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トニョーカ演劇祭〜やつらは今年もやって来る〜


自らを、「アーティスト」と自認するすべての皆さん。
私はトニョーカ演劇祭ディレクターの山田淳也です。
そうです。皆さんご存知、

美しい自然・歴史を背景に、兵庫県豊岡市を中心に9つの魅力的なエリアを巡る演劇祭、豊岡演劇祭。

...………を背景に行われる野生の表現者たちによる命ざわめきたつ歓喜のお祭り、トニョーカ演劇祭、を、ディレクションしています。

トニョーカ演劇祭、今年もやります!

元はといえば去年、私たち集団ばくが豊岡演劇祭フリンジに落選した悔しさから、もう一個作ってやる!と負け犬の遠吠えとして始めたのがトニョーカ演劇祭の始まりでした。

前回のトニョーカ演劇祭、街の方、演劇祭関係者、演劇関係者、各方面から反響いただきました。その結果、ますます考えを深めることができ、今年も開催することに決定しました。

現段階で、私達の考えの中心にあるのは、

「歴史の危機を、文化で生き抜くワザ」

です。
これはまだコンセプトでもない、思考のための足がかりですので、今後様々な人たちと話し合い、実践しあっていく予定です!

歴史の危機

私は今の時代を、歴史の危機だと捉えています。脅し文句でもなく、本当に。
その理由は様々ありますが、大きく言えば、グローバル資本主義と、彼らとドロドロに溶け合った国家による統治体制自体が、私たち市民にとって最悪な状況をもたらしてしまっていることです。
戦争は終わらず、健康被害まみれのワクチンを大量に打たされ買わされ、メディアと政府の茶番に誰もが振り回されている。そして日本では次の戦争の準備が着々と進んでいます。
このまま巨大産業とそのオトモダチである政府の都合の良いままに搾り取られる未来しか思い描けません。

この歴史の危機に、「アート」は何もできずに死を迎えました。狭いマニア界隈の中で文脈ゲームを繰り返して勝った負けた言ってるだけの無用の長物、残念ながらそれがアートです。

いやむしろ、そうさせられてしまった、と考えてみましょう。
アーティストという、本来どんな権力にも楯突いて、なぜか人々が熱狂する場を作り、人を繋げ、底知れぬ力を人々から引き出してしまう歴史の砦である人々の力を、権力者は恐れているはずです。だから、今のように弱体化させられてしまった………。

私たちは「アート」の本来的な機能を取り戻したい。だからこそ今、アーティストを自認するみなさんに知恵を貸していただきたいと思います。

体制側からしたら、わたしたちは無害で従順なわんころです。

豊岡演劇祭も、例外ではないでしょう。誰のための芸術祭なのか、問われるべきです。
アジア1の演劇祭路線の外にある、根本的な芸術への問いをもう一度真剣に考え直さなければいけない。
そして、その問いに向き合うことができたならば、ただの地方芸術祭の一傍流ではなく、歴史に突き抜けた仕事を果たす芸術祭になると思います。無農薬米、自然との共生、伝統文化、豊岡の可能性は膨大です。私達の工夫次第で、豊岡演劇祭の歴史的な役割は見出されてくるでしょう。

私たちは豊岡演劇祭のフリンジのフリンジ演目として、この大問題に向き合ってくださる方を募集しています。
(豊岡演劇祭とは完全に別組織で、参加もしていません笑。)

私たちは一般募集という形ではない参加の形を考えました。それが、「トニョーカ発酵の旅」です。
興味を示してくださる人一人一人と、私たち実行委員がまるで発酵するようにじっくり意見を交わし、危機を生き抜くワザを考え、コンセプトに書き込んだり、実践したりしていく「旅」をします。リモートでも対面でもやります。本番当日に来ることができなくてもOK!あなたのお名前は何らかの形でしっかり紹介させていただきます。


私たちと共に、旅に出ませんか?

参加を考えている方は、トニョーカ演劇祭メールアドレスを添付しますので、そちらからお声掛けください!詳しい説明をします。山田淳也に直接やDMで声をかけていただいても大丈夫です!

tonyokafes2023@gmail.com

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