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住宅性能と暮らし方の変化について

こんにちは、プロ施主を目指しているBygです。
今日は住宅の断熱性能について語らせていただきます。 

始めに、我が家の住宅スペックをご紹介。 

竣工 2018年
UA値 0.45 W/㎡K HEAT20 G1 (5地域)
C値 0.4㎠/㎡
第一種熱交換換気(ダクト付き)
耐震等級 2
認定長期優良住宅
床面積:35坪
暖房:床下エアコン1台
冷房:2F階段ホールエアコン1台
(寝室に別途追加したエアコンあり)

そう、プロ施主とか言っておきながら、G2ではないのです・・・そして耐震等級は3ではなくて2。エアコンも後で追加したので、3台あります。 

建築当時はHeat20?何それ?と言う感じで、断熱に関する知識が中途半端で、まあ今のアパートよりも冬あったかくなるならならいいよね、くらいの心構えだったのです。

私がそう感じているだけなのかもしれませんが、なんか業界の意見が昨年あたりから急に「G2が当たり前」な感じになっていませんか?私の家の建築当時は、G2の家なんてあのI工務店以外は本当に無かったし。今盛んにYou TubeでG2を標準に!って訴えてる工務店に対して、ついこの前までG1が標準だったやないか!と施主は突っ込みたくならないのでしょうか?

なんか、昔髭剃り刃が年々増えていった感じに似ている気がします。4枚刃がG1、5枚刃がG2、それ以上増やしても意味が無い6枚刃が断熱の終点のG3と言う感じでしょうか。増えた方が人間の体(肌)に優しいって言う面でも。

全然共感されなさそうな例えは置いといて、実際G1の家ってどうなん?という話をさせていただきます。

 

私は住宅を建てるまでは夫婦2人で古いアパートに暮らしていましたので、G1の家に住むと率直に「十分快適だなー」と感じます。

前提として、高性能住宅では真夏(6~9月)は24時間冷房つけっぱなし、冬季(10月 ~ 4月)は24時間暖房つけっぱなしです。初めは慣れませんでしたが、電気代もアパート暮らしの時と大きな違いはないのに明らかに快適になったので、もう前の生活には戻れなくなってしまいました。

ただ、快適とは言いつつも、外気温が1℃を下回るような日は、やっぱり寒いと感じる場面もあります・・・。

 

イメージしやすいように、部屋着・布団を比較してみます。 

冬(1月)
アパート
服装 : 肌着 + 無印良品のフランネルのパジャマ + 半纏 + 靴下布団 : 分厚い羽毛布団 + 毛布 + ガーゼの肌掛け(パシーマ)

 G1住宅
服装 : 肌着 + 無印良品の2重ガーゼのパジャマ + 半纏(着たり着なかったり)
布団 : 軽い羽毛布団 + ガーゼの肌がけ(パシーマ)+ 毛布 (掛けたり掛けなかったり)

アパートでは、家の中では分厚い半纏と靴下が必須でした。そして、分厚い羽布団に毛布も用意し、寒さがひどい時は布団乾燥機で温めてから寝床に入る日も。

起きてからもなかなか布団から出ることができず、6:30くらいにえいや!と起きてすぐに半纏を着込み、キッチンのガスファンヒーターをつけて暖を取ってから、素早く着替えて・・・と言う感じ。夏は早起きなのですが、冬は早起きに気合が必要でした・・・。

引っ越してからは、半纏と毛布は寒いと感じた時だけ使うものの、かなり出番は少なくなりました。
布団から出ても寒さをそれほど感じないので布団から出るストレスが明らかに小さくなりましたので、すぐに活動を始めることができます。起きてすぐに布団をたたみ、水で顔を洗って、ゆっくり着替えることができます。冬でも、朝5時に起きて、読書や筋トレをする、みたいな、なんかちょっと生産性高めなモーニングルーチンができちゃったりします(その気さえあればですけど笑)。

暑い時で比較してみると

夏(7月)

アパート
服装 : 半袖Tシャツ + ステテコ
布団 : 肌がけ(パシーマ)

 G1住宅
服装 : 無印良品の2重ガーゼのパジャマ (肌着なし)
布団 : 肌がけ(パシーマ)

アパートでは夏、エアコンの効きが悪いために蒸し暑く、ステテコ姿で過ごしていました。それはそれで楽チンでしたけど(笑)。
引っ越してからは、エアコンってこんな効くの?と思うくらい涼しく、半袖だと寝ている時に肌がけを剥いで寒くて起きてしまうことがあったので、夏でも冬と同じ長袖の2重ガーゼパジャマを着て寝ていました。(エアコンが2階にあるせいか、2階がちょっと寒く感じます・・・)

部屋による差については、長くなるので別の機会に説明しようと思いますが、我が家は主寝室が1Fのリビングと離れた下屋にあり、家の中で冬最も寒くなり、夏最も暑くなる位置になっています・・・なのでリビングと若干気温差を感じ、6畳用の小さなエアコンを取り付けた次第です。使用するのは真夏と真冬だけですが。

元も子もないことを言ってしまうと、暑い・寒いと言う体感は個人差が大きいため、人の体験談ってあんまり参考にならないんですよね・・・私は暑くてもう使用できないのですが、妻はいまだに冬に厚い羽布団を使っていますし。個人的には、「冬でも早朝からストレスなく活動できる」というのが高断熱にした一番のメリットと感じています。
 

長々と書いてきましたが、物凄くざっくりした結論を言うと、冬ちょっと寒いけど、十分快適。それがG1です。G2以上になれば、その「ちょっと寒い」という部分が、ほとんどなくなるのでしょうね、きっと。

では、結局Heat 20 G1, G2 どっちがいいのか?G1にして、後悔はしていないのか?

その辺は、次回、綴らせてもらおうと思います。

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