Kindle本を2冊出版します。今日は、「うつ病サバイバー」のお話。1話目
はじめに
このNoteのテーマではないので、あまり記事に含めてないのですが、
どういう思いで作った本かはそれぞれ伝えたいかなと思いまして。
今日は記事にすることにします。
うつ病サバイバー
私は今4歳とちょっとになる息子が生まれたと同時にうつ病になりました。
夜眠れず、景色は灰色、テレビをつけても現実感はなく、冷房が付いているのかいないのか(時期は夏でした)わからない状態。常に背中に冷や汗。
明らかに異常な状態でした。
その時の仕事の状態は最悪でした。転職したばかりで、一人でお客様のところに派遣されました。当然聞く人もいないなかで、超過密スケジュールで何もわからないまま、設計を書いていました。
その案件がひどいと言えるのは、作業スケジュールは最小に設定されていて、余裕はない状態で、もし今日中に設計ができなければ、終電まで残業、それでもできなければ休日出勤という環境でした。
私は子供が生まれるかどうかの時だったので、とにかく嫁が心配、一刻も早く帰って電話(嫁は実家で里帰り出産)して様子を聞きたい。
そういう状態でした。
そういう中で、息子は生まれたのでした(ASDっ子のたろう君)
それでやっと私は安心し、心療内科に行ったのでした。
診断はうつ病、抗うつ剤と、精神安定剤を処方されました。
「とりあえず、1か月休職したらどうですか?」
と先生から言われましたが、拒んで仕事をつづけました。
ですが、そのプロジェクトは最悪だったので変えてもらいました。
ですが、次のプロジェクトもほぼ同じ、夜9時まではお客様先で残業の日々でした。
これはまずいと、心療内科の先生に相談し、一か月休職の許可を取って会社に行ったのですが、
社長から「一か月休職するのは、いいがその後戻ってくる保障はあるのか?ないならば辞めて転職した方がいいのではないか?ぶんさんならすぐに他の仕事が見付かると思います。」と言われ、
私はこの会社はダメだと思い、退職届を提出。
次の会社に移りました。
次の会社もそれはそれは上手くいきませんでした。
私は不安症傾向が強く、何もかもが自信がなくておろおろ。
結果、何回も上司から面談され、
「あなたは役に立ってない、もう少し活躍しないと、高い給料を払っている意味ない」と言われ。
昼も夜も仕事の事で怯え続け、ある時、会社に行けなくなったのでした。
で、心療内科の先生に求職ができるように診断書を手配してもらい。
会社に提出し、休職したのでした。
これでゆっくり休める。あなたも読んでそう思いましたよね?
違うんです。この後、社長に呼び出されました。
うつ病で休職中の人間を呼び出すとは・・・。
そして言われました。
「私の会社は小さな会社だ、もし今すぐ出社して働けないなら、今すぐ退職しなさい」と
私はショックを受け、こんな会社にいても仕方がないと、言われたとおりに、退職届を提出しました。
続く。
このお話をもとに書いたのが下記の本です。
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