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銭湯の聖地小杉湯へ

皆様こんにちは。
雪が降っている東京です。昨年の1月6日も結構な雪が降っていたとニュースで見たのですが、全く記憶が無く脳機能の危険性を感じているさくです笑

先日ずっと気になっていた銭湯「小杉湯」に行ってきました。
この小杉湯は東京中央線、古着屋や芸人さんがたくさんいると言われている高円寺駅にあります。
高円寺駅から5分ほどかかるのですが道中は純情商店街という商店街で八百屋さんや多くの飲食店が軒を連ねており、道中も楽しむことができます。

この小杉湯を知る気かっけになったのは「銭湯図解」という一つの本。
銭湯の設計図解を細かく載せてあってそれぞれの銭湯の特徴・良いところが載っています。

この本に興味を持ったのは私が元々銭湯好きであるのですが、それ以上に著者の
塩谷歩波さんの生き方がとても心に刺さったからです。
彼女は元々建築会社に勤めていましたが体調を崩し休職を余儀なくされました。
そんな中友人に誘われて行った銭湯に心身癒され、その後縁あって銭湯・小杉湯の番頭さんとして働き始め銭湯図解を始めたという経緯を持った方です。

心身を崩した状態から自分の得意であった建設関係の知識を活かして立ち上がり、今はイラストレーターとして大活躍していらっしゃる彼女の姿は夢を失った私の心に非常に深く刺さりました。
一回心が折れてしまっても立ち上がれる、そう勇気を与えてくれた本です。


前置きが長くなってしまいましたがそんなこんなで念願だった小杉湯に行くことができました。
小杉湯はまず建物からすごい。昭和8年創業という建物は有形文化財に指定されているだけあって圧巻の佇まいです。


高円寺に突如現れる老舗建築

お湯は小杉湯自慢のミルク風呂、42℃の#あとは寝るだけ風呂、44℃の日替わり風呂そして水風呂があります。
44℃の日替わり風呂は高温好きの私でもギャーと叫びたくなるよな温度です。
行った際の日替わり風呂は「CHILL OUT風呂」でした。
リラクゼーション飲料をお風呂にしてしまうなんて発想が凄すぎます。
チルアウトを知らない人にもその存在を知らせることができ、銭湯内売店でも即試せるという異業種交流の新たなマーケティング方法にとても感心しました。

お風呂上がりに売店で購入することができる。


お風呂場で驚いたのは「優先席」があったことです。
お風呂場の奥まったところに2席ほどあり、お年寄り・妊婦・乳児連れ・身体の不自由な方にお譲りくださいとのことでした。
銭湯は混みやすい時間帯もありますし、こういった場所が確保されているのは当事者にとってとても安心してこの銭湯に行けるなと思いました。

ちなみに優先席では無くても各所にシャンプー・リンス・ボディソープが設置されています。それではなく他の銭湯にはないメイク落としや洗顔料、脱衣所には化粧水・乳液も常備されています。
銭湯に行きたいけどアメニティも持って行くのがとても面倒臭くて結局行くのをやめてしまったことが何度かあるズボラな私にとってはとても嬉しいサービスです。
お風呂場をでた脱衣所には「メイクスペース」があってゆっくりメイクや髪型を整えるスペースもあります。

そして私がとても気に入ったのは「お悩み相談コーナー」です。
誰でもお悩みを投稿・お悩みに返答できるシステムになっています。
お悩みの内容は、おすすめの整骨院を教えてくださいという軽いものから
なかなかディープな相談までそれぞれあります。
相談への返答は相談者に寄り添い励ます声が多くそれらを見ているだけで心が温かくなりました。
脱衣所ということもありそれぞれの写真を撮れないのが残念ですが、詳しく知り
たい方は銭湯図解を見るか実際に足を運んでみてください笑☺︎!!


受付の部分にはたくさんの本や漫画が置いてあり、湯上がりタイムもリラックスすることがあります。ちなみに私はここで初めて九州限定?のブラックモンブランを食べることができました笑

お風呂上がりのアイスは至福の時。

小杉湯はオリジナルグッズも充実していて特に気になるのは#あとは寝るだけスウェット。黒色がとても欲しいのですが売り切れな模様。。
激しく再入荷希望です。
ちなみに塩谷さんの銭湯図解シールも狙っています笑

https://twitter.com/enyahonami/status/1623612658980376577

帰り際には
・あなたの心の中にいる退治したい鬼
・あなたが今年招き入れたい福


を発表する掲示板もあり眺めるのがてても楽しいです。

色々な人がいますね。

このように単に銭湯=お風呂に入るだけではなく、お客様に心からリラックスしてもらう、ほっこりしてもらうという工夫・努力が小杉湯が続く・今でも大人気の理由かもしれませんね。


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