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客室乗務員の仕事とは【労働環境編】

みなさんこんばんは🌝
今日の1枚は、NYのメトロポリタン美術館です。
Gossip Girlのロケ地であるこの階段に座りたくて行ってきました🍨
もちろん美術館も堪能してきました。
印象に残った絵は、John Singer SargentのMadam X。美しさと繊細に見惚れて、ずっと立ちぼうけしてました。

みなさん客室乗務員の仕事はどのようなイメージを持っていますか?
面接を受けていると、ドラマ『やまとなでしこ』のイメージが強い、華やかなイメージと言われることが多いです。
実際に私も入社するまでは、キラキラしている仕事というイメージでした✨


実際のところどうなのか

と申しますと、体育会並みの体力仕事でとっても泥臭いです。
入社前と入社後のギャップで、訓練明け独り立ちしてすぐに辞めてしまった同期がいるくらいです。私たちのクラスに限らずギャップに驚き辞める人が、毎年5人はいます。またここ数年は若手の退職者が増加し、毎月後輩のラストフライトに遭遇してました。

どういったところでギャップを感じるのか。
どんなところが泥臭いのか。
良いところもたくさんある仕事ですが、今日は意外な一面をご紹介。次回Goodなところを載せますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです👍

ハードなスケジュール

私たちは月平均80〜85時間フライトします。
これがどれくらいかというと90時間を2ヶ月続けたら、出社前の起床時に身体が動かなかった、呂律が回らなくなった、通勤中倒れて救急車で運ばれた、という実体験を先輩や後輩から聞きました。
私は85時間でも、お休みの日にはずっとベットから出られず、やっと動こうとお出かけしても、ずっと頭がぼーっとしている状態で、なかなか疲れが取れませんでした。なのでいつも70時間台になるよう有給を使って調整してます。

体力的にも大変ですが、なんとここに時差が付随してきます。人によって日本時間、現地時間にするか合わせ方が異なりますが、私は次のフライトに向けて現地時間で合わせています。東南アジア以外は時差の幅が広いので、昼に出発して7〜14時間フライト後、現地でも昼、そこで寝てしまうと時間が狂うので、眠い体に鞭を打って夜まで踏ん張ります。フライト前の準備時間から換算すると24時間起きてることが多いのです。月に4回国際線フライトがあったら、月4回24時間テレビしています。もう頭がクラクラなのです😂

人間関係

みなさんがおそらく気になるであろう、人間関係。
9:1で優しい人が多いです。
うん千人とCAがいるので、そこは十人十色、やはり怖い方もいます。
その怖い方と一緒になり、メンタルがキツくなり辞めてしまった後輩もいました。働く上で人間関係ってとっても大切ですよね。人によってフライトの雰囲気、機内の空気感が変わるのです。

賃金

私たちの仕事はお客様の命を守ることです。
万が一の脱出になった場合、お客様を脱出させて、誰もいないことを確認してから最後に私たちも脱出します。
命を懸けて働いています。

この前提をおいた上で伝えますが、高くはありません。
外資と日系でかなり差があり、みなさんご存知かもしれませんが外資>日系です。給与に関わらず、全体的に外資の方が待遇が良いです。

新卒だと大体300万円。
そこから少しずつ上がっていきますが、大企業の総合職に比べるとやはり低いです。国内線のチーフ、国際線のチーフという昇進と共に上がっていきます。

これからに期待

今日は意外な一面を紹介しましたが、実はこれはCAの労働環境で改善してほしい点なのです。CAでしか経験できないこともたくさんあり、この7年間人生で大きく価値観が広がりました。Good面もたくさんありますが、私個人が総合的に見たとき、もっとみんなが大好きなCAの仕事を心身共に笑顔で働ける環境に変わっていってほしいです。とっても素敵な仕事なので❤️‍🔥




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