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イベントレポート|「事業成長を最大化する技術戦略」を、CTO・CEOに聞いてみた

株式会社Cake.jp 採用広報です!
2024/04/17(水)に当社主催のクロストークイベント『「事業成長を最大化する技術戦略」を、CTO・CEOに聞いてみた』を開催しました。
実施の経緯や、当日の様子をご紹介します。

イベント開催の背景


私たちはケーキ・スイーツの総合ECサイト「Cake.jp」を運営しています。
サービスサイトから、ECに加盟いただいている和洋菓子店さんが使用する商品管理システムまで、すべてを自社で開発をしています。
エンジニアチームの特徴は「学習型組織」であることです。毎週、輪読会やモブプロ、小話会(社内LT会)を実施しており、知識・技術を惜しみなく共有し、高め合う文化があります。

このような文化が定着してから1年ほどがたち、せっかくならばチームを飛び出し、他社のエンジニアの皆さんとも学びの場を作っていきたいと思い、開催に至りました。

イベントレポート

今回のクロストークは、株式会社ベター・プレイスCTO原田 裕介さんをゲストスピーカーにお迎えし実施いたしました。
会の前半では、ベター・プレイス社・Cake.jp社それぞれの技術戦略についてご紹介し、開発組織の構築におけるこれまでの取り組みを掘り下げクロストークを展開しました。
後半は懇親会にて同じテーマに関心のあるエンジニアの皆さんでざっくばらんに情報交換や交流をお楽しみいただきました。

技術戦略の発表は、当社代表で開発組織を管掌しプロダクトオーナーを兼務する髙橋からスタート。

私自身がエンジニアとしてCake.jpを構築したフェーズ1から、CTOがジョインし技術基盤の構築が伸長したフェーズ2を経て、現在はCTOが退任し私がCPOとして開発をリードしています。フェーズ2で構築された技術基盤を活用して売上・利益をより生み出していくフェーズ3へと成長してきました。

成長の傍ら課題もあり、売上や利益に明確に繋がる開発が優先され、直感的に良いと思うことの優先度が下がり、無難なプロダクトに近づいてしまいがちです。

まだまだ事業をスケールさせることを優先していますが、「感動体験を作る」という世界観の実現はぶらさず、共感してくれるマネージメント・ミドルレイヤーのエンジニアにジョインいただき、CPOを引き継げる体制にしていきたいと思っています。
その頃には、「感動体験を作る」ために、更にやりたい開発ができるのではと考えています。

髙橋

続いて原田さんより、2022年にベター・プレイス社CTOとして着任された当時から現在まで、どのように採用活動を行いチームを組成し、技術基盤を構築されてこられたかお話しいただきました。

ベター・プレイスの事業が好調なこともあり、組織の拡大に着手しより開発を前進させられるベースがありました。

チームを作りながら、当たり前のことと思われるかもしれませんが、レビュー文化やテストコード、CI/CDや脆弱性診断ツールの導入といった技術基盤をひとつずつ整備していきサービスの信頼性と信頼性と安全性を向上させていくことは、技術的なおもしろさもありました。

私たちは「やさしい人がやさしいままでいられる世界へ」をビジョンとして掲げ、人々が「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指して、福祉業界の企業年金を展開しています。
個人情報やお金を扱う事業ですので、事業の観点からも重要な取り組みです。

原田さん

参加者の皆さんからは、採用活動についての質問も多く上がり、取り組みを詳しくご紹介いただきました。

採用はフルスタックのWebアプリケーションエンジニアを採用する方針を取り、コーディング試験やシステムデザイン面接を導入するなどスキルマッチはもちろんのこと、私自身が選考フローのすべてに参加し、ベター・プレイス社にとってだけでなく、候補者の方にとってもミスマッチが起こらないよう取り組んできました。
採用活動の強み、差別化といったところはまだまだ模索しており、カンファレンスや勉強会への露出や技術広報記事の露出など、地道に取り組んでいます。
私たちはPHPで開発を行っているので市場に人材も豊富ですから、母集団に適切にコミュニケーションをとることで採用が上手くいっている実感があります。

原田さん

前半戦の最後には、髙橋と原田さんにて「開発組織の構築」をテーマにクロストークを展開。

「開発組織を構築する取り組みとして、うまくいった施策・失敗した施策は?」という問いに対し、原田さんからはエンジニアとビジネスメンバーの社内コラボレーションについてお話いただきました。

うまくいった施策としては、エンジニアとビジネスメンバーとでプロジェクトチームを組成し、大型な改善に取り組んでもらいました。これによって、エンジニアは事業ドメインの理解が深まり、ビジネスメンバーはテックへの理解が深まり、開発プロセスがスムーズに回るようになったと考えています。

原田さん

髙橋からは、失敗した開発組織の構築施策を話してもらおう!と思ったのですが、「失敗談は誰かを傷つけてしまうかも」ということで、これまでにCTOやエンジニアメンバーと協働する際に大事にしてきたことをお話しいただきました。

役割分担をして、相手の邪魔をしないようにすることを気を付けてきました。
例えばCTOとの役割分担ですが、私はどういう事業を作ったらユーザーが喜んでくれるか、市場から評価されステークホルダーにも喜んでもらえるかを考え、CTOは事業を実現するための技術基盤を整えてくれたんです。
気を付けていても、ついつい口を出してしまうこともあったんですが。。笑

髙橋

「組織の文化を作り、定着させる観点でも、やりたいことを見守り支援すること、邪魔しないことは大事ですね」と共感するコメントを原田さんからいただきました。

クロストーク後は懇親会を実施し、Cake.jp大ヒット商品の「まるごとメロンケーキ」と写真ケーキを皆さんに召し上がっていただきました♪
また、お土産に当社とベター・プレイス社のロゴ入りクッキーをお渡ししました。

イベント会後のアンケートでは、
「エンジニアとビジネスチームのコラボレーションについて、具体的な取り組みが聞けてためになった」
「採用手法についてたくさんお話が聞け、自社の取り組みをアップデートしようと思った」
というお声などをいただきました。

今後も定期的にLT会を開催いたしますので、少しでもご興味をお持ちいただけましたらご参加ください!

Cake.jpイベントはconnpassからご確認いただけます♪
https://cakejp.connpass.com/

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