です。

また、数字を引用することで曖昧さを避け、信頼性を高めることも重要ですね。

このような引用の技術を使い分けることで、話の内容がより鮮やかに伝わることができるのだと感じました。

引用を使う際には、聞き手の年齢や文化的背景などを考慮することも重要です。

知っている言葉や情報を引用することで共感を得られる一方で、新しい言葉や情報を引用することで、自身の知識や引き出しの多さをアピールできます。

このバランスを取ることが、効果的なコミュニケーションにつながるのだと感じました。

引用力を高めることは、日常生活においても非常に役立つスキルだと思います。

自分の話をより魅力的に、わかりやすく伝えるためには、引用の技術を磨くことが重要ですね。

引用力を高めるためには、日々の経験や学びを大切にし、言葉や情報の引き出しを増やしていくことが大切です。


本書をおススメしたい人

  • 話下手で、相手にうまく伝わらないと感じている方

  • もっと説得力のある話ができるようになりたい方

  • 人の心を動かすような話ができるようになりたい方


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本書のまとめ

  1. 伝え方が上手な人は、引用を上手に使うことが特徴とされる。漫画や小説、映画、偉人たちの名言など、様々な引用を自分の話に取り入れ、伝える力を高める方法が解説されています。

  2. 引用を使うことで、話を補完し、拡張し、引き上げる役割を果たし、話が展開し、進化し、聞き手を引き込む力が生まれます。

  3. 引用力を高めるためには、まず自分の言葉や表現に加えて、多様な引用の引き出しを作る必要があります。書籍や新聞、経営者のスピーチ、身近な人の体験談などから引用を増やすことがポイントです。

  4. 話に合った引用のパターンを作っておくことも重要です。自分の中で引用パターンを整理し、その場にピッタリくる引用をすることで、話を効果的にサポートします。

  5. 引用をする際には、伝える目的を整理することが大切です。納得させる、感銘を与えるなどの目的を明確にし、それに合った引用を使って話を組み立てます。

  6. 引用をする際には、鮮明なイメージを伝える言葉を選び、数字やデータを引用して曖昧さを回避し、信頼度を高めるために達人や先人の知恵を借りることが大切です。

  7. 引用を使い分けることも重要です。多くの人が知っている引用は安心感を与え、知られていない引用は自身の知識や引き出しの多さを示す効果があります。聞き手の認知度や背景に合わせて引用を選びます。


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