突然の猫ミーム #毎週ショートショートnote
昭和最後の文豪と呼ばれる荒方怪太。
齢八十二になるが筆の方は衰えることなく、現在も3作の小説を並行して書き進めている。
「先生も如何ですか。ファンは喜ぶし、先生のイメージとのギャップは良いトピックになると思いますよ」最後に「ボケ予防にもなるし」と冗談も付け足して、担当編集である安里依乃が薦めてくれたのはSNSだった。
孫世代の安里だが、荒方に無い新しい感覚は、時に物語のヒントをくれた。未だに手書きの荒方だが、安里の提案に乗り、PCを購入した。
本人も驚くほどPCに馴染