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【記録⑩】過去のヘイトを見られたくない?…名前をコロコロ変える中傷アカ

今年3月に始まった、カフェバグダッドと比呂啓さんに対する、執拗かつ醜悪なネット上での誹謗中傷から半年以上が過ぎた。春に始まり、もう秋だ。その間、私自身にもいろいろなことがあった。それについては改めて記すことがあると思う。

ネット中傷は当初、「中東の建築と美術あらためラブアンドピース」と名乗っていた中東研究者によって始まり、またたく間にさまざまな人々(中東中傷研究会と命名)が「便乗」。今もなお、名誉棄損と人権侵害を繰り返している。この半年の経験を経て、「中東研究者って、みんなそういう非常識な人間なのか?」と、不信感が頭をよぎることも、正直たまにある。

最近、特に容認しがたいのは、中東研究者T氏が作成した裏アカによる中傷だ。

中東研究者によるなりすましアカウント

名前に「カフェバグダッド」をつけて、なりすましと揶揄を兼ね備えたアカウント。過去の中傷ツイートも含め、一刻も早く消去してもらいたいと思っている。そのむねを再三ツイートしていているが、消す様子がない。むしろ、こちらの呼びかけに反発し、逆に中傷を重ねるツイートを繰り返している。一体、どういう人物なのだろう。このまま放置して、知らんぷりを決め込むつもりなのだろうか、T氏は。

アカウント名に「カフェバグダッド」をつけているのは、「カフェバグダッド」で検索する人の目に、この中傷アカウントからの書き込み内容を触れさせたいからなのだろう。どこまでも姑息で卑怯なやり方。T氏の人間性が如実に表れていると言わざるを得ない。一度、冷静な気持ちになって、裏アカウントをこそこそ運用することの「是非」を研究者のアタマで考え直してほしいものだ。

アカウント名に攻撃対象のアカウント名を含めるネット中傷のテクニックの本質は、誹謗中傷の先陣を切った「中東の建築と美術あらためラブアンドピース」氏のアカウント名を見ると、さらによく分かる。今年3月以降の変化をみてほしい。

2023年3月10日


2023年3月23日


2023年8月15日


2023年8月24日


現在(2023年11月17日)

とこんな感じだ。最後の2つは、名称はほぼ同じだが、アイコンの写真がカボチャから、中東でポピュラーな「レモンミントジュース」に変わっている。

こうしたアカウント名をコロコロ変える意味は何なのか? ちょっと常人には理解しがたいものだが、あえて考えると、その時その時の中傷の力点を示しているのだろうと思う。彼にとって、最も重要なポイントは、やはり「カフェバグダッド」という名前を含めることなのだろう。検索でひっかかるようにして、中傷を拡散させるという狙い。人の名前を利用してアメーバか細菌のように、情報を広めていこうという「こすっからい」やり方には、ネット中傷を受けている方々は、留意しておく必要があるだろう。

もうひとつ、これは推測ではあるが、アカウント名の変更の目的には、彼自身による過去のヘイトスピーチ・ツイートの隠蔽があるのではないかと思う。違う名前になって、過去を消す、というサスペンスドラマまがいの行動だ。

彼の過去のヘイトについては、以下の記事などですでに紹介している。

一読していただくと分かるが、非常に悪質で容認しがたいものだ。現プロフィールにも、「クソリム」というイスラム教徒(ムスリム)をおとしめる言葉が使われていて、即刻削除するべきだと思っている。ただ最近は、過去のように延々とヘイト・ツイートを書き連ねることはない。なぜだろうか。おそらく、彼が改心したということではまったくなく、彼の重なるヘイト言動に、批判が寄せられているからではないかと推測する。その程度の場当たり的な対応だと思われる。コロコロとアカウントを変える習性からみても。

彼のヘイト・スピーチという病弊は、完治したわけではなく、何かをきっかけに再発する危険性が十分にある。最近のクルド人に対するヘイト・スピーチなど、排外主義の浮上を示す現象がみられる中、彼のヘイト再発・先鋭化は、日本社会にとっても、大きな懸念材料だ。

最近は、彼の研究対象でもあったパレスチナ・ガザに関連したツイートも目立つが、かつて、イスラム教徒全体あるいは中東の特定の民族を中傷するツイートを繰り返していたことを知っている側からすると、「何を今さら」とそらぞらしく感じてしまう。

それにしても、このアカウント名をずらっと並べて眺めていると、この人物の尋常でなさが、ひしひしと感じられて仕方がない。完全な改心は難しいのかも知れない。

とはいえ、一刻も早く、自分のヘイトスピーチの過去と真摯に向き合う気持ちを持って、過去ツイートの消去と謝罪をして欲しいものだ。より罪深い、ヘイトスピーチについて謝ったのち、私と比呂啓さんにたいする中傷・人権侵害についても素直に認め、謝ってほしい、と考えている。ネット誹謗中傷を垂れ流して、その後は消去も謝罪もせずに知らんぷりというのは、どう考えても許されない行為だからだ。


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