ぶんろく

聞き分けのない非生産的おっさん。東京由来。 基本、ふと頭に浮かんだ景色を文字に置き換え…

ぶんろく

聞き分けのない非生産的おっさん。東京由来。 基本、ふと頭に浮かんだ景色を文字に置き換えます。時々写真とか。 「王さまがいっぱい」シリーズをはじめ、読み遊んでいただければ幸い。 https://linktr.ee/Bunroku

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  • みとどけ日記(ゆくひと日記改め)

    じじいの身辺1メートル以内の日記

  • 本日の「読了」

    おっさんの読書感想文的なモノ。

  • King’sCafè ── 王さまがいっぱい2nd

    身の回りの物が王さまになったら、どのような王さまで、その国はどのような国で、人びとにはどのような暮らしが展開するのか。「その国の王さまは」ではじまる、ショートストリー68篇。

  • 妄想のパンドラ

    タイトル通り、妄想の函。

  • 水曜日のネコジャラシ。

    身の回りのいろいろなモノが王さまになった王国の物語「王さまがいっぱい」の入れ物でしたが、2021.08.04.をもって、全作品を有料マガジン[King’s Cafe 王さまがいっぱい]に移行。請うご購読。近々に別の作品を入れます。

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我が名は……ぶんろく

さてさて、noteでも使う「ぶんろく」という名の由来を書いて自己紹介としよう。 学校を出て就職した某団体出版部。年が明けて卒業までの期間、バイトに来いということで出かけていった。正月早々の仕事は年賀状のあて名書き。手書きが当たり前の時代である。  名簿(ハンドソートパンチカード。パンチ穴が周囲を巡っており、内容やカード化した目的によりパンチ個所を変え分類を容易にする)からあて名を書き写し、出来上がったものをF編集長の机に置いて、自席で寛いでいると、パーティションの向こうから

    • みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/31

      2024.5/31 この半月余りは、母をどうするか、が主題だったが、新しい日常の中では、父をどうするか、バカ息子をどうするかも主題になりつつある。 今日は、朝から訪看。点滴の落ちが悪く(昼過ぎに電話して刺し直してもらった)、昼過ぎまで寝たきりだった。 追加のベッド柵、体位変換用ビーズクッション届く。 [ぶんろく 5/31]

      • みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/30

        2024.5/30 今日は、久しぶりにほぼ1日、母に関わらない日となった。 朝のオム交を終え、ここのところの毎日の訪看でわからなくなっていたスケジュールを事業所に確認し、今日は訪問がないことが分かったので、「バカ息子1日不在です。なにかあればそちらに電話しますのでよろしく」と頼んだ。 ホムセンを歩き回り、買い物をしては車に積みこみ、材の簡単な加工を頼んでは車に積み、その後、友人と落ち合って話をした。 父と違い24時間張りついていたわけではないが、この解放感! 父はすご

        • みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/29

          2024.5/29 昨夜はなにもないかなぁーと思っていたけれど、ベッドテーブルの操作で呼ばれると、ハイなワケワカランチン状態で父をてこずらせていた。あとでアプリ“頭痛ーる”で確認すると警戒💣マークの表示される天候だった。天然自然に左右されやすいのも高齢者の特長? 父は、よくある「せっかく!」という形容詞がつく怒りで😠プンプン丸。 「ご飯食べるというからせっかく作ったのに!」というパターン。 ベッドのリモコン操作案内は作ったが、テーブル用も追加で作る。 久々の熟睡? と思

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          11本
        • 本日の「読了」
          43本
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        • 水曜日のネコジャラシ。
          2本
        • 生まれて初めて見る終わりの景色
          5本

        記事

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/28

          2024.5/28 バカ息子の酒量が増えた。 寝酒をするものだから、眠りが浅く、昼間、とくに午後の眠気が半端ない。 よくない。 認知症の人は距離感さえ間違えなければ、不謹慎な表現ながら「おもしろい」。 ニンゲンの愉快さを教えてくれる。 だが一歩、距離感を間違えると、怒りと後悔とで自縄自縛。 別の見方をすれば、苛まれないように自分を守るべく工夫することが、楽しさでもある。 自慢じゃないが、わたしにのど輪攻撃をする母でも、介護者・看護者にはたいそう好かれている。 今日の担当

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/28

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/27

          2024.5/27 今朝、父母宅を訪問中の看護師さんから「話がある」と呼ばれた。 先週、ケアマネさんに打ち返していた「特別指示期間後の点滴のやめどき」についての説明。 「いまは点滴が効果的に働いているが、体に負担になるときがいづれくる」 父と二人で聞く。了解。それまでは、最低限の経口摂取を努力して行こうと父とも確認。 母は、摘便されちゃったようで、虚脱状態で点滴されている。 看護師さんの容赦ないところは、家族ではできないことなので、嫌いじゃない。 母には災難だけどね。

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/27

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/26

          2024.5/26 この10日余りで、母の反応にわずかだが、変化を感じる。ほんのわずかだが。 自分の体を自分の意図は関係なく、まさぐられ動かされ続けた結果としての、適応というか諦観が萌したのかもしれない。 今朝は無反応。覚醒せず。その間にオム交換。無反応なのは介助には心削られないぶん助かるし、これまでも日々の変化が少なからずあったので、一喜一憂することはないのだが、進めている生活環境整備支援体制組み直しも間に合わないかも、と思ったりする。 ともかく「嵐のなか」出航させるこ

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/26

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/24-25

          2024.5/24 こころの距離をおいて接するようにしても心けずられる。 母は移乗後、しばし放心状態──というより心を閉ざして無反応になる。 悪いことしているなぁ、と思う。 父も耳が遠いのか、私の質問に間書面から答えてこないことがあり、聞き直しを繰り返すうちに、詰問的になり、欲しい答えが聞ける頃にはなんだか無用に追いつめているようで心が削られている。 自分と言う異分子が父母の生活に入り込むことでいらぬ波風を立てているように思う。 ということで、今朝、犬の散歩をしながら

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/24-25

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/22-23

          2024.05.22. 昨夜、ふたたびの「やめてよぉー」と言う、心のうちにとどめおけない叫びをあげてしまった。 就寝前のベッド移乗に行くと、母の声が玄関まで届いてきた。室内に入るとベッド横で二人してごそごそ。 「なにしてるの?」 「いや、ベッドに移そうかと」 父の気持ちはバカ息子にもわかる。バカ息子に朝晩来てもらうのは申し訳ないという優しさだということは。 けずられるなぁ。 メモ:スライディングボード 肘跳ね上げ車いす 腰ベルト付き テーブル付き 考えてみれば、今

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/22-23

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/20-21

          2024.05.20. なんでそうなるの? と思う。 何事もないだろうと思っていた昨夕── 午後のどこかの時点で母を車いすからソファに移動させた父。 夕飯時になって食卓の椅子へ戻そうとしてソファからずり落ち、立ち上がらせられなくなって、お呼びがかかる。 「そうなる前に言ってくれよ」と言う言葉を飲み込み、淡々と、つとめて淡々と、母を床からソファを経由して、車いすへ。 環境整備は短日でできるが、人の行動は無理。 昨日、購入した備品 ガーグルベースとコップ(ともに100均

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/20-21

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.05.19.

          2024.05.19. 当然のことながら、互いにリズムがつかめない。 今朝は「⚡⚡⚡」の幕開け。下り坂の天気のせいか? どのみち看護師が来て処置があるのでそれまで放置。 で、看護師さんにもさんざん○×▽※◆ (;´д`)トホホ ま、こんな日もあるさ。 午後になり点滴が終わるころには、別の人。 車いすへ移乗の際に一瞬だけムンク登場 ))>ロ<(( でしたが、あとは穏やかに。父に介助されてお茶を飲んだり、菓子パンを口にしたり、今朝の母はどこの母? って、感じです。

          みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.05.19.

          ゆくひと日記(2024.05.18.)

          2024.05.18. 母の“被”介護生活が、いよいよ最終フェーズの入口の扉を開けた感がある。 在宅介護を支えてきた父も疲弊は否めず、それでも「最後まで在宅で」の意思も強く、これまで以上に、医療介護の介入及び、遅ればせながらバカ息子の関与を進めることとなりそうだ。 最終フェーズへの歩みは、数日前、「経口の飲食ができなくなった」と父の訴えから始まった。  介助で入ったヘルパーさんの報告、さらには、定期訪問看護師の見立てで医師が呼ばれ、感染症と脱水症状の緩和ということで抗生

          ゆくひと日記(2024.05.18.)

          本日の「読了」

          森永卓郎氏『ザイム真理教』(三五館シンシャ 2023) 奥付を見ると20刷!巷間、話題になっていないようにも思うけれど、読まれてますねェ。  予算成立時に「国の借金がぁ」「国民一人当たり……」と報道するのは恒例行事だが、本書に提示の「連結貸借対照表」(58ページ)を掲載し、株主(国民)に(国の)決算書の読み解き方を専門家の分析を交えて載せるところはないよな。 私的には、アベノミクス、異次元緩和、消費税減税、MMT理論等々に、いままでと違った視点からみることができた。 著

          本日の「読了」

          本日の「原付テケテケ散歩」

          自宅から北へ向かい千葉街道に入り江戸川を越え、市川、本八幡、と進み、鬼越(おにごえ)で木下(きおろし)街道に。鎌ヶ谷を越え国道464に入り成田方面へ。 印旛沼の端っこを越えたあたりで左折してくねくねと進み、千葉県立暴走ではなく房総のむらにある風土記の丘を目指した。 片道52キロ、2時間30分ほどのテケテケ。 天気は良かったが、切る風はまだ冷たさを感じた。 お目当ての龍角寺101号墳を見た後、すぐ近くの岩屋古墳へ。101号墳は円墳で、岩屋古墳は国史跡の方墳である。岩屋古墳は登

          本日の「原付テケテケ散歩」

          本日の「読了」

          栗原康『超人ナイチンゲール』(医学書院 2023) おもしろうござんした。 わたしはかねがね「介護はアート」だと言ってきたんだけど、本書の最後のほうに紹介されていたナイチンゲールの言葉に拍手。以下の言葉の看護を介護に変えても何の違和感もない。 「看護はひとつの芸術〔an art〕であり、それは実際的かつ科学的な、系統だった訓練を必要とする芸術である。 (出典はナイチンゲール著の「看護婦の訓練と病人の看護」とある) [ぶんろく 2024.02.06]

          本日の「読了」

          本日の「読了」

          小沢慧一『南海トラフ地震の真実』(東京新聞 2023) この時機に手にすることになったのは、図書館の予約順のめぐり合わせ。 読後感まとめ。 1)科学を装った「数字」を読む能力。 2)伝える力。 3)日本学術会議問題。 4)次は尾身茂氏のコロナ回顧録を読む。 南海トラフ地震は今後30年のあいだに起こる確率が80%と言われているけれど、確率もその確率計算の元となるデータもなにもかもが「?」であって、学者や国地方行政が予算を取るための「方便」だということらしい。  発災確率が

          本日の「読了」