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創建1900年を超える古社に伝わる神事芸能、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「感応楽」を見に大富神社へ

5月1日(水)、ユネスコ無形文化遺産に「風流踊」として登録された「感応楽」を見に行ってきた。

感応楽とは

感応楽とは
感応楽は、福岡県豊前市大字四郎丸(しろうまる)に鎮座する大富神社(おおとみじんじゃ)の神幸祭(じんこうさい)(春季大祭)において、隔年で奉納される楽打(がくうち)(太鼓踊)である。豊作祈願、雨乞い等を目的とし、四月三十日には神輿巡幸に伴い、大富神社及び同神社の住吉お旅所(たびしょ)で踊られるほか、翌五月一日は、四郎丸地区内の神社一〇か所を一日がかりで巡り、最後に大富神社に戻って踊る。

文化遺産オンラインより

大富神社は創建1900年を超える豊前市の古社

以前、歴史に詳しい方から「大変歴史がある楽打ちです。古くは宇佐神宮にもあったと聞きますが、今残っているのは大富神社だけ」と聞いた覚えがある。(ソースがはっきりしないので、信憑性は未知)

移住してから一度見たことがあるが、その時は体育館の中での奉納だった。

▲2年前にベルリン自由大学の研究生と一緒に見に行った「かぐら祭り」

「大富神社で夜が雰囲気がすごいらしいですよ」と、豊前生まれの若い友人が誘ってくれて、一緒に行くことになった。

当日は雨。雨でも焚き火をしての奉納

「あぁ、やっぱり降りますね」

駐車場の満車を恐れて1時間前に大富神社に到着したけど、あいにくの雨…と思っていたら

「効果ですかね。感応楽はもとは雨乞いのためだったらしいです」

一緒に行った友人が教えてくれた。
たしかに効果覿面である。

完全防水のカメラリュックに、一眼レフもカメラも用意していたけど、小雨ではない雨。
切り替えて完全防水・安心のスマホで動画撮影することにした。

とにかく数と距離感のバリエーションと、色々撮ってつないだ動画がこちら。

炎の熱さ、火の粉、楽打ちの演者たちの熱気に圧倒された。

リアルで見た時の衝撃が凄すぎて、単に撮った動画をつなぐだけでは伝えきれないと編集した。

この楽打ちは大変体力が削られるそうで、途中で演者たちに水を飲ませないと倒れてしまうほどらしい。(柄杓で飲ませていく)

ぜひ一度、リアルで見てほしい。

以前お会いした保存会の会長さんから「感応楽は派手じゃない。素朴さと力強さが魅力。草鞋や身に付けるものも稲わらで手作りしています」と聞いた。

福岡県の端っこのほう豊前市で、すごい祭りが続いています!!

▼近日テレビ放送もあり「ダイドーグループ日本の祭り 感応楽」

大富神社も素敵な場所なので、行けるかたはぜひそちらも。

▲2年前にベルリン自由大学の研究生と一緒に行った大富神社

▲豊前市の場所はこちら

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