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#153 山歩きと自然の中のカフェで最高の時間

久しぶりに山歩きに行くことができた。

ずっとずっと行きたかったけれど
友人との都合が合わなかったり、行こうという日は天気が悪かったり
そんなこんなしてる間に何ヶ月もたってしまった。


次の日が仕事だからこの日は休息日においておいた方がいいな
なんて考えていたりして。


「行きたい」と「仕事のために体力温存」を天秤にかけて
「体力温存」が勝っていた。

若い頃は、無理してでも次の日のことなんか考えずに
遊んでいた。
次の日眠いとかだるいとなってた日もあったかもしれないが、
楽しい思い出として残っていて
いろんなことを楽しんでおいてよかったなと思う。


今は疲れすぎて仕事でグッタリしたりしないよう、
仕事がちゃんとできるようにと
勝手な予測をして予防線を張っている。

仕事がちゃんとできるかできないかは
仕事に行ってみないとわからない。

案外元気にしっかりやれるかもしれない。



なるほどなと思ったいくつかの言葉がある。


「今日が一番若い日。」

確かにそうだ。
誰でも今日が一番若い日だ。

だから、一番若くて体力もある今日、
なんでもやってみようということだ。


「本当にしたいことはどっち?」
「山歩き」と「体力温存のために家でいる」の
どちらがしたいかちゃんと考える。

心から本当にしたいのは「山歩き」

その裏に、
「うーん、でもなあ、次の日が仕事があるからなあ。」
というのがくっついてる。

無難を選ぶなら、家でいたらいい。

でも自分の人生を考えたら、
それでいいのかなと思うことがある。


人生は一回きりだ。

年齢が、体力が、、と先延ばししても
けっきょく永遠に先延ばししてやりなさそうだ。

今日が一番若い日なんだから、
今日できることはできるだけ楽しみたい。


自分に聞いてみる。

「家でいたい」が勝ってるなら、
そうした方がいいと思う。

でも「山歩きしたい」が勝ってるなら、
どうなるかわからない仕事のことはさておいて
行ってみよう。


経験から、結果行ってよかったことばかり。
行かない方がよかったと思ったことは一度もない。
好きなことだから。

その日、体の疲れは出るけれど、
お風呂に入ってその日の疲れをとってさっぱりし、
早めに寝るなどしていると
翌日しんどくて動けないなんてことは今のところない。

行った時のことを思い出して、
「楽しかった」「癒された」「幸せ」な気分で包まれる。
友人と楽しかったね!とLINEで言い合ったり
写真を交換したり、
その写真を見てまた楽しい気分を味わえる。



あれこれと考えてしまうのが私たち人間なんだけれど、
せっかくやりたいことがあるのに
やらないなんてもったいない。



今回は苔が美しい山へ、苔が目当てで登った。

残念ながら山の中で曇り始め、
暗くて苔がよく見えないという事態になった。


写真では目で見るよりも明るく写っていたが
太陽の光を受けた苔はキラキラ光ってそれは美しく、
感動の世界だ。

太陽〜、出てきてと祈りながら歩くが、
逆にポツポツと小雨の粒が落ちてきて焦る。


薄暗さと焦りのせいか、去年は一発で歩けたコースなのに
何回も迷って苔の名所にたどり着けない。
友人と、せっかく来たんだからと分岐点に戻っては
何回もチャレンジするがたどり着けず、
「今日はなんなんだろうね。」

最後には帰り道どっちだ?となり超焦るが、
そこへ救世主のように、年配のご夫婦が現れた。

心細くなってきたところ
「人がいる!」とホッとした。

道を尋ねると、下山コースを教えてくれて、
「今日はGPSが不安定ですね、僕たちも迷いながらきました。」
「そうなんですか。」

苔の一番の見どころは行けずじまいだったが、
また絶対近々来ようと言いながら下山した。


少々残念な気持ちも残しながら
「こんな日もあるよね」と

まずは無事に下山できたこと、
久しぶりに山の空気を感じて自然の中で過ごせたこと
少しでもきれいな苔が見られたことに
感謝して山を出た。



登山口から少し離れたところにある
山の中のカフェでランチをとる。

とても素敵なカフェで、開放的な空間。
店内に足を踏み入れたとたん、
天井まである大きな窓から山の緑が目に飛び込んでくる。


このロケーションだけで何時間でもいられそうな癒し空間だ。


ピーマンの肉詰めのランチ。

木のトレーにのって運ばれてきたのを見て
今日もまたテンション上がる。
だいたいいつも上がるんだけど、
今回の盛りつけが素晴らしくて。

大きなメインのお皿には小皿が三つ、
その横にみずみずしい紅葉の青葉が添えられている。
それがものすごくいい役割を果たしていて、
なんというのか、自然の葉が添えられるだけでこんなに
素敵な一皿になる。

箸置きがわりに自然の葉っぱが使われていて、
木の箸を青い葉でくるんと巻いて止めてある。

箸を両手でそっと持ち上げて、葉っぱから抜き、
どれから食べようかなと迷う。


肉詰めは、焼いたのでなくて煮てあるのかな?
上には赤くて細い糸唐辛子。

ピーマンに箸を通すと柔らかく、すっと切れる。
優しい味だ。
ボリュームがけっこうあって、おいしく満足。

それにカボチャの煮物とたくあんがそれぞれ豆皿にのっている。

お料理ってセンスだな。
味のセンス、盛り付けのセンス、器のセンス。
勉強になる。




大ぶりのお椀にはたっぷりの味噌汁。
なすの薄切りと、輪切りの白ネギが具だ。
それに少しのゴマ。



白いご飯には、ピリッとした山椒?の粉。
味にアクセントがついていい。





食後はホットコーヒーとスコーンのセット。


友人は冷たいコーヒーゼリー。
これがとてもおいしかったらしい。

コーヒーゼリーのバニラアイスのせもありなんだな。



スコーンにも、紅葉の葉が生クリームと一緒に添えられていた。

柑橘のジャムと生クリームを
スコーンにのせて食べる幸せ。



こんなに癒される空間で、
山の緑を眺めてコーヒーを飲んだり、
友人とたわいないおしゃべりをしたり。

友人とは趣味が合うので、
映画の話や食べ物の話、したいことの話なんかで
盛り上がる。


好きな山に来れて、
好きなカフェで過ごせて、
おいしいものを食べれて、
気の合う友人とゆっくりおしゃべりを楽しめて、
最高の休日だ。



🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)



















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