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革靴警察とはなにか

この記事では、MSY代表としてではなく私個人として最近考えていることを書きました。

靴作りに少しでも興味がある方むけです。

見える風景

SNS上では靴好きな方々、靴業界の方々のご意見を拝見することが多々あります。

・靴業界は閉鎖的で消費者を見ていない
・消費者は業界の事も靴の事も何も分かっていない
などなど。
挙げた例が極端すぎるかもしれませんが。

作る側と使う側とのすれちがい???

根深い問題がありそうですが、ここではそれを深堀りはいたしません。

自分はどうしたいか

私はただ、楽しみたいです。

何かを始めると、誰かが迷惑するかもしれません。

しかし何かを達成するとき、全てをクリーーンに人畜無害100%を突き通すことは私には出来ません。

出来たとしてもたぶん「楽しくない」。

これが重要でして、やはり自分が楽しみたい。

そして、あわよくばこの楽しさを皆さんにも体験してもらいたい。

何を選択したか。

・自分が靴作りを楽しむこと
・仲間が楽しむこと

そうすることで初めてMSYの目指す
「靴作りのハードルを下げ、その楽しさを広めること」
に繫がると考えています。

私はいっちょまえに靴業界に忖度することも出来ません。

「靴作りを爆発的に広めたら革靴が売れなくなるんじゃ、、、」とか

「安価なジェネリック工具を紹介したら工具職人さんに失礼なのでは、、、」とか

それは考慮しません。

自分勝手に思う楽しいこと、そして仲間が楽しんでもらう事を目的に突き進みます。

何を捨てたか

・プロと同じ工程、製法で革靴を作ること
・「理想の靴」が作れると信じること

完璧主義や思い込みは、妨げになります。

趣味なんですから、料理でいうところの家庭の味で何ら問題ないです。

知らず知らずのうちに、〜であるべき、に固執する
革靴警察」になっていませんか?

思い込みが足かせになる

たとえば

・ハンドソーンウェルテッド製法でなければいけない
・専用の工具を全て揃えなければいけない
・出し縫いを外注したら自作ではない
・木型を外注したら自作ではない
・アッパーを外注したら自作ではない
・革の繊維を密にして防水性を高めるためにコバにコテをかけなければいけない
・キヤスリの傷跡はガラス片で整えなければいけない
・縫い糸は麻糸にチャンを仕込まなければいけない
・ダシ縫いの下穴はダシ針で開けなければいけない
・ナカモノはコルクまたはフェルトでなければいけない
・先芯はいれなければいけない
・オールソール出来ることが前提にしなければいけない


他にも沢山ありそうです。
上記は革靴警察の取り締まり対象の一部です。

靴作りの趣味というのはまだ情報が少なく、目にできるのは「プロはこう作っている」「学校ではこう教えている」が殆どだと思います。

いままで何人かお話させていただいて、

ほんとはやってみたいけど、プロのようにはとても再現できないからやめよう。

というニュアンスを感じる事が複数ありました。

もったいない!

まずやる、ことの難しさ

ご興味があるなら、まずやってみて、自分なりに考えて一足作ってみると世界が変わります。私はかわりました。

とは言え。

そのきっかけが無いという方もいるかもしれません。

挫折したときの金銭的ダメージが気になる方もいるかもしれません。
 

ということで、私はMSYの活動内外を通じて靴作りを始めたい方を全力で後押しします。

そのあたり具体的なことは決まり次第報告させていただきます。

忘れられないこと

以前も引用いたしましたが、You Tubeで靴作り動画をアップしてくださっている921の村山さんはこう書かれています。

大げさかもしれませんが、手製靴が、文化的にもっと成長するためには、趣味として靴作りを行う、アマチュアが必要なのだと思うのです。
趣味で行う人が多い分野は、その業界がとっても活気があるように思うことがあります。

https://blog.shoeschool.tokyo/2018/10/replay/

私は今後とも深いことは何も考えず、
ただただ楽しいことだけを考えて靴作りをしていきます。

だって革靴が好きなんだもの。

もし少しでも興味がある方はご連絡頂けましたら必ず返信させていただきます。

それでは。

MSYサイト
MakeShoesYourself
https://shoemaking-pj.com/

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