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【合格体験記】国内MBA受験

 昨年度より仕事をしながら国内大学院(ビジネススクール)に通い、MBA取得を目指している。受験に向けて予備校に通う方も多くいるが、すべて独学で合格した体験記を記載し、これから大学院受験を目指される方の参考になればと思い、体験記を記載する。

 試験は2次試験まであり、1次試験はエントリーシートと小論文、2次試験は面接である。ビジネススクールによって試験時期は異なるが、自分の場合には11月から準備をはじめ、以下の通りのスケジュールである。

図1

では、それぞれの試験対策について内容を記載する。

エントリーシートについて

 エントリーシートでの設問は大きく以下3点であった。
①実務経験で成し遂げたことと、担当業務
②キャリアゴールと達成手法
③志望プログラムへの期待と研究テーマ。

 ①の意図としては、ビジネススクールの中で議論に参加し、クラスに貢献できるだけの実務経験を有しているかの確認であると認識しました。そのため、出来る限り経営・全社戦略に近い業務内容や、そこから何を得たのか、プレスリリース案件に関わった実績を記載しました。
 ②の意図としては、将来何を成し遂げたいか、その手段としてMBA取得が適切な理由の確認であると認識しました。そのため、成し遂げたいこと、その実現に向けた今まで取組み、その取り組みのなか感じた課題・障壁、それを乗り越えるためにMBA取得が欠かせない理由を記載しました。
 ③の意図としては、なぜこの大学院でなければいけないのか、在学中に具体的に何をしたいのかの確認であると認識しました。そのため、実務経験の中で感じている課題に対して、何を研究し明らかにしたく、その仮説は何か、その仮説をクリアにするためになぜ本校が適切なのか、を記載しました。

 具体的なエントリーシートの中身を見てみたいという方は、書籍『国内MBA受験のための研究計画書の書き方』がおすすめです。自分もかなり参考にしました。

小論文について

 小論文対策としては大きく以下2点です。
 第1に、当たり前かもしれませんが過去問を何度も解きなおし、第三者に添削をしてもらうことです。小論文の文章に正解はありません。そのため、自分の書いた文章が、第三者から見た時に簡潔で分かりやすいものか添削いただくのが最も良い対策と考えます。
 第2に、文章を書く技術を上げることです。具体的には、書籍『考える技術・書く技術』を読んでいただくことを最もお勧めします。本書籍は、他のMBA合格体験記でも推奨されていたいたもので、自分もかなり勉強させていただきました。読み手を意識した文章の書き方の基礎を学ぶことができ、小論文対策だけでなく、日ごろの実務でも役立ちます。

面接について

 面接対策は大きく以下2点です。
 第1に、自分で想定Q&Aを作ることです。この目的は、回答を暗記することではなく、想定Q&Aを作る過程で、自分自身の考え方の軸を形成することです。エントリーシートの内容に対して、「例えば自分が面接官であれば何を質問するだろう」「それに対する自分自身の考え方は何だろう」という問いを自分自身に投げかけ続けることで、思考の軸が形成され、どんな質問が来ても回答(暗記ではなく)できるようになります。 
 第2に、勤務先の統合報告書、プレスリリース等の資料を読みこみ、社内事情を把握することです。社内では1つの部署の社員かもしれませんが、面接においてはその企業の代表として見られ、所属部署に関係なく質問が行われます。そのため、会社として社外に公表している資料には一通り目を通し、それに対する理解も深めておくべきです。

最後に

 上記はあくまで自分の合格体験記のため、これから大学院受験を目指される方にとって、どこまでお役に立てるかは分かりませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。
 最近、仕事&育児が忙しく、発信がなかなか出来ておりませんが、出来る限り、皆さまのお役に立てる記事を今後も書きたいと考えています。引き続き応援よろしくお願いします

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