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「出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした」2024年春アニメ感想28

「出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした」
は、紅月シンさん原作のライトノベルです。
2018年~2019年に「小説家になろう」に投稿され、2018年よりTOブックスから書籍化されています。
コミカライズが「comicコロナ」(TOブックス)にて、2018年から連載中。

アニメ30本感想チャレンジも今回で28本目。
途中諸事情で2本アニメを見れなくなったので、入れ替えでこちらの作品を見ました。
タイトルからわかる通り、転生ものです。

ものすごく不安です!😂

酷評の嵐で、アカン作品だと承知してるので逆に良いところを探していこうと思います!

ちなみにこちらの作品知ったのが
こちらのnoterさん(ちゅんぺさん)の記事からでした↓

「最後まで見ると思う」という宣言に気になってしまい、見ることにしました!
これも出会い!ありがとうございます。


キービジュアル
(C) 紅月シン・TOブックス/出来そこ製作委員会

先に言っておくと、キービジュアルの時点で不安なんですよね。
絵柄の好みもあるかもしれないのですが…。
光源がフットライトなのか、フロントライトなのか(下からなのか順光なのか)わからないのが、見る者を不安にさせるのかもしれません。
真ん中のピンク髪のリーズがちょっと男らしいんですよね。
もう少し可愛くあってくれ…

~あらすじ~

世界を救った元英雄アレン。
平穏な暮らしを望んで転生した先は、異世界の名門公爵家。
ギフトを得られず、出来損ないと見なされて家を追放されてしまう。
だが、息苦しい生活に辟易していたため、追放を喜び、自由気ままな旅を開始することに。
その旅の途中、元婚約者であるリーズが魔物に襲われているところに遭遇してしまい……。!

出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした 
アニメ公式サイトより

気になるポイント


・主人公のこと

主人公の前世のことがまったく説明されてないので、自分なりに整理しました。

力を持ちすぎた英雄が同じ人間たちに命を狙われたりしながらも、人々のために世界を救った…ということがダイジェストで1分で説明されました。
人間に疎まれてたのに、人間たちのために命をかけて戦ったって普通にかっこいいじゃん!(絵が無いので想像するしかない)
たぶんそのせいで、心が折れちゃって、隠居生活を願ったってことなんですかね。


・モンスターがまろやかなのに怖い

犬モンスターの作画がまろやかであんまり怖くないんだけど殺傷能力抜群で、女騎士ベアトリスさんを軽く殺せそうなのが怖い!
ドラゴンですらまろやか。弱そうなのにめっちゃ強い。

・声優さんが豪華

主人公アレンの父親の声優さんは子安武人さんでした。
アキラは伊瀬茉莉也さん(ハンターハンターのキルア役。演技も似てますね)
ベアトリスは藩めぐみさん(ハンターハンターのゴン役)
アレンは蒼井翔太さんなのですが、久しぶりにアニメで見たかも…。
歌かっこよかったですね!

好きなポイント

・主人公アレンの必殺技の名前

コードアカシック 天の瞳(最初叫んでたのに次はもう言わなかった。詠唱系なのか無詠唱なのか)
ワールドエンド 百花繚乱(剣の量が多い)
ワールドエンド 残魔の太刀(こっちはテロップ出なかった)
パラレルパラドクス 魔道 ヒーリングライト(ケガも治せるし馬車も直せる

なんか好き。
突っ込みたくてたまらないのにアレンたちはどんどん進んでしまう…。

・演出が独特


ヒーリングライトなのに反転してるから何か禁忌の魔法のように見える(治っていく傷が見えずらい)

(C) 紅月シン・TOブックス/出来そこ製作委員会



必殺技のシーンで筆文字が出てくる。でも出ない時もある。

(C) 紅月シン・TOブックス/出来そこ製作委員会


ずっこけSEがついてる。

(C) 紅月シン・TOブックス/出来そこ製作委員会

リーズがずっこけるときににSEがピシャン♪って鳴る。
あのずっこけるときのSEみたいなやつ?
いや今あまり見かけないから、「あの」って言っても伝わりずらいか…。
ズコー!ってかんじでもない。不思議な味わい。
ずっこけSEつけた時点でギャグアニメ確定です。
ギャグとしてみれば良いんだね。


・作画も相まってキャラクターに愛嬌がある

みんな善人。協調性が合って初めて会った人間と協力してドラゴンと戦うことができるし、深く物事を考えずにシンプルに他人を助けしてるんだけど、もう普通にいい人だよね主人公たち。

この4人がもし最終回で死んじゃったら泣いちゃうかもしれないな…ってくらい愛嬌があります。


全体の感想


もう作画のことは何も言うな!
だが、作画のせいでストーリーが頭に入ってこないことは確かだ…!

なので、巻き戻してみてみたんですが…

王女リーズは神の啓示を受けて、自ら旅してるらしいんだけど、なんで王女なのに旅してるの?リーズも追放されてるのかな

主人公アレンがすごい魔法を使えることがわかったら、国のために実家に帰さなきゃいけないらしいんだけど、友達だからそんなことはしたくない…ってことらしいのですが、
そもそもアレンが実家に戻りたくない話をリーズにしてたっけ?

見返しても理解できなかった…(笑)

ちなみにコミカライズ版の方がストーリーの構成も自然で、説明もわかりやすくなっています。
戦闘作画も良く、冒頭の犬モンスターは漫画版の影モンスターにしちゃってよかったと思うなあ…。ベアトリスの傷も漫画通り風穴空けちゃってよかったと思う。
アニメ悪改変すぎる…(でもそのおかげでこのまろやから味わいが出たんだからよかったのか…?)

漫画では馬車を直すシーンはなかったです。
なぜアニメはそのシーン追加したんだ…無茶しやがって…
(作画逃げてたけど…)

作画は置いといて、主人公たちが明るいので
楽しそうなキャラアニメを見たい人は見てみてもいいかもしれないです。

とにかく考えるな、感じろ…!
という作品です。


私はOPは見ときたいので2話も見ようとしたのですが、

OPの半分がまさかの1話のBANK(同じカット流用)だと…!!??
(OP制作間に合わなかったか、最初からそのつもりだったか…)

歌はかっこいいのに納得いきません!!
後話数で完全版が出るのかな?

ちなみにEDは予想外にかっこいいです。
演出かっこよくてどうした!?そのリソースを本編にもくれよ!って思いました(笑)
基本止め絵しかないのにかっこよく見せられるのは演出パワーですね。


今季の問題児アニメナンバー1かもしれない…(笑)


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