見出し画像

どんなことからも立ち直れる人

「レジリエンス」という言葉を初めて知ったのは昨年のことでした。
上の子の赤ちゃん返りがひどくて、どうすればいいんだろうといろんな本を読んだことがきっかけだった。
レジリエンスとは困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力のことです。
これからの未来は予測できないことの連続です。
一つのことを貫き通せばよいという時代ではなくなった今、
子どもたちに身につけさせたい「生きる力」
どんな困難にも立ち向かえる「たくましい心」
私の子育ての目標は、子どもを心身共に自立させ、自分が何よりも好きで、生きるのが楽しいと思ってもらうことです。
どうしたらそういう心を育てられるのか?
毎日、子どもと接している中で考えさせられています。
そんな私の疑問にヒントをくれた加藤諦三さんの本、「どんなことからも立ち直れる人」をご紹介します。

①「レジリエンスのある人は、自分の行動に責任を持つばかりではなく、その経験の意味にも、自分は責任を持っていると考える。」

この文章から、子育ての中でのレジリエンスの重要性を強く感じました。
子供たちには、自分の行動に対する責任だけでなく、その行動がもたらす経験の意味についても考えさせることが大切だと気づかされました。
それは、ただ行動するだけでなく、自分の行動が自分自身や他人にどう影響を与えるかを理解することを意味します。
それにより、子供たちは自己認識を深め、自分の行動がもたらす結果を受け入れる力を身につけることができると思います。
また、失敗からも学び、逆境を乗り越える力、すなわち「レジリエンス」を育むことができます。
この一文を読んで、私自身も子育ての中で「経験の意味」に目を向けることの大切さを新たに認識しました。

②「この事態から何を学べるのか。そう考えるのがプロアクティブな人である。」

※プロアクティブ=前向き
子育ての中での「プロアクティブ」な姿勢の大切さを再認識しました。
子育ては予想外の事態が日常茶飯事で、時には困難な状況に直面しますよね。
そんな時、単に問題を受け流すのではなく、「この事態から何を学べるのか」を自問自答することは、自己成長につながる大切なステップだと感じました。
また、子供にとっても、親がポジティブに問題を捉え、解決策を模索する様子を見ることで、自分自身も困難を乗り越えるための思考力を育むきっかけになると思います。
つまり、プロアクティブな姿勢は、自分自身の成長だけでなく、子供の成長にも寄与するのです。今後もこの精神を忘れず、日々の子育てに取り組みたいと思います。

③「いつもいつもいいことが起きているように見える人は過去をよりよい形で今に活かしている。幸運不運を含めてこれからの自分の成長に生かす。それが過去を消化吸収するということである。」

この文章からは過去の経験、それが良いものであれ悪いものであれ、それを今という現在に生かす力がポジティブな人生を作り出す鍵であるというメッセージを強く受け取りました。
子育ての中でも、成功体験も失敗体験も全てが成長の糧になり得るということを日々感じています。
幸運も不運も、それぞれが私たちにとっての学びであり、その経験を吸収し消化することで、次の一歩を前向きに踏み出せるのだと思います。
また、子供たちに対しても、困難な状況を乗り越えるたびにそれが成長の機会であると教えることで、過去の経験を自身の力に変えていく力を育んでいきたいと感じました。
この一文は、私たちが過去をどう捉え、どう活かすかが未来を創る力になることを教えてくれます。

④「抑圧という防衛機制こそ、人がレジリエンスのある人になれない最大の原因である。」

この文章を読むと、人間の心理防衛機制である**「抑圧」**が、レジリエンス、つまり逆境に強い人間になることの大きな障害であるという洞察に深く共感しました。
子育ての中で、子供たちが困難や失敗を経験した時、その感情や経験を抑圧することなく、対話を通じて理解し、認知することの重要性を改めて感じました。
それは、子供たちが自己の感情や経験を認識し、それらを肯定的に受け入れることが、レジリエンスを育む上で必要だと思うからです。
また、自身も親として、自己の感情や困難を抑圧せず、それらを自己理解と成長につなげていくことの重要性を再確認しました。
例えば、子どもを余計に怒鳴りつけないようにすることです。自分の感情でつい子供に強い言葉を向けてしまうこともありますが、一度自分の感情を整理することも大事だと思いました。
この文章は、抑圧ではなく受け入れを通じて、強く逞しい人間に成長するための道筋を示してくれます。

⑤「決して過去の経験を否定しない。それがあって今日の自分があると解釈する。転んでもただでは起きない。」

この言葉は、過去の経験が自分自身を形成する大切な要素であることを示しています。
私たちはよく過去の失敗や誤りを否定しようとしてしまいます。しかし、それらは全て私たちが今日ここにいる理由であり、自己成長の礎です。
子育ての中で、子供が失敗した時、それを否定するのではなく、それが一部の成長過程であると伝えるようにしていくといいと思います。
そして、それが今日の彼らを作り上げ、明日への学びとなることを教えてくれます。
自分自身も、過去の失敗を否定するのではなく、それが自己成長の一部であると受け入れ、その経験から何を学ぶことができるかを常に考えるようにしています。
この言葉は、過去の経験を肯定的に受け入れ、その中から学びを得ることの重要性を教えてくれます。

https://amzn.to/3PHbQ2G


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?