見出し画像

【日記】カルマを信じて 

 私の勤務先には1年に1度、上司と今後のキャリアを話し合う面接の機会があります。その面接が今日あり、内容について記載したいと思います。

 私は学生時代、日本科学未来館でボランティアを行うなど、社会貢献の意欲が人よりも少し高く、生まれ育った日本に恩返しをしたい・新しい価値を生み出したいという想いから今の会社に就職を決めました。

 そして、新しい価値を生み出すという想いから、入社後は新規事業創出の仕事に率先して関わってきました。しかし、「0から1にする」だけではなく、「1を100にすること」への力量不足を感じ、様々な人の話を聞きに行ったり、自己研鑽に励むなど行ってきましたが、それでも足りず、一度会社を離れ、MBAを取得することを決めました。

 しかし、MBAを取得し、帰社後の人事配置は、新規事業やマーケットとは程遠い、コーポレートスタッフに。それでも、与えられた仕事を必死に頑張ろうと、数年間必死に頑張ってきました。けれども、どうしても入社当時からの”新しい価値を生み出す”という想いを捨てきれず、今日の上司面談の際に、想いを打ち明けてみることにしました。

 入社当時からの自分の想い、新規事業関連の仕事に携わる中で感じた課題意識、仕事を休んでまで決めたMBA取得、そして今の業務とのミスマッチについて打ち明けました。

上司からのコメントはこうでした
「MBAに行ったのは逃げだね、もしその仕事をもっとしたければ、やっていればよかったに」
「数年間もったいないことをしたね」

 ショックでした

 MBAに行くことが正解だったのか、失敗だったのか、それは分かりません、この先の結果が証明します。しかし自分は、入社当時からの想いを実現するために、仕事・家族・友人との時間の多くを犠牲にし、コロナ禍で大変な学生生活を創意工夫で乗り越えながら、必死で頑張ってきました。
 休日も家族との時間を犠牲にし、「パパ、一緒にあそんでよ!」と必死で書斎のドアを叩く息子が、諦めて静かに母親のもとに戻っていく。それに応えられない父親としての心苦しさを感じながら、その分必死に勉学に励んでいた時間を今でも覚えています。

 その努力を決して誰かに認められたかった訳ではありません。ただ、多くを犠牲にしてきたうえに成り立つ努力のプロセスを否定された。そのことがショックでした。

子供たちの顔が脳裏に浮かびます
「沢山遊んであげられなくてごめんよ」
「もっと仕事ができる父親でなくてごめんよ」
「もっと強い父親でなくてごめんよ」

 上司からの言葉がショックであると同時に、そんなことを言われないくらい、圧倒的な成果を残せていない自分が情けなくて悔しいです

 そろそろ家族との時間に戻らないといけないので、今日はこのくらいにしようと思います。日記ではこんなことを書いていますが、妻・子供たちの前では笑顔でいなければ!
 ただ、前向きに、この悔しい経験も、これまでの必死の努力も、必ずどこかで繋がると、点と点が線になるとカルマを信じて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?