【Esquire 2024年3月号 ENHYPEN】和訳

【Esquire 2024年3月号 ENHYPEN】和訳

 

無断転載禁止
JUNGWON

 

なんか、雰囲気がちょっと変わりましたね。

以前、郊外でインタビューした時と比較されているんですよね?それは僕たちが、「DI-MENSION:DILEMMA」の活動を始めた頃なので、そうなんです。当時は僕がすごく影が薄かったんですけど。(笑) 今は僕から見てもだいぶ変わったと思います。それ以来、ワールドツアーを2回やった影響も大きいと思います。会場でもそうですし、プロモーションでもそうですし、すごくたくさんの人に出会いましたからね。

 

ワールドツアーというのは、基本的に世界を回ってコンサートを、連続して行うというコンセプトですよね。実際にやってみて、コンサートとは違う感覚はありますか?

実は、その通りだと思います。演奏する側としては、コンサートを何回もやるのと大差ないですよね。曲が変わったり、都市によってお客さんの応援の仕方に違いがあったりしますが、結局は同じセットリストを繰り返すわけですから。 だからこそ、僕はむしろ毎公演を初めてやる、コンサートのような気持ちでやろうと思ってました。僕たちは何回もやってるけど、来てくださる方は初めて見る人がほとんどでしょうから、僕たちに慣れてるからといって、前の公演と次の公演で、違う感じになってはいけないと思ってました。

 

「FATE」ツアーの爆発的な反響で、追加公演の「FATE PLUS」が決まったわけですが、プレッシャーはないですか?

全然、むしろ光栄なことですし、気持ちいいし、正直プレッシャーもないです。今回のツアーで13都市、21公演をやったので、今まで積み重ねてきた、自分たちのものを見せればいいという感じです。

 

数日後に誕生日だと聞きました。韓国で過ごすことになりますが、何か予定はありますか?

あっ、(気にかけてくれて) ありがとうございます。特に予定はないんですけど、10代の頃は誕生日に対するワクワク感みたいなものがあったんですけど、今はそういうものがなくなってしまいましたね。もっと大事なことがたくさんできたからか、理由はわからないですけど。 僕よりもファンの皆さんが、僕の代わりにたくさん喜んでくれたり、祝ってくれたりするので、僕はそういうことに、感謝する気持ちが大きくなった気がします。両親が僕を産んでくれた日という意味も大きいので、ただ楽しむというよりは、両親に感謝すべき日という思いもあります。

 

大人になって、ちょうど1年経ったわけですが、この1年間を振り返ってみて、どんなことを感じますか?

去年は、ENHYPENがすごく忙しい一年だったので、実は大人になったとか、そういうことを実感する余裕はほとんどなかったんです。他の年に比べても、去年はライブの占める割合がすごく大きかったので。その中で、僕たちのライブのやり方とか、自分たちのスタイルが、少しできたような気がするんです。だから、大人と未成年の違いよりも、アーティストとしての成長を、振り返るような気がします。僕の口から言うのはちょっと恥ずかしいですけど。

 

人間自体も少しは、大人になったような気がします。以前インタビューで、自分なりのストレス解消法を、模索しているとおっしゃっていましたが、何かヒントは見つかりましたか?

まだ、見つかっていないですね。全体的に見ると、流れに身を任せて生活してるんですけど、最近は運動は軽くしてます。裸の運動は毎日やって、有酸素運動もやって、散歩もよくしてます。歩くのがすごくいいみたいです。あと、最近は一人で曲を書いてるんですけど、それも役に立ってるみたいです。

 

おっ、曲を書くことでストレス発散になるんですね。受け取るんじゃなくて。

受けることで解消されますね。(笑) 実は最近、プロデューサーさんに手伝っていただいて、1曲完成させたんですけど、それが良い悪いは別として、達成感がすごく大きいんですよ。うれしいです。昨日も曲を書きに行ったんですけど、それがうまくいかなくて、今日早く終わったら、もう一度行ってみようかな。

 

何かに夢中になっている人の言葉ですね。「昨日やってきたけど、これが終わったらもう一回行こうと思う」。(笑)

(笑) すごく面白いです。だから、それがどういう結果になるのか、何の期待も目標もなくやり続けてます。とにかく面白いから。

 

インタビューしている間ずっと、「成長」というキーワードが浮かんできますが、チョン・ジョンウォンさんは16歳で、史上最年少のリーダーとしてデビューし今まで ENHYPENという大きなプロジェクトのリーダーを務めてきましたよね。もし今、16歳のヤン・ジョンウォンに会ったら、どんなことを言ってあげたいですか?

16歳の僕にですね。う~ん......(悩んで) 僕は何も言わないほうがいいと思うんですけど、今振り返っても特に後悔するようなことはないですね。

 

何も変えたくないんですね。

そうですね。無駄に良くしようと思ってアドバイスして、逆に違う方向に進んでしまうかもしれないので。もちろん、今知ってることをもっと早く知っていれば、もっと良いこともあるんでしょうけど、僕は、何かをゆっくり気づく瞬間も、何かを学ぶ過程だと思うんです。無理に早く行きたいという欲はないですね。

 

HEESEUNG

 

個人的には、去年のENHYPENの活動を楽しく見ました。ダークファンタジーな感じの、「Bite Me」も新鮮でしたし、暗くてもユーモラスなニュアンスのある、「Sweet Venom」も面白かったです。

ありがとうございます。昨年の活動を考えてみると、ENHYPENが持ってる色をお見せするために、多様に努力した一年だったと思います。僕たちの色が「こういうもの」と、決まったものはないのですが、代わりにこういう音楽をするときはこういう感じがして、ああいう音楽をするときはああいう魅力が見えて、そう見えてくる部分がありますよね。そうやって、多様な感じをお見せする過程で、特定の要素を面白がってくださる方もいるようです。

 

多様なコンセプトを消化するのに、苦労はありませんでしたか?

実は個人的に、「Sweet Venom」を準備するときは本当に大変でした。不慣れな部分が多かったからです。パンクをベースにした曲自体も難しかったし、レトロな衣装や振り付けもそうでした。普段は扱ったことのない音楽なので、レコーディングするときも悩みました。これをどうすれば、もっと活かすことができるのか?どうしたら、この曲の面白さをもっと伝えられるか?

 

でも、その話をする表情はちょっと楽しそうですね。苦しかった時期を振り返っている人らしくないですね。(笑)

(笑) そうですね、最終的には楽しかったですね。準備の段階では大変で心配も多かったけど、結果も良かったです。

 

では、ENHYPENが披露したコンセプトの中で、ヒスンさんが一番気に入ったのは何ですか?

「Bite Me」ですね。実はその曲も、最初はすごく心配だったんです。それまで、ENHYPENでダークなムード、カリスマ的なコンセプトを、やったことがないわけではないのですが、そこにファンタジー的な要素が加わることで、全然違うステージになった気がして。どう受け止めてもらえるか心配だったんですが、そういう心配もあって、制作の過程が楽しかったと思います。とりあえず、曲自体はすごくいい曲だと思いますし。

 

歌唱面ではヒスンさんが、面白いと感じたんだろうなと思いました。「Bite Me」は去年のサマーソニックのようなステージでは、振り付けなしで歌ったり、YouTubeでアコースティックバージョンの、カバー動画もたくさんある曲ですよね。

コンセプト的な要素、ジャンル的な要素がいろいろ入っていて、面白い部分が多くて、中毒性のある曲だと思いますし、おっしゃるように、いろいろな切り口で解ける曲だと思います。

 

ヒスンさんは、YouTubeチャンネルのリムジンサービスで「Tamed-Dash」を、ピアノバージョンでアレンジして歌ってましたよね。それを見ていて、ヒスンさんがENHYPENの代表曲を全部、アコースティックでまた歌ってみてもいいんじゃないかと思いました。

あっ、やりたいですね。実は、僕が欲しかったのは、そういう反応だったんです。僕たちが今まで発表してきた曲を少し変えて歌ってみると、また違った感じ方をする人もいるじゃないですか。ある意味、同じ曲に新たなアプローチをさせることができるんです。実は僕は、ちょっとアレンジをするほうなので。(笑) 一度完成させたから終わりではなく、既存のものを集めて新しい可能性を生み出したり、いろいろと拡張してみたいという欲があります。

 

ワールドツアーでは、そんな一面を見せる機会があったのでしょうか?

「DIMENSION:DILEMMA」のアルバムの収録曲である、「知らなかった」という曲を、ピアノバージョンでアレンジして、自分で弾いて歌いました。実はそれが、元々のプログラムにはなかったのですが、公演の1週間ほど前に会社から、「ヒスンさん、やってみない?」と聞かれたんです。僕も何かやってみたいという欲求はずっとあったのですが、実はその時から、準備するのは難しいんです。すぐに楽譜もないし、当時は睡眠伴奏をしながら歌ったこともなかったので。

 

私の頭の中では今、ほとんど映画のワンシーンが出来上がってるんですけど、公演の一週間前に山で偶然歌を歌うことになり、たくさんの人が待っているのに、ピアノ一台で一人で登らなきゃいけない。(笑)

(笑) そうなんです。その絵がぴったりですね。僕も時間がなくて、「こんなことできるかな?」と思ってたんですけど、緊急だからまたなんとかなったんですよ。ピアノの演奏とかは、MRシンクだと思ってる人も多いんですけど、実際に弾きながら歌ってたんですよ。

 

じゃあ、「知らなかった」が今回のワールドツアーで、ヒスンさんの記憶に一番大きく残っている、瞬間だったということでしょうか?

う~ん。それも記憶に残ってますが、一番印象に残ってる瞬間を挙げるとしたら、やはり「Polaroid Love」のステージですね。その曲を歌うときに、ステージから降りて、ファンの皆さんと直接対面したんです。一人一人と手を繋いだり、目を合わせながら歌ったり。一緒に呼吸してる感じがして、僕たちに注がれてる愛を改めて実感できた、とてもありがたい瞬間でした。

 

「FATE」のワールドツアーが大きな反響を呼び、さらに「FATE PLUS」の公演が続くことになりましたよね。大変ではないかと思っていたのですが、心配無用でしたね。

そうですね。これは本当に経験してみないと、分からない話だと思うんですけど、ツアーはファンの皆さんと実際にお会いして、一緒に呼吸できる機会であり、本当に大きな力をもらえる機会だと思います。みんなが一堂に会して、僕たちがこれまで活動してきた、そしてやってる音楽を心から愛してくれて、一緒に歌ってくれるんですよね。それは、何度経験しても感動的なことです。

 

JAY

 

自主制作のV-logコンテンツでは、早寝早起きしてメンバーを起こす姿が印象的でした。偶然ですが、今日のインタビューも、一番最初に始めることになりましたね。

今日は、僕も起きるのに忙しかったですね。(笑) 音楽制作が真っ最中なので、昨夜も遅くまで作業室にいました。最近は、完全にフクロウ型人間です。

 

「FATE」ツアーでこの半年間、すごく忙しかったと思うんですけど、音楽制作までやっていたんですね。

ある意味では長い時間なんですけど、体感的にはすごくあっという間の半年でした。ツアーの準備の時間が、ツアー自体よりもずっと長く感じましたね。 コンサートであれもやってみよう、これもやってみようというアイデアを出して練習してたあの過程。実際、ステージでの時間は夢のように流れて、メンバー同士で集まって、半年がどう経ったのかわからないという話をよくしましたね。

 

その間、自分自身に感じた変化はありますか?

ステージがだんだん楽しくなってきました。僕だけでなく、見てる方も同じように感じてるようで、毎回公演が終わるたびに僕たち同士で、フィードバックの時間を持つのですが、最近になって、僕たちがステージを以前より楽しくなってきたという反応が多くなりました。正確な時期を挙げるとしたら、たぶんミニ5thアルバム、「ORANGE BLOOD」の時からだと思います。ツアーの途中で、ミニ5thアルバムの活動を並行して行ったのですが、その頃から体感できるくらい、そのようなフィードバックが多く出てきました。もちろん、自分自身も感じてます。

 

ツアーの合間にアルバム活動を行ったので、体力的にも、精神的にも、大変だったでしょうね。

最初は少し心配しましたが、結果的には良い経験になりました。最初の1週間が少し忙しかっただけで、様々な国でアルバム活動を一緒にすることができ、むしろ楽しかったです。これまでのアルバム活動と比べると、当然ツアーを並行して行うのは大変でしたが、メンバーとお互いに頼り合って、やり遂げることができたと思います。今思えば誇らしいことでもあります。

 

でも、体力的な消耗は半端なかったですね。

公演はやればやるほど、楽になるわけではないんです。体力的にも大変だし、精神的にも大変な課題を、やり続けなければならないというプレッシャーがあります。それを乗り越えるには、基礎体力を鍛えるしかないと思ってます。鍛えてます。ステージは毎回大変ですが、ステージに立つと、ファンからのエネルギーがあるので、すごく力になりますね。

 

この前、「Esquire」にお会いしたとき、テーラリングにハマっていて、スーツを探しまくっている、ちょっと「オタク」的な気質が、あるとおっしゃっていましたが、今もそうなんですか?

最近は香水にハマっていて、特に「強い」と思うような、強い香りのものを探してます。夏は涼しげなウッディ系の香りをよく使いますが、軽かったり華やいだりしません。バニラノートが好きなので、今のような寒くて乾燥した季節は、バニラに少しスパイシーな香りを混ぜたものをよく使います。

 

今日は何をつけましたか?

今日はパスしました。朝から忙しくて。(笑)

 

メンバーにも勧めてもらったりしますか?

海外に出かけたり、一緒に買い物をするときによく選んでくれます。また、僕が香水が好きなのを知ってるので、逆にメンバーが時々僕に勧めてくれることもあります。

 

「I-LAND」出演当時、第一印象と実際の性格が一番違う、裏表のあるメンバーという評価を受けました。冷たく見える外見とは違って、感情表現に素直なんですね。

元々は無愛想な性格で、表現もほとんどせず、「短答型人間」とでもいうべきか。(笑) 練習生をしながら徐々に性格を変えていきました。その時に初めて社会生活を始めたのですが、自分の言い方が失礼に聞こえるかもしれないということに気づいたんです。最初は自分の感情を吐露して、話すのがぎこちなかったのですが、今では慣れました。むしろそれが、僕の特徴として挙げられるくらいです。

 

「ORANGE BLOOD」のタイトル曲である、「Sweet Venom」の作詞を担当しました。昨日の夜も作業で寝るのが遅くなってしまいましたが、今後も音楽活動を続けていくということでよろしいですか?

最近、特に作業が多いんです。昨日もそうでしたし。(笑) 今はメンバーもいろいろな領域で、アルバムに参加したいと思ってます。ステージを続けると、パフォーマンスや構成から音楽まで、いろいろな悩みが出てくるんです。こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろうということです。これからも、僕たちがステージに立って感じたこと、学んだことをたくさん、活動に取り入れていこうと思ってます。そのすべての活動が、ENGENE(ENHYPENのファンダム名)への、良いプレゼントになればいいなと思ってます。

 

JAKE

 

インターネットでジェイクさんを検索すると、「完璧なワンちゃん相のイケメン」と出てくるんですよ。

僕ですか。(笑) イケメンまでは照れくさいですが、デビュー当初からENGENEが、ワンちゃん相だとよく言われました。実は僕も犬が好きで、犬を飼ってるので、嬉しい言葉でした。

 

先日「FATE」ツアーを終え、その間にミニ5thアルバム、「ORANGE BLOOD」もリリースしましたね。忙しい半年を過ごしましたね。

忙しかったけど、その分、頑張った甲斐がありました。世界中のENGENEに会える機会だったので。また、途中でアルバムを出して、ツアー地域以外の国のENGENEに、僕たちの近況を伝えることができたのも嬉しかったです。僕も忙しいスケジュールをより、楽しむことができるようになりました。僕はどこへ行っても海外に行くのが好きなので、飛行機に乗るのもいつもワクワクします。デビュー当初は忙しくて忙しくて、そんな気分を感じる間もなく、時間が過ぎてしまったのですが、今は少し余裕ができ、毎瞬間の楽しさを見つけることができるようになりました。おかげで、忙しくて、誇らしく、ワクワクした6ヶ月でした。

 

アイドルになりたいと思い、無謀にも韓国行きの飛行機に乗ったと聞きました。自分でも、「無謀だった」と表現するほどです。そんな無謀な選択をした、きっかけは何だったのですか?

幼い頃から人前で何かをするのが好きで、幼い頃はサッカーとバイオリンをやってたのですが、どちらも人前で自分をアピールすることでした。もちろん、当時はアイドルを夢見ていたわけではなく、K-POPのことを全く知らなかったんです。ある日、母が韓国の歌手が、ビルボードアルバムチャートに入ったというニュースを見せたんです。本当にそうなんだろうかと不思議に思いながら映像を見たら、それが防弾少年団の先輩たちでした。本当にかっこよくて、その時からステージとアイドルに興味を持ちました。

 

興味だけで地球の反対側で、新たな挑戦をするのは簡単なことではないでしょう。

成功の可能性については、誰にも確信が持てないじゃないですか。デビューすること自体も大変ですし、デビューした後も成功が保証されるとは限りません。僕はそんなことは一切考えず、ただ面白そうだし、自分に合いそうだし、失敗してもいい経験になるだろうという気持ちでした。両親も僕の意見を支持してくれたので、挑戦してみることにしました。

 

「I-LAND」に出演するために、オーストラリアのグローバルミッションに出ましたね。500:1の競争率を突破したのですが、連絡を受けたとき、正直、「僕はいける」と思いましたか?(笑)

まさかそこまで、競争率が高いとは思わなかったですし、連絡が来たのは本当に早かったので、「何か僕に少しは可能性があるのかな」くらいは正直思いましたね。(笑) 少しは希望を持ってもいいかなという気持ちはありました。それよりも、戸惑いの方が大きかったですけど。デビューに大きな期待は持たず、練習生になれるということだけでワクワクしました。特別な経験ですからね。

 

感情が豊かな方ではないとおっしゃっていましたが、作詞をするときに難しいところはありますか?

かなり難しいです。僕は感情の起伏があまりない人なので、嬉しい時はとことん喜んだり、悲しい時は泣いたりするのですが、それを表に出すのが難しいんです。努力してます。自分の気持ちをありのままに感じて表現する方法を探してます。韓国語の勉強もしながら、いろいろな詩や小説などの文学作品も読んでます。感情をどのように表現すれば良い音楽が作れるのか、悩んでる時期です。

 

ENHYPENが「ORANGE BLOOD」以降、人気もあり、「キャリアハイ」を記録したという記事がたくさん出ていますよね。

あっ、まだ全然キャリアハイじゃないですよ。まだまだ先は長いです。(笑)

 

ジェイクさんの目標はどこですか?

「FAT」の直近の公演がフィリピンで行われたのですが、ニュークラークシティ・スタジアムというところで、天井に穴が空いていて、爆竹も打ち上げられるし、もっといろいろな演出ができるんです。野外公演会場ならではのその感じがすごく良かったです。目標としては、次のワールドツアーは、「スタジアムツアー」にすることです。ENGENEたちにもっと、楽しい公演をプレゼントできると思うので。

 

スタジアムではありませんが、戻ってきたソウル公演に向けて、どのような意気込みをお持ちですか?

今回はセットリストが少し変わったので、より楽しい公演をお見せできると思うので、楽しみです。始まりがソウルだったので、一周してまた戻ってきた感じですが、その間に成長した姿をファンにお見せしたいですね。アジアとアメリカを回って学んだことがたくさんあって、もっと楽しい公演ができるという自信がつきました。ステージの上に立ってる僕たち7人だけでなく、会場を埋めてるすべての観客が、楽しめる公演を作りたいです。十分にそうできると思うので、楽しみにしていてほしいです。

 

SUNGHOON

 

最近、書道を始めましたね。

大げさに書道と言うのは、ちょっと恥ずかしいんですけど... (笑) スケジュールの都合で日本に行くときに泊まるホテルがあるんですけど、部屋に筆ペンが置いてあるんです。退屈してるときにその筆ペンが目に入って、自分の名前を漢字で書いてみたんです。面白かったので、漢字も書いてみて、ハングルも書いてみて、カリグラフィーにも興味を持ちました。インターネットでいい字を見つけて、あちこち真似してみたんです。正式に習ったわけではなく、趣味で書いてます。

 

ファンに残した文字が、インターネットで話題になったので知りました。趣味をファンサービスに発展させたんですね。

ENGENEに良い文章をプレゼントしたかったので、気に入ってもらえたようで嬉しいです。

 

過剰なほどのファン愛で有名で、今年に入ってからのライブ放送だけで、2桁を超えるそうですし、ファンプラットフォームでも、本当に頻繁にコミュニケーションを取っていますね。

最近、ちょっと頻繁にやってますよね。(笑) ENGENEと僕との間に、距離感がないようにしたいと思ってるので、どんどんそうなってしまうので、ありのままの姿、普段の姿をできるだけ多く見せたいです。また、先ほど言ったように、僕たちが仕事以外にすることがなくて退屈なので、余った時間にファンと会って話をしてると、いつの間にか時間が経ったのか分からないくらい楽しくて、より親密になるような気分になるので、続けてます。

 

自分について、「ノジェム(面白くない)」と評価していたのに、ファンは「テユジェム(すごく面白い)」という反応です。

どう考えても、ノジェムが正しいと思うんですけど。(笑) 口数も少ないし、静かな方なので、多分、ENGENEは僕を好きだから、余計に面白く感じるんでしょうね。好きな人と過ごす時間は、何をしても楽しく感じるじゃないですか。だから、そういう反応があるんじゃないでしょうか。

 

顔が面白いという反応も多数です。

コメントで何度か見ました。本当にありがたいです。(笑)

 

一時期はフィギュアスケート選手と、練習生生活を両立していたと聞きましたが、当時は本当に忙しかったですよね?

当時はどちらの道も諦められず、アイドルになりたいという気持ちも大きかったのですが、10年間続けてきたフィギュアを辞めるのも大変でした。今思えば、悔しい気持ちもあります。朝は学校の授業を受け、午後はスケートリンクに行って練習、夜は会社に行って練習という毎日を繰り返してました。他の友達はもっと余裕があるので、会社に残って練習を重ねることもあったのですが、僕は体力も時間もかなり不足してました。

 

最終的にアイドルの道に、オールインするきっかけは何だったんですか?

「I-LAND」でした。ちょうど、フィギュアもシーズンが終わった頃で、このチャンスでデビューする可能性もあるんだから、これからは1つに集中しないといけないと思ったんです。

 

全国大会1位の記録を残してフィギュアを辞めるほど、アイドルへの情熱を燃やしたきっかけはありましたか?

正直、最初にキャスティングのオファーを受けたときは、必ずしもアイドルになろうとは思ってなかったんです。ダンスも習ってみたいし、いろんな経験をしたいと思って、練習生生活を始めたんです。会社から防弾少年団の先輩のコンサートを、観に行ったのがきっかけでした。フィギュアの競技場とは全然違う、胸が熱くなる魅力がありました。

 

両方を経験した立場から、フィギュア競技場とステージの違いは何だと思いますか?

アスリートとして活動するときは、一人というプレッシャーが大きすぎて、大会をするたびに緊張して、「緊張」してる自分と向き合うのが大変でした。でも、ステージは7人で一緒に上がるので、頼りになるし、気持ちが楽になりました。また、フィギュア競技場もステージならステージですが、一度のミスで記録が分かれるスポーツですからね。アイドルとして立つステージは、ひたすらファンのことを考えて、自分自身で楽しむこともできるという点で、違いがあると思います。

 

昨年の夏、ソウルで始まったENHYPENの、2回目のワールドツアーコンサート「FATE」が、もうすぐソウルに戻ってきますが、ツアーを行った半年間で、ご自身に感じた変化はありますか?

時間が経つのは本当に早いですね。アイドルとしての、実力と経験が積まれたこともありますが、パク・ソンフンという一個人が少し大人になったと思います。コンサートを訪れたファンの皆さんに、以前より良い姿をお見せしたいという気持ちが、成長の原動力になったのではないでしょうか。

 

ENHYPENは、今どこまで来たと思いますか?

レース全体で見ると、3分の1くらいでしょうか?まだまだ行くべき道も、見せたいものもたくさんありますからね。

 

SUNOO

 

画報撮影の際、モニターをよく見ていましたが、うまく撮れたと思いますか?

久しぶりの雑誌の撮影ということもあり、普段から写真に興味があるので、特に注意深く見てました。顔の角度をあちこち動かすたびに、照明によって写真の感じが、全然違ってくるのが面白かったです。

 

写真と動画を交互に撮影していましたが、どちらが楽ですか?

どちらでもないのですが、今日は動画の方が撮りやすかったですね。真面目な感じの写真に比べ、動画は遊び心や日常的な姿を中心に撮ったので、僕も早く結果が見たいです。

 

今日のプラダの着こなしはいかがですか?

画報のポイントカラーは強烈な赤なんですが、ショートパンツのような衣装では、また可愛らしい感じもしました。そんな、相反する感じがうまく調和してるのが不思議で、こんなに短い丈のショートパンツは初めて着たのですが、思ったより似合うと思いました。少しだけ、ランウェイで見たファッションモデルになった気分でした。

 

プラダのアンバサダーとして、ミラノに行かれたこともありますが、ショーを実際に見て感じたことはありますか?

僕たちもステージに立つのですが、ファッションショーは何だか、オシャレがより圧縮されてる感じがあります。数秒という短い時間で表現しなければならないからでしょうか、照明や音楽などの演出もステージとは違う部分があり、興味深かったです。

 

ファンの間では、ソヌさんは服が似合うとよく言われますね。「クァンク(着飾ったような着飾ってないような)の定石」だと聞きましたが。

僕が?意外ですね。普段はストリートな雰囲気で、リラックスしながらも、ちょっとポイントになるような、コーディネートが好きです。以前はパーカーをよく着ていたのですが、最近はマンツーマンに手を出すことが多いですね。実は、寝る前に次の日に着る服を、あらかじめ選んでおくことが多いんです。

 

そうやって選んでおいても、いざ次の日になると気が変わったりしないんですか?

全然。服だけでなく、スケジュールもそうなんです。休みの日は、何をするかを前日に全部決めておくんです。そうしないと、時間を無駄に過ごしてしまうような気がして悔しいので。服もそうだし、予定もそうだし、計画通りにうまくいく感じがすると気分が上がりますね。

 

ビハインド映像とかを見ると、ソヌさんは毎回テンションが高そうなんですけど、カメラの前ではちょっと努力している部分があるんでしょうか。今もカメラがないのにテンションが高いですよね。

特に、カメラの前だからというわけではないと思います。今もカメラがないのにテンションが高いじゃないですか。調子によって浮き沈みはありますが、基本的によくしゃべるし、活発な方だと思います。特に興味のある話題が出ると、2倍くらい早くしゃべるようになりますね。

 

先日のフェイカー選手に会ったときのように?

そうそう、僕の人生で「栄光の瞬間」を挙げるとしたら、5本の指に入る瞬間でした。中学1年生からロールをやっていて、今ティアもプラチナで、頑張ればエメラルドまで行けそうなんですけど。(笑) 忙しくてなかなかできないんです。まさかフェイカー選手に、会えるとは思ってなかったんですけど、行ってみたら目の前にいたんです。本当に芸能人みたいな気分で、興奮しすぎて何を話したのかよく覚えてないんです。

 

こんなに話も上手で、興味の幅が広いとは思いませんでした。

興味のある分野がすごく多いんです。例えば、ミュージックビデオや予告編を撮るときに、ちょっと演技を経験してみたんですけど、面白かったです。短い台詞を言ってるときに、感情が高ぶって涙が出たこともありました。

 

もう一つは?

本当に、久しぶりにピアノを再開しました。去年の初めから気になってたのですが、つい最近やっと実践しました。以前にも少し習ったことがあったのですが、改めて習うとまた新鮮でした。あと、運動もしました。普段はほとんど運動しないのですが、やってみたら活力が湧いてきて、夜もよく眠れるようになりました。ピアノも運動も忙しいので、頻繁にとは言えませんが、月に2~3回は着実にやろうと思ってます。

 

では、音楽的な目標としては何が挙げられますか?

まずはENHYPENが、より良い音楽をすることが重要でしょうね。個人的な目標は、他のアーティストとコラボレーションをしてみたいです。フィーチャリングの欲も少しありますし、もし自分の思い通りに曲を作ることができれば、まだ足りないところが多いですが、いつか必ず僕の自伝的なストーリーを込めて音楽で表現するつもりです。歌手を夢見る前、練習生時代、デビューを過ぎてワールドツアーを経験して感じた、多くの感情や記憶を曲に盛り込むことです。想像するだけで、とても素敵だと思いませんか?

 

NI-KI

 

前回、お会いしたときは真夏だったのに、今日はすごく寒いですよね。その間、どう過ごされましたか?

思い出しましたね、一昨年の夏でしたね。もう、1年6ヶ月くらい経つんですけど、その間にいろいろあったような気がしますね。チームで一番年下の僕が今年大人になったんですよ。デビューしたのが14歳だったんですけど、時間が経つのは早いですね。

 

1月1日は何をしていましたか?

MBC「歌謡大祭典」に出ました。新年のカウントダウンもメンバーと一緒にやって、1月1日になる前はいろいろなことを考えてたんですけど、いざやってみると「あっ、二十歳になってしまった」みたいな感じで、ちょっと虚しくなりました。

 

ニキさんは普段のインタビューやユーチューブで、他のメンバーへの感謝の気持ちをよく表現していますが、1月1日に兄さんたちが何か言ってくれたことはありましたか?

特になかったと思います。(笑) 何か特別な会話をするというよりは、ただ友達のように一緒に時間を過ごすことが多いですね。昨日もスケジュールが早く終わったので、ジェイク兄さん、ヒスン兄さん、そして僕、4人で一緒にポケットボールをしたり、美味しいものを食べたりしました。毎日忙しいので、そういう小さな楽しみが大切です。

 

ポケットボールは誰が勝ったんですか?

途中でチームを変えながらやりましたが、僕はずっと勝ってました。

 

前回のインタビューで、ワールドツアーを前に「期待半分、緊張半分」とおっしゃっていましたが、実際にステージに立ってみていかがですか?

毎回、ステージに立つたびに、何か一つずつ学んでいるような気がします。放送だけでは知らなかったことがたくさんあります。例えば、放送ではカメラの動きを意識することが重要ですが、コンサートではENGENEとのコミュニケーションが重要です。遠くにいてよく見えないファンのために、大きく動かなければならないというのも、放送とツアーの違いだと思います。

 

アドリブもよくやるんですか?

普段はやらないようなジェスチャーやアドリブがあると、その日、そのステージが特別な感じになるんです。終わってからSNSの反応を見ると、ENGENEの皆さんが僕のアドリブをキャッチして話してくれていて、そういうのがコミュニケーションなんだなと思いました。

 

ステージに上がる前に、「ここでこうアドリブしよう」と事前に決めているんですか?

その日その日によって違うんですけど、自分でも気づかないうちに自然に飛び出すこともあって、自分でもびっくりすることもあります。

 

ニキといえばダンスですよね。前回のアルバムでは、自分で振り付けを作ったりもしました。

全部じゃないんですけど、「Bite Me」という曲に少し入っていて、その時もツアー中だったんですけど、飛行機の中でジョンウォン兄さんと一緒にデモを初めて聴いたんですけど、すごくいい曲だったんです。それで、パフォーマンス・ディレクターに、「振り付けをしてみたい」と言ったんです。

 

実際に、自分で組んでみていかがでしたか?

振り付けを組むことは、練習生の頃から何度もやってたので、そんなに難しくはなかったですね。その代わり、自分が組んだパフォーマンスを、他のメンバーと一緒にステージで踊ってることが、より大きな経験になったと思います。普段から好きなヒップホップスタイルを、生かしたのも気に入ってますし、機会があれば次は自分で振り付けを組んでみたいです。

 

ENHYPENが追求する、スタイルはどんな感じですか?

すごくバラエティに富んでいて、どこかに偏ることなく、曲に合わせて毎回変化するのが魅力だと思います。そこに、僕がいろいろなアイデアを加えて、クオリティの高いステージを作りたいという欲があります。もっと成長したいですね。

 

最近、成長したと感じたポイントはありますか?

2日前に、フィリピンでライブをしたんですけど、会場がすごく大きかったです。その大きな会場を埋め尽くしたファンを見て、「わ~、僕たちってこんなに大きくなったんだ」と感じました。僕たちが成長したからこそ、好きになってくれるファンが増えたんだと思います。だから、きっと僕たちが今よりもっと成長すれば、もっと愛されるようになるんでしょうね?

 

去年は、東京ドームにも立ったんですけど、感慨深いものがあったと思います。

前回も話したと思うんですけど、僕が小学生の時に運良く、東京ドームのステージにちょっと立ったことがあって、「かっこいいアーティストになって、東京ドームに戻ってこよう」と思ってたんですけど、本当にそうなったのが不思議でした。個人的には、すごく意味のあるステージでした。もともと、あまり緊張しないタイプなのですが、その日はすごく緊張して、ステージに上がるために、リフトに乗る瞬間まで実感が湧かないくらいでした。

 

この4年間、休むことなく走り続けてきました。もうすぐ、ワールドツアーも成功裏に終わる予定ですが、今後の目標は何ですか?

ENHYPENという名前を、もっと多くの人に知ってもらいたいです。僕たちが持ってるアルバムのストーリーやコンセプト、長所がまだたくさんあるので、様々な試みをたくさんする予定なので、僕たち自身もとても楽しみです。ぜひ、注目してください。

 

 

 

 

 

 


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