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移住日記を毎日書いていたらドイツから連絡がきた。その後③

昨年、北九州市から豊前市に移住してnoteで移住日記を書いている。

そのnoteを見つけてくれたドイツのベルリン自由大学の研究生(日本語堪能)が、自身の研究のためにとインタビューを申し出てくれた。

予定が先になり、2回目のインタビューは昨日になった。

インタビューの時にnoteで彼女の研究について詳しく出してもよいか承諾を得たのでご紹介。

インタビューを申し込んでくれたのは、ベルリン自由大学で日本の地域移住を研究するチームの一員であるCecilia Luziさん。

このプロジェクトは、現代日本の地域コミュニティが直面する過疎や若年人口の流出をふまえ、地域おこしの課題は何か、地方自治体レベルでどのような施策がなされ、また効果や影響があるのか、といった問題関心からスタートしました。特に九州における地場産業を活かした地域おこしと移住定住の取り組みを取り上げ、学的な調査分析をするものです。日本の少子高齢化と伝統的な地域コミュニティ機能の弱まりは、日本政府も地方創生を焦眉の課題として掲げています。そのような地方創生の現場の最前線である、九州各都市の挑戦とその教訓を深く掘り下げた本研究は先進事例として貴重な提言を提供できると考えています。
本研究は2020年10月から3 年間、ドイツ学術振興協会の科学研究費の助成を得て調査代表(コネリア・ライヤー)と博士課程生2名(フランク・ツ、セシリア・ルーシー)が共同で実施します。九州の各県・市町村で地域おこしのビジョンと移住支援、そして新住民と地元住民のコミュニティづくりについて、社会学・人類学・政治学の観点から考察します。
事例としては、九州の4つの自治体を選びました。長崎県波佐見町、佐賀県有田町、福岡県豊前市、大分県竹田市です。フィールドワークやインタビューなどを行って、移住・定住などによるモビリティーズが地方社会をどのように変えてきたか、新旧住民の視点を重視しながら、比較分析します。
Urban-rural migration and rural revitalization in Japan
から引用

チェチリア(表記では「セシリア」さんなのだけど、ご本人によると「チェチリア」のよう)さんたちのチームが調べているのは長崎県波佐見町、佐賀県有田町、福岡県豊前市、大分県竹田市。

コロナ前から日本に滞在して調査することは決まっていて、彼女は波佐見町と豊前市に滞在する予定。

コロナがだいぶ落ち着いてそろそろと考えたころ、noteで調べたら私の移住日記を見つけてくれたというわけだ。

移住関連の記事ではnoteがとても役立っているらしい。

以前インタビューしたという波佐見町の移住者の方もnoteで見つけたそうだ。

2回目のインタビューでは話の流れから、昔と同じ日本の景色を見てみたいと言うので、豊前市、中津市、宇佐市、豊後高田市など私の活動範囲内の史跡スポットの話をしてみたり、サイトの紹介をした。

またこちらの疑問「なぜ波佐見町と豊前市?」「どうしてそんなに日本語上手?」「将来は何を目標に?」などに丁寧に答えてくれて、あっという間の2時間だった。(本当は1時間のはずが)

次のインタビューでは何を聞こうかとこちらもワクワクしている。

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